このお店でカヌレの本当のおいしさを知りました!「ETRAのカヌレ」【京都】【水曜15時のあまいもん】Vol. 03
お酒からあまいもんまで精通するライター&エディターの木薮 愛さんが教えてくれたのは、京都・岡崎の冷泉通り沿いに、2022年に誕生した気持ちのいいカフェ。でも、最高なのは、居心地だけではありません。こんなにレベルの高いお菓子やデザートが、カフェで楽しめてしまっていいんですか?
【水曜15時のあまいもん】とは?
関西の食に精通するライター、エディター、フォトグラファーなど“取材のプロ”たちが、ほんとは教えたくない関西の「推しおやつ」を、和洋問わずレコメンド。確かな目利きで選んだあまいもんは、どれもわざわざ足を運んで大正解のハズレなしのおいしさです。
「初めて食べたときは、そのおいしさに衝撃を受けました!」
ETRA(エトラ)「ラムカヌレ、チョコカヌレ」(京都・岡崎)
「フランスで修行を積んだパティシエの、確かな技術で作られたオリジナリティ溢れるスイーツが、気軽にふらっと訪れていただけるなんとも贅沢なカフェ。特にカヌレは格別で、”こんなにもおいしいお菓子だったんだ”、と衝撃を受けました。外はカリッと、中はしっとりとしていて、甘さもサイズ感もちょうどいい。イートインとテイクアウトでは、またしっとり感が違うので、家では温めたり、冷やしたりして、自分好みの食べ方を探すのも楽しいと思います」(木薮さん)
パリの星付きレストランなどで5年間、経験を積んだ寺田星羅(せいら)さんが、京都のラグジュアリーホテルを経て、2022年10月に構えたカフェ。フランス・ボルドー地方の郷土菓子カヌレは、メニューの中でも試作を重ねて納得できるものに仕上がったという自信作。10種以上のラム酒を試して完成させた定番のラムカヌレには、アルコール度高めのフランス産のものを使用。高温で焼いても香り高く、カリッとした外側は薄めに、中のしっとり感とのバランスも理想的に仕上がったと言います。寺田さんが本場で食べ歩いた際の大きさを再現したというサイズ感が、その食感の対比をより鮮やかに! 2周年を迎えるころには、パリのカフェのように1年中テラス席が楽しめるようになる予定だそう。
編集部の「これも食べたい!」
フレンチトースト
カヌレと並ぶ、もうひとつの人気メニューがコレ。寺田さんが「リッツ パリ」でパティシエをしていたとき、感動したというフレンチトーストのレシピを元に、少し軽めにアレンジ。ブリオッシュ生地を食パンに変えて作っています。パンの中まで卵液がしっかりしみて、とろけそうなほどしっとり。そこに寺田さんオリジナルのザラメの食感が小気味いいアクセントに。さらにおいしいフレンチトーストを目指すべく、専用の食パンを開発中というから楽しみは尽きません!
教えてくれた人木薮 愛/Ai Kiyabu
京都在住のライター&エディター。元美術雑誌の編集者とあって、フードのみならず、アートや工芸、アニオタに至るまで、幅広く雑誌やウェブに執筆。食の守備範囲も広く、左党かと思いきや、甘いもんにも精通。京都・岡崎にある「日本料理 研野」の女将としての顔も持つ。
Address京都府京都市左京区聖護院蓮華蔵町19-2
DATA
ETRA(エトラ)
TEL:050-7107-9593
営業時間:10:00(土日9:00)~17:00(16:30LO、9月中は~15:30LOの短縮営業)
定休日:水木、ほか不定休あり
\from Editor/
残って固くなってしまったパンから、こんなおいしいデザートを発明するなんて、さすがはフランスだなぁ。そう感動させてくれたのが、「ラデュレ」のパンペルデュでした。以来、何度も食べていますが、それを彷彿とさせるおいしさ! なのに、寺田さんは歩みを止めず、さらなるおいしさを求めて、食パンを開発中とか。推薦者の木薮さんもおっしゃっていましたが、寺田さんの人柄も店の大きな魅力ですね。
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