【滋賀・大阪・兵庫】大人も子どもも楽しみながら学べる 「関西企業ミュージアム」5選【大阪ほんわかテレビ】

機械技術の進化にビックリ！「ヤンマーミュージアム」

農業機械でお馴染みの「ヤンマー」が、創業者・山岡孫吉の生誕地である滋賀県長浜市に開館した「ヤンマーミュージアム」。実は「ヤンマー」の製品はトラクターから高級クルーザーまで幅広い市場で展開されていて、世界のおよそ100カ国で愛用されているのだそう。建物の前に展示されている巨大ボートは迫力満点！

最初に紹介されていたのは、「わくわく！ チャレンジシアター」。「ヤンマー」の企業としての歴史を、ストーリー仕立てで描いたアニメーションが上映されています。上映が終了するとスクリーンが開き、壮大なミュージアムへの冒険が始まります！

創業者の山岡孫吉は、世界で初めてディーゼルエンジンの小型化に成功したことで、農業機械の発展に大きく貢献した立役者。ヤンマーミュージアムの川瀬 いずみさんによると、「子どもたちが頭と体を使っていろいろな挑戦をできるチャレンジ精神を育める“チャレンジ体験ミュージアム”」としてヤンマーミュージアムが誕生したのだそう。

大人も子どもも、夢中になれるコンテンツが揃い、まるでテーマパークのような世界に！

「ヤンマー」の発電機にちなんだ「サステナブルエナジークライミング」。ボルダリングで登ったエネルギーをもとにビルに光を灯すというコンテンツですが、約6mの高さは大人でもドキドキするほどのスリル感！ 頂上のボタンを押すとビルが点灯し、この上ない達成感を味わえますよ。

こちらの「ざくざく！ パワーショベルチャレンジ」では、本物のショベルカーを操縦して時間内にどれだけボールをすくえるか挑戦できます！ 実際の車体操作を体験できるなんて、なかなかないチャンスですよね。

他にもプレジャーボートの操縦や、畑を耕すバーチャル体験を通して機械化のありがたみを学ぶゲームなど、楽しいコンテンツが盛りだくさん。また、ゲットしたポイントが上位だと館内にあるランキングボードに名前が表示されるという仕掛けも！ 何度も通い詰めて、どんどん順位を上げたくなりそう！

みんな大好きな“ミスド”のドーナツを手作り！ 「ダスキンミュージアム」

大阪・吹田にある「ダスキンミュージアム」は、掃除用品のレンタルなどで有名な「ダスキン」が手がけるミュージアム。実はダスキンは今から60年前、まさにこの場所に最初の工場を設立し、創業したんです！

いろいろな掃除道具が展示されていて、ミュージアムの2階にある「おそうじ館」では、便利なお掃除グッズを実際に使ってみたり、毎日の掃除のコツを学べるクイズに挑んだりすることができます！

次々と現れるハウスダストを狙い撃ちしていく「ダスキンダストバスターズ」というシアターアトラクションも人気だとか。 ゲーム感覚で楽しみながら、お掃除を学べるのがいいですよね。

そして、もう一つの人気エリアがダスキンミュージアム1階にある「ミスドミュージアム」！ 実は掃除用品メーカーである一方、「ミスタードーナツ」ほか、フード事業にも進出している「ダスキン」。創業者がビジネスを学ぶために渡米した際にそのおいしさに惚れ込み、事業提携を結んだことで日本でも展開するようになったのだそう。経緯までは、知りませんでした！

現在では全国に約1,000店舗ある「ミスタードーナツ」。箕面で誕生した第1号店から惜しまれつつも閉店したお店まで、歴代全2,000店舗以上の写真を展示したスペースは圧巻！ 青春時代を過ごした思い出のお店の写真を探してみては？

さらに奥へと進んだキッチンでは、日本で唯一の「ミスタードーナツ」のドーナツを手作り体験が可能！ ハニーディップの型抜きやポン・デ・リングのデコレーションなど、食べ慣れたあの味を、自分の手で作ることができます！

アツアツの揚げたてをすぐに食べられるのも、ここでしか味わえない体験。参加費600円で5つのドーナツが作れるというお得さも魅力です。予約がスタートして数分で埋まってしまうほどの大人気ぶりなので、気になる方はこまめにWEBページのチェックを！

予約なしで楽しめるドーナツボールのトッピング体験も、SNSで大人気。「ミスド」ファンなら必ず参加したいですね！

憧れのアスリートの記録を体感！ 「アシックススポーツミュージアム」

神戸が誇る世界的スポーツ用品メーカー「アシックス」。こちらの「アシックススポーツミュージアム」では、スポーツの凄さを見て触れて“体感”することができるのだそう。

展示コーナーには、日本のトップアスリートたちが愛用していたアイテムがズラリ。ダルビッシュ有選手のスパイクと同じ型のモデルや、マラソンの高橋尚子選手やレスリングの吉田沙保里選手が実際に使用したシューズなど、トップアスリートのパフォーマンスを支えた品々を手に取って見ることができます！

