ワンハンドで楽しむ、まさにパフェです。「L’AVENUE bis のクレープ」【神戸】【水曜15時のあまいもん】Vol. 07
神戸のあまいもん第1弾は、京都在住のライター、齋藤優子さんのたっての願いで、連載初となるロケを敢行。チョコレートの名手が手がけるアイスとクレープの専門店「L’AVENUE bis(ラヴニュー ビス)」を目指して、坂道のトアロードへ。パフェのようなクレープが待っていると、取材班一同、坂を上がっているときからワクワクが止まりませんでした!
【水曜15時のあまいもん】とは?
関西の食に精通するライター、エディター、フォトグラファーなど“取材のプロ”たちが、ほんとは教えたくない関西の「推しおやつ」を、和洋問わずレコメンド。確かな目利きで選んだあまいもんは、どれもわざわざ足を運んで大正解のハズレなしのおいしさです。
「チョコの名手が作るクレープのパフェは格別!」(齋藤さん)
L’AVENUE bis のクレープ「パルフェ ショコラ マロン ポワール」
「職人気質のシェフは、クレープの生地だけでも完成まで半年以上を費やしたのだとか。チョコの名手らしいカカオ生地に、パティシエならではのアイスクリームやマロンクリーム、シャンティショコラ、洋梨のキャラメリゼなどが重なるのだから、たまりません。
スリーブをカットしながら食べ進むと、次々に異なる味や食感が現れて、レストランのショコラデセールを口にしているかのよう。シンプルなほうが往々にしておいしかったりするクレープですが、これは別格です!」(齋藤優子さん)
チョコレートの名手として知られる平井茂雄シェフが、地元神戸に「L’AVENUE」を構えたのは2012年のこと。そして10周年となる2022年12月、ついに長年手がけたかったというアイスクリームを扱う「L’AVENUE bis」をオープンしました。
アイスクリームのショーケースには、地元兵庫県産の低温殺菌牛乳を使った濃厚ミルクや、シェフオリジナルのクーベルチュール“オール ノワール”を使ったダークチョコレートのフレーバーなどが、季節替わりで10種並びます。
そして、アイスクリームとともにデビューしたのが、味と食感にこだわり抜いたクレープです。プレーンとカカオの2種があり、パルフェには、ケーキのパーツになるような手の込んだクリームやソース、コンポートなどが何種も詰まっています。
編集部の「これも食べたい!」
パレ ショコラ
アイスやクレープを購入するカウンターの左手にあるショーケースには、平井シェフがもっとも得意とするチョコレートやチョコレート菓子が並びます。そこで目にとまったのが、本店にはないこの「パレ ショコラ」。
アーモンド風味のサブレをたっぷりのミルクチョコレートでコーティングしてあって、チョコ好きにはたまらないバランス。アマンドショコラもそうですが、こういう何気ないアイテムがちゃんとおいしいのが、名手たるゆえんです。
教えてくれた人齋藤優子/Yuko Saito
『BRUTUS』『&Premium』など、雑誌を中心に執筆しているライター。食に関する取材が多く、しばしば関西を訪れているうちに、関東とは違う食文化をもっと知りたくなり、2018年に京都にも拠点を設ける。現在は京都と東京を行ったり来たりの日々。
DATA
L’AVENUE bis(ラヴニュー ビス)
兵庫県神戸市中央区中山手通2-25-5 有本ビル1F西
TEL:078-200-6768
営業時間:11:30~18:30
定休日:不定休 ※詳細は公式サイトのカレンダーで確認
https://www.lavenue-hirai.com/
\from Editor/
クレープブーム、再熱なのか!? 東京をはじめ、全国的にクレープ専門店が増えているので食べる機会も多いのですが「フツーにおいしい」を超えるものになかなか出合えませんでした。でも、取材で口にしたこのクレープのおいしさときたら! オリジナルのチョコ生地、数種類のクリームが奏でるハーモニー、それ単体でも十分においしい本格派トッピングと、ここまで凝ったものは初めてでした。神戸でも行列ができているけれど、東京にあったら、連日大・大・大行列なんでしょうね、きっと。
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