地元民でも意外と知らない!? ケンミンショーで紹介された「大阪グルメ」まとめ
粉モンや豚まん、出し巻き……大阪といえばおいしいグルメがたくさんありますよね。しかし、中には大阪府民も意外と知らない歴史や楽しみ方も!?
そこで今回は、『秘密のケンミンSHOW極』で紹介された“大阪のグルメ”をまとめてご紹介します!
(1)西と東で全然違う?関西人が熱愛するグルメ「出し巻き」
(2)“たぬき”は西と東で全く違う!関西人を混乱させる「たぬき」
(3)お好み焼きは“おかず“?粉モン大国・大阪では定番の「お好み焼き定食」
(4)他県とは呼び方が違う?“中華屋のデザート”「大学芋」
(5)大阪では焦げ多めを選ぶ?香ばしさとほのかな苦みのある俵形の「みたらし団子」
(6)仕事で渡す定番手土産?68年も続く超ロングヒット商品「551アイスキャンデー」
■1:西と東で全然違う?関西人が熱愛するグルメ「出し巻き」(2021年1月14日(木)放送)
カレーに生卵をトッピングしたり、分厚い卵焼きが挟まったタマゴサンドなど、関西独自のたまごカルチャーがあることから分かるように、関西の卵の平均支出額は、関東を大きく上回り、たまご好きが顕著に表れています。
全国的にだし巻き卵は、居酒屋などで酒の肴というイメージで、おかずの定食になる想像がつかないんだそう。東京では、「聞いたことがない」「おかずとしては注文しない」などと馴染みがないのです。
一方、関西エリアでは「美味しい」「だし巻き定食を知らない人はいない」「おかずがだし巻きメイン」と、定番のおかずなんです。
例えば、大阪市浪速区にあるそばの店『総本家更科』では、だし巻き、白ご飯、味噌汁代わりのミニサイズのそば、味付けのり、漬物がセットになった、『だし巻き定食』(800円)が人気。
大阪だけではなく、兵庫や奈良、滋賀などの定食屋やうどんのお店、さらにはお弁当でも人気メニューなんです。
京都・錦市場では老舗のだし巻き専門店には全8種類のだし巻き卵が陳列しています。
ふわふわであっさりしていて、だしがきいただし巻きに関西人はゾッコンです。
■2:“たぬき”は西と東で全く違う!関西人を混乱させる「たぬき」(2021年1月14日(木)放送)
東京の場合、“たぬき”といえば、うどんやそばの定番メニューで、諸説ありますが、天ぷらの中のタネ(中身)が入っていない“タネぬき(天かす)”が短くなり、たぬきとなったとされているんです。
天かすののったうどんは“たぬきうどん”、そばにのれば“たぬきそば”と呼ばれています。
しかし、大阪・天王寺にある大阪の芸人も通うというそばのお店『谷九 ふる里』で“たぬき”を注文してみると、出てきたのは関西らしいおつゆの上に浮かぶ大判の油揚げの入ったそばが登場しました。
関東で“たぬき”というと、うどんとそばがあるのに対して、大阪での“たぬき”は、油揚げがのったそばを意味するため、関西人は“たぬきうどん”に困惑するのだそう。
■3:お好み焼きは“おかず“?粉モン大国・大阪では定番の「お好み焼き定食」(2021年2月4日(木)放送)
東京をはじめ、全国的にお好み焼きといえば、グループで鉄板を囲み、お酒のつまみとしていただくイベント的な食べ物で、東京都民の9割以上の人にとっては「お好み焼きは“おかず”とは思わない」というアンケート結果が出ているんです。
一方、大阪でインタビュー調査をすると、「お好み焼きはおかず」との声が……! 600〜700円ほどで、お好み焼き、ご飯、味噌汁が提供される“お好み焼き定食”があるというのです。
平日のお昼時、大阪市北区にある地元民に愛されるお好み焼き店『つる家』では、まずテーブルにお好み焼きのタネが運ばれます。店員さんが華麗な手つきで焼き上げ、特製の甘辛ソースやマヨネーズ、鰹節などをかけるとお好み焼きの完成!
