【働く女性のお金】ボーナスの支払い額を絶対に見て!?|第12回 知っておきたい社会保険料
社会保険や税金は、情報があふれている一方、実際に自分では何をどうすればいいのか、なかなか分からないものです。特にフリーランスや副業をしている人にとっては、制度が複雑で、どこから手をつければいいのか悩むことも多いはず。だからこそ、ポイントを絞って「これだけは確認しておこう」という手引があれば、とても心強いですよね。
そこで本連載では、社会保険労務士として多くの事例を見てきたAさんが、押さえておきたい基礎知識をやさしく解説。第12回は「社会保険料の計算ルール」がテーマです。知らずに損をしないためにも、ぜひ一度確認してみてください。
給与とボーナスの社会保険料の違い
6月終わりから7月にかけて、夏のボーナス(賞与)についてのニュースを目にする機会が増えますね。ボーナスの使い道を考える楽しみもありますが、明細を確認して「思ったより社会保険料が引かれているかも?」と驚く声もよく耳にします。
実は、毎月の給料とボーナスでは、社会保険料の計算ルールが少し異なることをご存知でしょうか。
給与明細をみてますか?
毎月の給料から引かれる健康保険料や厚生年金保険料は、その月の給料の支給額に対して直接計算されているわけではありません。計算をスムーズにするために、給料を区分表に当てはめてキリのいい金額で区切った「標準報酬月額」をもとに決まります。
「標準報酬月額」は入社時の給料見込み額で決まるほか、原則として毎年4月・5月・6月の3ヶ月間の給料の平均額をもとに、1年に1回見直されます。そのため、残業で給料が一時的に増えても、すぐに保険料は大きく変わりません。
例外として、昇給や手当の変動などで基本となる給料が大きく変わった場合は、年の途中でも保険料が見直される仕組みがあります。
ボーナスのホント
一方で、ボーナスにかかる社会保険料は、支給額の1,000円未満を切り捨てた「標準賞与額」に対して、直接保険料率を掛け合わせて計算します。毎月の給料のように固定の区分表を使わず、実際の支給額に応じて計算されるため「こんなに引かれるの?」と感じやすくなるのです。
また、2026年4月より始まった「子ども・子育て支援金」がボーナスからも引かれるため、昨年より負担が増えたと感じる方もおられるかもしれません。
知ってほしい大切なこと
「なんとなく引かれているな」と思いがちな社会保険料ですが、病気になった時の給付や将来の年金の原資であり、次世代を育むための大切な財源です。
仕組みを知っておくことで、世の中の変化も身近に感じられるようになります。今年のボーナスの明細を受け取ったら、ぜひ新しい視点で確認してみてください。
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教えてくれた人社労士AWAWA
大阪市内の企業で働く経験豊富な社会保険労務士
※規則により掲載内容のお問合せには個別対応出来ません。
※この記事は2026年6月30日現在の法令に基づく内容となっております。
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