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聖地は大阪だけじゃない!?ケンミンショーで明らかになった兵庫・京都の「お好み焼き事情」

2022.03.03

大阪グルメのシンボル“お好み焼き”。大阪とは違ったお好み焼きが京都・兵庫では食べられるって知っていますか?

2022年3月3日(木)に放送された『秘密のケンミンSHOW極』では、大阪・兵庫・京都のお好み焼きが徹底比較されました!

annaでもその内容をたっぷりとお届けします♡

■お好み焼きの聖地は大阪だけじゃない!?

粉もん界の帝王“お好み焼き”といえば大阪グルメの象徴ですよね。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

そんなお好み焼きの聖地・大阪のポジションを虎視眈々(こしたんたん)と大阪の隣にある、京都・兵庫が狙っているというのです。とはいえ、京都と兵庫にそもそもお好み焼きのイメージがありません。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

いったいどういうことなのか、まずは京都で話を聞くと「京都のお好み焼きはレベルが高い」「昨日のお昼もお好み焼きでした」との声があがりました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

また兵庫では、「お好み焼きのお店、たくさんありますよ」とのこと。そこで今回は関西お好み焼き三都物語をお届けします。

■大阪府のお好み焼き「豚玉」

まずは、大阪で王道のお好み焼きをご紹介します。向かったのは大阪市生野区にある『八光』。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

大阪のお好み焼きは1人1枚注文するのが鉄板ルールです。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

そんな大阪のお好み焼きといえば、豚バラ肉が主役の“豚玉”が定番なんです。大阪府民の胃袋を鷲掴みです♡

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

その作り方は、具材を混ぜてから焼く“混ぜ焼き”と呼ばれるスタイルで、“外はカリッ中はフワッ”がなにわ流です。

■兵庫県のお好み焼き「すじ焼き」

続いては兵庫県で話を聞いてみると「ぼっかけを入れて焼く“すじ焼き”が主流」とのことです。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

ぼっかけとは、牛すじとこんにゃくを甘辛く煮込んで作る神戸市長田区発祥のおつまみです。

しかし、煮物をお好み焼きに入れるとはいったいどういうことなのか、神戸の下町・長田区にあるお好み焼き店『こころ』へ向かいました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

すると、噂の兵庫県民熱愛の“すじ焼き”が登場!

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

見てみると、牛すじとこんにゃくが想像以上に生地に埋まっています!

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

そして、神戸の定番・辛めの『どろソース』をたっぷりとかけ、兵庫県民はコテでパクリと食べていました。どのテーブルも大阪の“豚玉”は登場せず、“すじ焼き”一択で、粉ものと煮物のミックスを味わっている様子でした。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

牛すじは柔らかくて甘辛く生地と合うんだとか。お客さんは「キングはすじ焼き」と話してくれました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

その生地の作り方は、大阪と同じく“混ぜ焼き”スタイル。

そこに甘辛く煮たぼっかけをトッピングすれば、コリコリ食感がたまらない兵庫県民熱愛の“すじ焼き”が完成です。

■京都府のお好み焼き「まんぼ焼き」

そして京都では“まんぼ焼き”なる、謎のお好み焼きが主流だと京都府民が教えてくれました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

ということで、京都駅から徒歩5分、元祖まんぼ焼きを掲げる『山本まんぼ』へ向かいました。すると、大量に盛られたネギと生卵が登場……!

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

さらによく見てみると、薄い生地の上には中華麺が乗っており、見た目は広島のお好み焼きのようなスタイルです。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

京都府民は、生卵をコテで崩し豪快に頬張っていました。ちょっと辛めのソースに生卵をちょっとずつ絡めるとマイルドになっていくそうです。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

気になる“まんぼ焼き”の作り方は、まずは牛すじ肉を焼き、その上に生地をクレープ状に薄く伸ばします。そこへイカ、たくあんなどをトッピングします。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

またその隣では、中華麺とキャベツを焼き、ソースをかけて焼きそばを作ります。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

焼きそばを生地とドッキングしたあとは、ホルモンと油かすを追加し両面をしっかり焼くと完成!

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

かと思いきや、追いソースをたっぷりとかけ、仕上げに九条ネギと生卵を盛れば京都の誇る“まんぼ焼き”の出来上がりです。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

京都では、大阪・兵庫の混ぜ焼きとは異なり、“べた焼き”と呼ばれるお好み焼きがスタンダードなんだそう。“まんぼ焼き”はいわばべた焼きの進化系なんです。

■なぜお好み焼き文化が異なるのか?

なぜ大阪・兵庫・京都で異なるお好み焼き文化が根付いているのかを日本コナモン協会 会長・熊谷真菜さんに教えていただきました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

熊谷さんによると、お好み焼きのルーツはどんどん焼き、一銭洋食と呼ばれるものが明治時代~大正時代にかけて生まれたそうです。どんどん焼き、一銭洋食はどちらも“重ね焼き”スタイルです。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

昭和初期に大阪で“混ぜ焼きスタイル”が生まれ、手軽なことから全国に広がったそうです。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

一方、京都では「良いものは守っていく」という発想から混ぜ焼きには至らず、昔ながらのべた焼きという独自の文化が残っているとのこと。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

また兵庫県では、高度経済成長期に労働者たちが安く満腹感を得るために、地元で愛されていたぼっかけをお好み焼きに入れた“すじ焼き”が考案されたそうです。

最後に、神戸での取材中に兵庫県民と大阪府民の2人組に遭遇し、「お好み焼き愛は一緒」と話してくれました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

しかし、大阪府民がお好み焼きとご飯を一緒に食べることに兵庫県民の方は「ちょっと信じられへん。兵庫県の人はお好み焼きとご飯は一緒に食べない」と語りました。

お好み焼きで一つになるにはまだまだ長そうな関西三都でした。

【関連記事】京都府民はあんかけ好き!ケンミンショーで明らかになった“けいらん”と呼ぶ謎のうどん

筆者は、大阪・兵庫・京都でこんなにもお好み焼き文化に違いがあることにびっくりしました! 各スポットに訪れた際は立ち寄って、味わってみてはいかがでしょうか。

放送を見逃した方は民放公式テレビポータル『TVer(ティーバー)』をチェックしてみてください。読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』は、毎週よる9時に放送中! 番組公式『YouTube(ユーチューブ)』では、地上波放送後の本編VTRだけでなく、YouTube限定のオリジナル動画も続々配信中です。(文/内藤こころ)

【画像・参考】
※ 読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』(毎週木曜 よる9時~)





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