またアシックスでは様々な種類のシューズを開発していて、こちらのミュージアムでは何用のシューズかをクイズ形式で学べるんです！ 綱引き用や宇宙ステーションでのトレーニング用など、滅多に見ることができないレアな一足にも出合えます。

さらに、アスリートたちの世界記録を体感できる仕掛けだとか。離れた3地点に描かれた足跡は、3段飛びの世界記録と同じ歩幅なのだそう。3歩目の着地点はなんとスタート時点から18m29cmも離れた位置に！ 距離を数字だけでなく実際に目で見て確かめることで、その記録を達成することの偉大さをハッキリと感じることができます。

その他、走り高跳び世界記録の高さを再現したポールや、100m走世界記録をLEDライトとバーチャルビジョンで再現した、体験アトラクションがあります。

さらに深く「アシックス」の技術を学びたい方には、ミニチュアシューズのワークショップがおすすめ！ 生産ラインから出た端材を使いながら、全長約8cmのミニチュアシューズを実際のシューズと同じ構造・同じ工程で作り上げていきます。完成品は可愛いミニBOXに入れて持ち帰りOK！ 最後に思い出を形にできるのがうれしいですね。

乗り物好きが大興奮！「カワサキワールド」

神戸海洋博物館の中にあるのは、重工業メーカー「川崎重工」が手がける「カワサキワールド」。新幹線や水上バイク、飛行機など、世界のあらゆる場所で活躍する乗り物を間近で見ることができます。

館内には実物の新幹線の一部を展示。さらに、 運転席に座って運転手さん気分も味わえるんです！

目玉はこちらの「フライトシミュレーター」。セスナ機のコックピットを模したスペースの中で、実際に手を動かして操縦しながら神戸空港での離着陸をバーチャル体験できるんです。

エンジンの振動や離発着の衝撃も完全再現！ 臨場感抜群で、本物のパイロット気分を味わえますよ。

注目すべきは、乗り物だけではありません！ 実は「川崎重工」は、車などの組み立てに使われる産業ロボットを日本で初めて作ったことでも有名な会社。ロボットがパフォーマンスを交えながら、普段見られない工場の裏側をわかりやすく説明してくれます。また、館内で解説員をしているのは川崎重工グループOBの方々！ 長年ものづくりに携わられたスペシャリストの方々が、製品の豆知識から施設の楽しみ方までいろいろと教えてくれるので、気になることがあれば何でもご質問を！

ユーモアが光る仕掛けに注目「尼崎信用金庫 世界の貯金箱博物館」

最後は兵庫県尼崎市に本店を構える「尼崎信用金庫」が手がける、あるモノの博物館。信用金庫の博物館とは何ともユニークですが、一体何を展示しているのでしょうか？

その正体は日本初の貯金箱博物館！ 海外からの舶来品から昭和レトロなデザインまで、その所蔵数はなんと24,000点を超えるのだそう！ 世界62ヵ国から集めた貯金箱は、どれも個性豊かで、見ていて飽きません。

特に来館者を惹きつけるのが鉄製のからくり貯金箱。コインを入れると、中に仕組まれたからくりが驚きの動きを披露します。

例えばこちらの「タマニーバンク」。実在したアメリカの政治家のタマニー氏をモチーフにした貯金箱で、右手にコインを乗せると、ニヒルに頷きながら左の懐の中へ収めるというからくりが！ 実のところタマニー氏は、高額な賄賂を受け取ったことで悪名高い人物。鋭く効いたブラックジョークに、思わず笑みがこぼれます。

子どもたちに大人気なのは、からくり貯金箱に触れて遊べるコーナー！ 予想できない動きにみんな大興奮で、どんどんお金を入れてしまうのだとか！ 現金離れが進む今こそ、古き良き貯金箱に触れてみるというのも素敵ですね。

驚きが満載の「関西企業ミュージアム」いかがでしたか？ ぜひ夏のお出かけプランの参考にしてみてくださいね！

＼from Writer／
子どもだけでなく大人も全力で楽しめそうなミュージアムがいっぱいでしたね！ 特に私が気になったのは「ダスキンミュージアム」。“ミスド”の揚げたてドーナツを、思う存分堪能したいです♡

※この記事は2023年6月16日（金）放送時点の情報です。最新の情報は店舗にお問い合わせください

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