【京都】小学校に思いを馳せて。ホテルで大人の給食(“九食”)を楽しんできました!【ザ・ホテル青龍 京都清水】
京都・清水にある「ザ・ホテル青龍 京都清水」は、昭和8年に建てられた清水小学校のレトロモダンな校舎を活かして開業したヘリテージホテル。客室、階段、廊下など、随所に残る小学校の面影が印象的ですが、それがついにホテルグルメにも!? そんなニュースを聞いて、紅葉シーズンを前に、秋の味覚満載の大人の給食ならぬ九食を体験してきました。小学校の景色が随所に潜んでいて、ワクワクしますよ。
そもそも“九食”って?
歴史ある小学校の建物を活かしたホテルならではの企画ができないだろうか。小学校といえば、給食ですよね。そんなところから誕生したのが、給食になぞらえて、9つの料理で構成したという【九食】ディナー。学校給食がそうであるようにコースは和洋折衷で、京都や近県の食材にこだわった地産地消を意識した内容。さらに、ここならではの景色や建物の意匠にちなんだ器、盛り付けが散りばめられているとか。講堂だった場所にある図書館をイメージしたダイニング「restaurant library the hotel seiryu」で楽しめるのもまた一興です。
京都らしい料理が、清水小学校ゆかりの器で次々と!
では、9月から始まった【九食】ディナー 秋メニュー、その名も“京都清水の秋のふきよせ(五感で味わう秋)”の料理の数々を!
ホテルの敷地に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが中庭にある大階段(写真下)です。スターターに続いてやってくる和前菜は、ランドセルを背負った子供たちが駆け上がる姿が目に浮かぶようなこの大階段に見立てた木枠でやってきます。
紅葉おろしを添えた鯛の昆布〆に脂がのった名残鱧の南蛮漬け、キャビアを天盛りにした炙り帆立……。京都・北山杉で作った特注の木枠には、6学年分なのかな? 6つの前菜がのっていて、何から箸を入れようか、迷う、迷う。鯛の昆布〆は記憶に残るほど旨味たっぷりでした。
もっとも秋らしさを感じたのは、この1皿。魚のすり身にそうめんをまぶして揚げ、毬栗を表しています。添えられた銀杏はもちろん、子持ち鮎の甘露煮も京都の秋の味覚のひとつ。
名残の鱧と走りの松茸が出合う土瓶蒸しに続き、4品目にやってきたのは、これもまた京都らしい海老の東寺揚げ。湯葉を衣にしたその東寺揚げには、なんと稲穂が! 初体験の稲穂は、揚げてあるので香ばしく、お米がポン菓子のような食感。こういう遊び心もうれしいところです。
揚げ物を食べ終わると、お皿の底にこんな景色が現れました。校舎のアーチ形の窓をモチーフにしたデザインで、ホテルに程近い「蘇嶐窯工房」が手がけたオリジナルだそう。
和洋の料理が自然に組み込まれたコース
5品目は、洋食セクションが手がけた国産牛の塩こうじマリネ。真空調理された牛肉は、好みの火入れで、レアすぎず、でも、とてもやわらかな食感。あっという間に平らげると、このお皿にもホテルにちなんだ模様が! この後、6品目には手毬寿司がやってきたのですが、そうとは気づかないほど、和洋の料理が自然に組み込まれていました。これも、このコースの魅力のひとつ。
アヴァンデセールの季節のジュレに続き、やってきたのは、白味噌のクランブルとクランベリーソースをアクセントにした栗のパルフェ。栗とさらには巨峰ものっていて、最後まで秋満載。そして、京都の茶処・和束産の京紅茶でフィナーレ。
とにかく、随所にここならではの仕掛けが潜んでいて、最初から最後まで“おいしくて楽しい”の連続。ボリューム的にも満足度が高いディナーなので、食後に散歩がてら、改めて館内を散策すると、より印象深いホテルステイになるかも。食事に使った京都・北山杉の箸は、箱に仕舞って記念に持ち帰りました。
ザ・ホテル青龍 京都清水「九食」秋メニュー
提供期間:2023年11月30日まで
提供時間:18:00~21:00
料金:1名21,000円(税・サ込)1日3組宿泊者限定
提供場所:2F restaurant library the hotel seiryu
京都府京都市東山区清水二丁目204-2
TEL:075-532-1111(代)
https://www.princehotels.co.jp/seiryu-kiyomizu/
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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