そのあとにご飯、味噌汁、漬物が提供され、熱々のお好み焼きを鉄板の上から茶碗に乗せ、ご飯と一緒にいただく様子が見られました。
大阪市天王寺区の『あべとん』では、一番人気メニュー『まんぷくセット』(700円)は、ミニサイズの豚玉、焼きそば、ネキ焼きがワンプレートで提供され、さらにご飯、味噌汁、ミニサラダが付いてくるんです。
ランチに来られたお客さんに話を聞いてみると、お好み焼きの匂いなども気にならないそうですよ。
■4:他県とは呼び方が違う?“中華屋のデザート”「大学芋」(2021年4月8日(木)放送)
一般的に中華のデザートといえば、杏仁豆腐やゴマ団子が定番という方が多いはずですが、大阪で中華のデザートを調査すると「中華屋のデザート言うたら大学芋」「1位は大学芋」との声が……!
大阪市中央区にお店を構える創業70年の老舗『大成閣』にうかがい、なにわレディースの宴会を拝見すると、本格中華料理が続々と登場し、終盤にはデザートとして大学芋が提供されました。
高級感漂う大阪市中央区の中華料理店『錦城閣』のランチバイキングのデザートコーナーには大学芋が用意されていて、府民たちは大学芋をチョイスしていました。
大阪府民に話しを聞くと、中華料理店で出てくる大学芋は“中華ポテト”と呼ぶとのことです。大阪にある中華料理店のメニュー表には、大学芋ではなく“中華ポテト”、または“芋の飴だき”と書かれているところもあるんです。
気になってくるのが大学芋と中華ポテトの違いですが、『大成閣』の総料理長・宮さんによると、大学芋はトロッとした食感で、中華ポテトは芋を揚げたらすぐに飴を絡めるため、表面が硬くカリッとした食感が特徴なんだそう。
■5:大阪では焦げ多めを選ぶ?香ばしさとほのかな苦みのある俵型の「みたらし団子」(2021年4月22日(木)放送)
阪急・十三駅近くにある『喜八洲総本舗』で人気の『みたらし団子』。焼きネギのような俵型で、一般的なみたらし団子と違い、しっかり焦げ目がついています。
注文時に焼き加減を選べる『喜八洲総本舗』では、多くの方が“焦げ多め”をチョイスされるそうです。焦げとたれが絡み合った、香ばしい味わいがおいしいんだとか♡
みたらし団子は昭和30年代後半に『喜八洲総本舗』の初代・中田治吉さんが考案し、香ばしさとほのかな苦みのある団子にしようと、焦げ目の付きやすい俵型にしたとのこと。特製タレをたっぷりまとったみたらし団子は、大阪府民熱愛団子となっています。
■6:仕事で渡す定番手土産?68年も続く超ロングヒット商品「551アイスキャンデー」(2022年9月29日(木)放送)
JR・天王寺駅構内のすぐ近くにある『551蓬莱』の定番アイスキャンデー『551アイスキャンデー』。『ミルク味』(140円・税込)やイチゴ・みかん・パイナップルがゴロゴロと入った一番人気の『フルーツ』(140円・税込)など、6種類のフレーバーを常時取りそろえています。
甘すぎずさっぱりとした高級感のある味わいのアイスキャンデーは、2022年時点で68年も続く超ロングヒット商品で、お店の人によると年間1,000万本ほど売れているんだとか。
大阪で街行く人に、「仕事で渡す手土産の定番は?」という質問をすると「アイスキャンデーは鉄板」「アイスキャンデーを持って行ったら十分喜んでくれる」と話すほど人気なアイスキャンデー。
なぜ大阪では、仕事の手土産にアイスキャンデーが定番となったのかを『北極』2代目社長に話をうかがうと、1945年に2代目社長の先代である父が大阪難波ではじめてアイスキャンデー専門店『北極』をオープンし、1946年には日本ではじめて持ち帰り用にドライアイスの提供を開始したからなんだと言います。
そこからアイスキャンデーの手土産文化がスタートしたんだとか。
1950年代に入ると難波にあった『歌舞伎座』に通っていた方が役者さんへの手土産としてアイスキャンデーをひいきにしたのだそう。その評判が広まり、大阪の定番手土産として定着したのです。
関東と関西で味付けが変わるグルメや、意外と知られていない歴史のあるグルメが関西にはたくさんありましたね! 気になった方はぜひチェックしてみてください♡(文/内藤こころ 編集/anna編集部)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』(毎週木曜 よる9時~)
この記事はそれぞれの放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。
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