桂由美の半生を描いたドラマで俳優デビュー？ 気象予報士・蓬莱さんに聞く撮影秘話＆寒暖差の話

2月は、日本の上空を流れる偏西風の蛇行が大きくなることで、北から冷たい空気が流れ込まなくなり、逆に南から暖かい空気が流れ込みました。この影響で、気温が季節外れの高さ、記録的な高さになりました。本州では、2月で25℃以上の夏日となったところもあったほどです。
偏西風の蛇行が大きくなった原因はエルニーニョ現象によるもので、この冬は北の冷たい空気が流れ込みにくく、暖冬になりやすい傾向でした。そこに地球温暖化の影響も加わり、気温が極端に高まりました。

2月に来たような極端な暑さは予想されていません。3月半ばまでは、朝晩を中心にして平年並みにひんやりする見込みです。3月後半の気温は平年並みか高めを予想しています。

ホワイトデーが過ぎれば、冬物を少しずつ片付けて春物と入れ替えていけそうです。ただし、寒の戻りの可能性もあるので、桜の季節が終わるまで1～2着は冬物を置いておくとよいでしょう。

雨を降らせる低気圧と晴れをもたらす高気圧が長く居座ることがなく、短いペースで交互にやってきそうです。天気が目まぐるしく変わるので、こまめに天気予報をチェックしてください。

また、3月は春の嵐の季節です。雨や風が強まりやすいので、ご注意ください。

はい。60年代のテレビマンは、時代の先端を走っていた存在だったと思い、やる気に満ちた人物を演じました。

このドラマは、1時間半で濃密な内容が展開する素晴らしいストーリーです。撮影期間が約10日間、編集が約2週間という、通常のドラマでは考えられないようなスケジュールで進行しましたので、私のワンシーンもかなり慌ただしかったと思います。

たったワンシーンでも、カメラの角度を変えて4回ほど同じ演技をしたので、本業の俳優さんは本当にすごいなと改めて感じました。

ドラマの主人公の桂由美さんは、自分で道を切り開いていく方だったので、晴れの日を迎えるというよりも、雨雲を吹き散らして晴れの日にしてしまう、そんな印象を受けました。

私もそんなパワーが欲しいです。天気を伝える人間としては、誰かの晴れの日にふさわしい、素晴らしい天気予報を心がけていきたいと思っています。

見逃し配信が「TVer（ティーバー）」で配信されていますので、ぜひご覧ください。私の登場シーンは物語の中盤で、主人公の人生における“転機”となる場面に現れます。お見逃しなく！