かわいくって、ちゃんとおいしい!「フジフランスのミミックケーキ」【大阪】【水曜15時のあまいもん】Vol. 06
かわいいお菓子に目がないという神戸在住のライター、いなだみほさんが推すのは、大阪・京橋にあるパティスリー&カフェが作る、まるで本物みたいなミミックケーキ。フォトジェニックなので、SNSで大人気ですが、実は見た目だけではありません。とてもていねいに作られていて、味も申し分ナシ!なんです。
【水曜15時のあまいもん】とは?
関西の食に精通するライター、エディター、フォトグラファーなど“取材のプロ”たちが、ほんとは教えたくない関西の「推しおやつ」を、和洋問わずレコメンド。確かな目利きで選んだあまいもんは、どれもわざわざ足を運んで大正解のハズレなしのおいしさです。
「フォトジェニックなうえ、味や食感のバランスも抜群です」
フジフランス「真夜中の洋梨」「約束のりんご」(大阪・京橋)
「見た目のかわいいお菓子は、和洋問わず大好きなので、友人宅へのおよばれに持参したり、自分へのご褒美にもよく買います。特に、こちらのお菓子はフォトジェニックなだけでなく、ちゃんとおいしいところが高ポイントです。ムースやコンフィチュール、スポンジ生地や土台のサブレなど、多彩なパーツで構成されていて、味や食感のバランスがとてもいい。ナイフやフォークを入れた時の断面も美しいと思います。楽しいネーミングも、手土産にすると話題になります」(いなだみほさん)
大阪で「KINBOSHI PASTA CAFE」などを手がけるパスタブランドが、カフェで出していたケーキが評判となり、2017年にオープンしたパティスリー。
ミミックケーキをはじめ、どれもため息が出るほどフォトジェニックですが、それはあくまで手にとってもらうための手段のひとつだといいます。食べてみれば、スタッフいわく「どのケーキもフランスの伝統的な製法でていねいに作っています」というのがよくわかります。
「真夜中の洋梨」は、ミルクチョコのクランチを土台に、洋ナシの果肉、カシスブルーベリーのソース、スポンジ生地をアールグレイのクリームで包んだケーキ。「約束のりんご」は、ホワイトチョコのクランチ、リンゴ、フランボワーズソース、スポンジ生地、シャンティクリームの組み合わせ。
ちなみに、印象的なネーミングは、手にしてくれた人たちの思い出のひとつになってくれたら、との思いからだそうです。
編集部の「これも食べたい!」
苺のショート
ミミックケーキとともにお店で人気を集めているのは、カラフルなモンブランですが、ふとショートケーキも目に止まってしまいました。ほとんどの店にある定番アイテムですが、ここのショートは、三角形でも長方形でもない、正方なフォルム。イチゴは、トップにはあえて飾らず、スポンジ生地で四角く形作ったケーキの真ん中にまるごと入るというデザイン! 大きなイチゴとスポンジ生地に打ったイチゴのシロップで、イチゴの風味がとっても鮮やかです。
教えてくれた人いなだみほ/Miho Inada
兵庫県赤穂市生まれ、神戸在住のライター。主に関西のお菓子やパンに関する記事を雑誌、ウェブなどで取材・執筆。特に、地元神戸のあまいもんやパンに精通し、「神戸のパン屋さん、やっぱりすごい」(グラフィス社)など著書も多数。パンのイベントなども手がけています。
Address大阪府大阪市都島区東野田町2-1-38 京阪モール本館 1F ノーステラス
DATA
フジフランス
TEL:06-6809-7008
営業時間:11:00~22:00
定休日:無
http://fujifrance.jp/
\from Editor/
フォークを入れるのを躊躇してしまうほど、本物そっくりに形作られたりんごや洋梨のケーキは、箱を開けた瞬間、歓声があがること間違いなし。でも、いったいどうやって成形しているの? 特注の型があるの? 好奇心にかられて尋ねてみましたが、そこは企業秘密だとか。それほど広い店ではないので、ケーキの種類も多くはないけれど、どれも鮮やかに印象に残るケーキばかり。今度は、店名の由来(日本の食材で作るフランスのモンブランなので、富士山とかけてネーミング)になったというカラフルなモンブランを食べに行かなくちゃ。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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