スクエアなタルトは唯一無二!「Tawanicoの季節のタルト」【大阪】【水曜15時のあまいもん】Vol. 04
長年、東京のあまいもんを取材。東京&近郊の和洋菓子店は、ほぼほぼ制覇しているというライターの齋藤優子さんが、東京にいるころから大好きだというのが、オリジナリティが光る大阪・天満橋にあるスイーツ&カフェ。地元では有名ですが、連載が始まって第1弾の大阪のあまいもんに相応しい一軒です。
【水曜15時のあまいもん】とは?
関西の食に精通するライター、エディター、フォトグラファーなど“取材のプロ”たちが、ほんとは教えたくない関西の「推しおやつ」を、和洋問わずレコメンド。確かな目利きで選んだあまいもんは、どれもわざわざ足を運んで大正解のハズレなしのおいしさです。
「スクエアな形にも一体感にも魅了されました」
Tawanico(タワニコ)「洋ナシのタルト」(大阪・天満橋)
「まだ、東京に住んでいたころ、取材に出向いた大阪のチョコレートショップのスタッフから、”絶対に行くべき”と教えてもらったのが、ここ。”かわいい”ではなく、スクエアな”かっこいい”姿に目を奪われて買ったタルトは、完成度の高さにも驚き! フレッシュなフルーツを使ったタルトは、とかく”フルーツはおいしくても、タルト台とのまとまりがいまひとつ”になりがち。でも、ここのものはフルーツの味が活きた一体感のある構成で、思わず感嘆してしまいました」(齋藤優子さん)
大阪の老舗洋菓子店で8年ほど経験を積んだパティシエの田脇裕幸さんが、アパレルの仕事をしていた妻の愛香さんと、2016年に構えたスイーツショップ&カフェ。2人が生み出す生ケーキや焼き菓子は、デザインも構成もほかにないものばかり。
デンマーク伝統のオープンサンドから発想を得たという7.5cm四方の季節のタルトは、フルーツによってタルト生地も中のクリームもトッピングもすべて違うもの。秋冬に登場する洋ナシは、カスタードクリーム入りのしっとりとしたタルト生地に、酸味のあるサワークリームを重ね、フレッシュな洋ナシの味を引き立てつつ、まとめています。できる限り国産の素材を選び、きび砂糖を使って甘さ控えめに仕上げているのも、もうひとつ食べたくなる理由。すぐそばに、2020年に誕生した姉妹店「Towanoa」では、ケーキのほか、皿盛りのデザートも楽しめます。
編集部の「これも食べたい!」
キャロットケーキ(お取り寄せOK!)
正方形のタルトとともに目を引くのが、おうち型のキャロットケーキ。屋根に雪が積もったかのようなフロスティングが、我が家に連れ帰りたくなる愛らしさです。素材にとことんこだわる田脇さんは、全粒粉入りの生地に、大阪の砂糖と豆の専門店「鴻商店」オリジナルのじんたま糖と蜂蜜で甘味をつけていて、これが程よいコクを生んでいます。スパイス感は穏やかで、生地にもフロスティングにも入ったオレンジピールが、甘さと食感のアクセントになったやさしい味わいのキャロットケーキです。
教えてくれた人齋藤優子/Yuko Saito
『BRUTUS』『&Premium』など、雑誌を中心に執筆しているライター。食に関する取材が多く、しばしば関西を訪れているうちに、関東とは違う食文化をもっと知りたくなり、2018年に京都にも拠点を設ける。現在は京都と東京を行ったり来たりの日々。
Address大阪府大阪市中央区大手通2-2−9 サンマンション大手前
DATA
Tawanico(タワニコ)
TEL:06-6910-4085
営業時間:11:00~17:00
定休日:火
https://www.instagram.com/tawanico/
\from Editor/
東京在住ゆえ、初訪問でしたが、お店の佇まいからも、ショーケースに並ぶケーキからも、おいしそうなオーラが出まくり。しかも、持ち帰って、撮影スタジオで広げた瞬間、カメラマンもスタイリストも、異口同音に「あ、Tawanicoさんのケーキ! おいしいですよねぇ」と。もう、期待するなというのが無理というもの。そして、待ちに待った試食タイム。たしかに、いままで食べたことがない感じのタルトかも! これはおいし~い!! ショーケースの景色を思い出しながら、「ショートも焼き菓子も食べてみたいし、東京にあったら毎日通ってしまうのになぁ」と、大阪の人たちがちょっと羨ましくなりました。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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