TOP グルメ カリッ、ふわジュワ〜。焦がしバター香る焼きたてフィナンシェは、パリの味

カリッ、ふわジュワ〜。焦がしバター香る焼きたてフィナンシェは、パリの味

2023.12.06

本日の一品 >ATELIER PAGES KYOTO「フィナンシェ パージュ」(京都・京都市役所前)

今まで食べたフィナンシェのなかでナンバーワン! 東西問わず、数々のパティスリーを取材しているライターの齋藤優子さんが推すのは、パリでミシュラン一つ星レストラン「Restaurant PAGES」を営む手島竜司さんが京都に構えたアトリエのスペシャリテ。2023年7月にオープンするいなやさっそく足を運んだとか。そのとっておきを教えてくれました。

【水曜15時のあまいもん】とは?
関西の食に精通するライター、エディター、フォトグラファーなど“取材のプロ”たちが、ほんとは教えたくない関西の「推しおやつ」を、和洋問わずレコメンド。確かな目利きで選んだあまいもんは、どれもわざわざ足を運んで大正解、ハズレなしのおいしさです。

「焼きたてのおいしさを教えてくれる、パリの星つきシェフが作るフィナンシェ」(齋藤さん)

ATELIER PAGES KYOTOの 「フィナンシェ パージュ」

左から、ショコラ、クラシック。各1個250円。その他、季節のフレーバーがあり、全3種が店頭に並びます。

「フレンチレストランに行くと、コースの最後にプチフールとして、焼きたての温かいフィナンシェやマドレーヌが出てくることがあります。このおいしさが気軽にパティスリーで楽しめたらいいのに、と思っていたら、なんと、パリで星つきレストランを営むシェフが叶えてくれました。

王道のクラシックな形のフィナンシェは、外側のカリッとした食感、中のふんわり感、プンと広がる焦がしバターの香り、どれも別格。個包装されたものでは味わえません」(齋藤さん)

パリで一つ星のフレンチレストランを営む手島竜司シェフが、パリに似た歴史ある街・京都に初のショップ&カフェをオープン。自身のレストランでプチフールとして出している焼きたてのフィナンシェを、スペシャリテに選びました。

ボンボン・ショコラは、パリの行政区をデザインした「アロンディスマン」20種。6個セット3,888円~。

京都産の小麦粉とフランス産の最高級バターを使ったクラシックは、ギリギリまで火を入れた焦がしバターが香るフランスらしい味わい。オーガニックカカオを使ったショコラには九州の麦味噌を隠し味に使っています。ほかに、焼きたてのカヌレやジェラート、パリのアトリエから届くボンボン・ショコラも並びます。

編集部の「これも食べたい!」

ケーク ショコラ アトリエ パージュ

フィナンシェは足を運んだ人だけのお楽しみですが、ケークは取り寄せもできます。1台2,800円

焦がしバターを使ったフィナンシェがおいしいのだから、ケークもきっと間違いない! と、選んだのがこちら。

ケークは、ショコラのほか、塩キャラメル、シトロンの3種。

カカオハンター、小方真弓さんが手がけるコロンビア産のチョコレートをたっぷり使った生地は、想像以上に口溶けがよくなめらか。日本の伝統的な調味料、塩麹を使っていて、濃厚なカカオの風味の奥に独特の旨味が感じられます。精製していない黒糖とゲランドの塩を使った、塩キャラメルのケークもおすすめです。

教えてくれた人齋藤優子/Yuko Saito

『BRUTUS』『&Premium』など、雑誌を中心に執筆しているライター。食に関する取材が多く、しばしば関西を訪れているうちに、関東とは違う食文化をもっと知りたくなり、2018年に京都にも拠点を設ける。現在は京都と東京を行ったり来たりの日々。

DATA

ATELIER PAGES KYOTO(アトリエパージュ京都)
京都府京都市中京区下丸屋町412-3
TEL. 070ー4195ー2272
営業時間:10:00~18:00
定休日:水
https://atelier-pages.com/

\from Editor/
最近、少しずつ見かけるようになってきた焼きたてのフィナンシェ。個包装のものが当たり前だったので、別次元の味わいに驚きました。よくよく考えてみれば、日本伝統のおやつ、鯛焼きだって、ホカホカの焼きたてがいちばんだもの。今度は焼きたてのカヌレを食べに行きます!
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