【天王寺公園】でチョコのケーキとコーヒーを。「なかたに亭」から「YARD」へ受け継がれる、名店の味
本日の一品 > YARD Coffee & Craft Chocolateの「ショコラ オ キャラメルとGeishaコーヒー」(大阪・天王寺)
大阪在住のフォトグラファー・吉村規子さんが、最近、気になっていた天王寺エリアで見つけたのが、クラフトチョコレートとコーヒーの専門店「YARD」。実はここ、大阪屈指の名パティスリー「なかたに亭」(2024年3月17日に惜しまれつつ閉店)の中谷哲哉シェフを父に持つ、バリスタ・中谷奨太さんが店主と聞き、チョコレートを使ったケーキのおいしさに納得したのでした。
【水曜15時のあまいもん】とは?
関西の食に精通するライター、エディター、フォトグラファーなど“取材のプロ”たちが、ほんとは教えたくない関西の「推しおやつ」を、和洋問わずレコメンド。確かな目利きで選んだあまいもんは、どれもわざわざ足を運んで大正解の、ハズレなしのおいしさです。
「 風味の濃厚さにしびれるクラフトチョコレートで作るケーキ」(吉村さん)
YARD Coffee & Craft Chocolate「ショコラ オ キャラメルとGeishaコーヒー」
「ショコラ オ キャラメルは、ベトナム産のカカオ豆から作った自家製チョコレートの個性を前面に押し出していて、チョコ好きの私には、濃厚さがたまりません。ケーキに合うコーヒーを、と選んでもらったハンドドリップコーヒーが、これまた個性的で……。さすが専門店!と膝を打つようなチョコとコーヒーのハイレベルな組み合わせに出合えます」(吉村さん)
大阪屈指の名パティスリー「なかたに亭」の中谷哲哉シェフを父に持つ、バリスタ・中谷奨太さんが店主を務めるクラフトチョコレートとコーヒーの専門店。2024年3月17日をもって惜しまれつつその幕を下ろす「なかたに亭」は、チョコレートを使ったケーキがつとに有名でしたが、「YARD」はそのチョコレートに特化。店内の工房でカカオ豆からタブレットなどを作り、それを使ったケーキや焼き菓子も作っています。
冒頭の「ショコラ オ キャラメル」は、酸味のあるベトナム・ベンチェ産カカオのムースに、ほろ苦いキャラメルのムースとグラッサージュ、シュトロイゼルを合わせ、カカオの個性を際立たせたケーキ。「あえて個性の強いもの同士志を合わせて、味わいの面白さを」と、中谷奨太さんが選んでくれたのが、エキゾチックで複雑味のあるゲイシャ種のコーヒー。この豆は、コロンビアの農園まで足を運んで買い付けたものだそうです。
編集部の「これも食べたい!」
自家製アイスクリームのアフォガード
そして、暖かくなると食べたくなる、ひんやりデザートもオンメニュー。冷たいアイスに温かいエスプレッソをかけて楽しむアフォガードは、コーヒー専門店ならではのクオリティの高さ。北海道産の牛乳と、京都産地鶏の卵で作った自家製のリッチなアイスは、コーヒーの味を邪魔しないよう、あえてバニラビーンズ不使用。公園の緑を眺めつつ、まずはひと口。ひんやり甘いアイスとともに、エスプレッソと自家製ベリーソースの酸味がふわりと広がり、至福のひとときが訪れます。
アフォガードは、昨年、新たにオープンした焙煎所&スタンド「YARD Coffee House」(大阪市浪速区元町3-12-11)でも楽しめます。
教えてくれた人吉村規子/Noriko Yoshimura
大阪生まれ、大阪育ちのフォトグラファー。主に女性誌やライフスタイルマガジンなどの撮影を手がけている。甘いもんはもちろん、おいしいものは分け隔てなくウェルカムな体質なので、フード関連の撮影の時はテンションが上がります。
DATA
YARD Coffee & Craft Chocolate/ヤード コーヒー&クラフト チョコレート
大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-3
TEL.06-6776-8166
営業時間:10:00~16:30(売り切れ次第終了)、喫茶11:00~16:00
定休日:火、第1・3・5水
https://yardosaka.com/
\from Editor/
天王寺公園の入口に位置する店は、抜群の解放感。YARD=庭という名のとおり、天気のいい日に緑を眺めながら、おいしいコーヒーやデザートで過ごすおやつタイムは、とても贅沢。残念ながら、「なかたに亭」のチョコレートケーキにはもう出合えないけれど、「YARD」の絶品チョコレートケーキが、天王寺で待ってますよ!
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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