TOP PR 大人も子どもも、きっと夢中になる。100年以上前から奏でられる“生きた音”の世界へ

大人も子どもも、きっと夢中になる。100年以上前から奏でられる“生きた音”の世界へ

2024.04.19
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いつでもどこでも好きな音楽を手軽に聴ける時代。ところが百数十年以上昔には生演奏しか音楽鑑賞の手段はなく、そんな中、音楽を再生する唯一のツールとして誕生したのが、実はオルゴールだったのです。そんな100年以上前の“生きた音”に今も触れられる場所が、今春開館1周年を迎えたばかりの「永守コレクションギャラリー」。
柱時計のような大きなオルゴールを鑑賞すると、まるでオーケストラがそばにいるかのような圧倒的な迫力やキラキラとした音のシャワーに包まれるような体験に、大人はもちろん来館する子どもたちも目を輝かせるのだとか。
この春、家族や友人と、感性を刺激する生音に触れてみませんか?

人形が動く!不思議で美しいオートマタ

「永守コレクションギャラリー」の魅力の一つは、なんと入場料無料かつ完全予約制で、学芸員によるガイドツアーでじっくりと楽しめること。最初に、オルゴールの音色に合わせて動くからくり人形・オートマタが展示されている部屋へ案内されます。

18〜19世紀に誕生したというオートマタ。「一番動きがダイナミックなのはこちらですね。1900年代の作品のオマージュとして2000年にフランスで作られたものなんです」。

後ろのハンドルをくるくると回すと…

足元に内蔵されたオルゴールのメロディーに合わせてピエロが倒立したり椅子を持ち上げたり。機械仕掛けでなめらかに動く姿に、歓声が上がります。

現代ではモーターがその役割を担っている、人形に命を吹き込むゼンマイは箱の後ろ側に。ぜひ実物の精巧な動きを見てみてほしいです。

ほかにも貴重な作品を多数展示されていて、「これを動かして!」のリクエストにも気軽に応えてくれますよ。

時計から始まったオルゴールの奥深い歴史

オルゴールの原型と言われているのは、中世ヨーロッパで大きな時計塔に組み込まれた鐘「カリヨン」(写真手前は1770年に作られたドイツ製の小型カリヨン時計)。
木製円柱にピンを打ち込むことで複雑な音階を奏でます。今でも現役でその音を聴くことができるなんて驚き!

また、オルゴールと一口に言ってもその種類は時代によってもさまざまです。

職人が一つひとつ手作業でピンを打っていた繊細なシリンダーオルゴールは、オルゴールの歴史でいうと初期のもの(写真は1880年スイス製)。次第にシリンダー型から、19世紀には機械生産できるディスク型へと進化を遂げました。

「こちらは1890年、アメリカ製のディスクオルゴール。この大きな円盤のディスクに開いた無数の穴による突起と歯車の回転によって櫛が弾かれて、音色が奏でられるんです。飲食店などに置かれていて、お客さんがコインを入れて楽しんでいたんですよ」と学芸員さん。

想像よりもはるかに大きく響く、音の粒の一つひとつまで際立つ美しい音色。当時の人と同じ音を聴いていると思うと、なんだか感慨深いですよね。

ガラスの向こうには、1850年代のスイス製オルゴールの分解展示などの希少な資料やコレクション収蔵室が。ギャラリーではオートマタを含め、世界的に価値のある約350点もの作品を所蔵しています。

ものづくりに興味が湧くマイスター工房

機械仕掛けで動くオルゴールを見ていると、「一体どんな仕組みなの?」と思わずにいられません。

専属のオルゴールエンジニアが整備補修や研究開発を行うマイスター工房。「オルゴールの中の仕組みやからくりを子どもたちにも見せて、ものづくりに興味を持ってもらいたい」と、ガラスの向こうから面白いものを見せてくれました。

手で回すとぐにゃぐにゃと形を変える木のおもちゃ、投げると立体的な形に変わる紙の人形…など、不思議なからくりの世界に思わず夢中に。

「好きな時に好きな音楽を楽しみたい!」という人々の願いを叶えようと、100年以上前の技術者が開発したオルゴール。複雑に見える動きも、一つひとつを紐解いてみると小さな仕掛けの組み合わせなのだとか。人の心を魅了してきた秘密に、実際に触れてみましょう。

感動の音色は、まるでコンサート会場!

開館1周年を記念して、この日は指揮者の佐渡裕さんと永守文化記念財団の代表理事・永守重信さんのトークショーが開催されました。

普段は鑑賞ラウンジとして、オルゴールや蓄音機、自動演奏ピアノなどをコンサート形式で楽しめるこの部屋。120〜130年前の歴史あるコレクションがずらりと並んでいます。

トークショーのテーマは、「次世代に語り継ぎたい音楽 〜夢を叶える軌跡〜」。約100年前のロールペーパー式自動演奏ピアノから、作曲者ジョージ・ガーシュイン本人の演奏でラプソディ・イン・ブルーが流れると、「100 年前のガーシュインの背中がそこで揺れているようです」と、佐渡さん。

また、「まるでオーケストラのような音の重なり」と佐渡さんが驚きを表現したのは1890年、ドイツ製のミュージックボックス。レストランやパブ、ホテルのロビーなどに置かれていたそうです。

「近くの幼稚園をギャラリーに招待しますが、こんなに子どもにも喜んでもらえるとは思ってもみませんでした」とは、永守代表理事。子どもたちの純粋な感性で本物の生の音に触れる大切さについても、話が膨らみました。

春の特別展のほか、注目イベントも続々!

永守コレクションギャラリーでは、5月28日(火)まで春の特別展「オルゴール職人たちの歩み〜美しい音を求めて〜」を開催中。

国内唯一のオルゴール(一貫)生産メーカーである、ニデックインスツルメンツのオルゴール開発の軌跡と、同社の最新技術を駆使した次世代作品などが展示されており、“オルゴールの今”に触れることができます。

4〜5月は子ども向けのイベントやワークショップも多数。ぜひ家族で足を運んでみてはいかがでしょうか。詳細は、公式ホームページからご確認くださいね。

永守コレクションギャラリー

京都府向日市森本町東ノ口1-1 ニデックパーク
営業時間:10:00~16:00 ※完全予約制
ガイドツアー:10:30/13:00/15:00(各回60分/完全入れ替え制)※イベント実施時は実施なし
開館日:月・火・木・金(2024年4月27日〜5月6日は休館)
入館料:無料
※春の特別展「オルゴール職人たちの歩み〜美しい音を求めて~」や各種イベントの情報は公式HPよりご確認ください。

「永守コレクションギャラリー」詳細はこちら

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