「エアコンはつけっぱなしに!」気象予報士がリアルに実践する暑い夏の日の過ごし方
梅雨が明けて、いよいよ夏本番。グングン気温が上がり、2023年7月27日(木)の大阪府枚方市では最高気温39.8度に達するなど、猛烈な暑さが続いています。
そこで今月は、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」のお天気コーナー「スケッチ予報」でお馴染みの気象予報士の蓬莱大介さんに、近畿地方の天気について解説していただきました。
8月も厳しい暑さが続く
「梅雨明け十日」という言葉があるように、梅雨が明けると真夏の暑さがやってきました。現在、近畿地方でも猛暑日が続いており、熱中症に注意が必要です。なお最新の予報では、8月も猛暑の日が多く、9月・10月も残暑が厳しくなりそうです。
熱中症に関する報道が連日されていますが、屋外だけでなく、室内での熱中症搬送者数も増えています。対策としては、エアコンをつけたり消したりせず、風量を「弱」にしてつけっぱなしにすることで、室内温度を保つことをおすすめします。エアコンを消したタイミングで室内の温度が急激に上がり、高齢者の方を中心に熱中症になっているケースが多いのです。症状が重くなるケースもあるため、しっかりと対策を取ってください。
エアコンの風が冷たくて嫌だという方もいるかもしれませんが、比較的安価で入手可能なメッシュ素材の上着を室内で着てみてはいかがでしょうか。私自身も薄手の長ズボンを室内で穿いており、子どもたちにも薄手の上着を着せています。
写真の上着も、外出時の日焼けや虫刺されの防止のために子どもたちが着ていた服ですが、こうした薄手の服は、通気性が良く蒸れにくいため、室内ではエアコンの冷たい風を適度に防いでくれます。是非、試してみてくださいね。
旬のスイカで熱中症対策!
夏といえば、甘くてみずみずしいスイカが欠かせません。読売テレビの「かんさい情報ネットten.」の旬感中継でも、京都府福知山市の観光農園「福山ファーム」の様々な種類のスイカを紹介しました。
中でも写真の「ピノ・ガール」は、地面ではなく空中で栽培されているため、小玉スイカで種も小さいのが特徴。種が小さいためそのまま食べられるほど。みずみずしくて、シャリシャリとした食感がたまらないですね。
ほかにも表面の模様や種のない「ブラックジャック」や、中身が黄色く、甘さが特徴の「金色羅皇(ラオウ)」など、多種多様な品種が存在します。
猛暑には、スイカでの水分補給がおすすめです。ちょっぴり塩をかけて食べると、熱中症対策にもなりますよ。口当たりが良く、ひんやりとしたスイカは、夏の暑さを吹き飛ばしてくれる強い味方です。(解説/蓬莱大介)
蓬莱 大介ほうらい だいすけ
2011年より読売テレビの気象キャスターを担当し、現在は「情報ライブ ミヤネ屋」、「かんさい情報ネット ten.」、「ウェークアップ!ぷらす」に出演中。翌日の天気のポイントをイラストで教えてくれる「スケッチ予報」では、ユーモア溢れるイラストが大人気!
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