TOP おでかけ 【散歩して食べて、写真も“映え”る】ウラリエさんと行く! 岡山県・津山でまち歩き、まち休み

【散歩して食べて、写真も“映え”る】ウラリエさんと行く! 岡山県・津山でまち歩き、まち休み

2023.08.22
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津山の魅力は“町“そのもの。江戸時代の趣が今も残る城下町の風情や、津山の歴史が生んだ美食、自然あふれる絶景は、クラシックとローカルが共存する津山ならではの空気感をつくりだしています。今回は、annaアンバサダーのウラリエさんと一緒に、津山におでかけしてみました。

津山市までは、JR新大阪駅から電車で2時間30分ほど。車でも同じくらいの時間で到着し、JR大阪駅からは直行バスもあります。遠いようで近い、でもちゃんと“旅感”がある、日帰りにもお泊まりにもうれしいエリアです。

ぶらぶらと町を歩いて、気になるカフェに立ち寄ったり、初めて出合う料理に挑戦してみたり、津山は自由気ままに過ごしたくなる町。情緒あふれるゆるやかな空気感が、がんばりすぎて夏バテ気味だった気持ちや体をリセットしてくれました。

時間をかけて歩きたい、津山城下町

JR津山駅の周辺は「津山城(鶴山公園)」を中心に広がる城下町。城から東側を「城東(じょうとう)」、西側を「城西(じょうさい)」といい、それぞれのエリアが重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

活気あふれる商人の町、城東

「和蘭堂(城東観光案内所)」/津山市西新町5/0868-24-6288/営業時間:10:00~17:00/定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始

城下町散策の最初に訪れたいのは、城東観光案内所も兼ねた、カフェ&ギャラリー「和蘭堂(おらんだどう)」。近くには「津山洋学資料館」や「城東むかし町家」といった観光スポットが点在しているので、こちらを拠点に町をめぐることにします。

「城東むかし町家」/津山市東新町40/0868-22-5791/見学時間:9:00~17:00(最終入館16:30)/休館日:火曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始/入場:無料

無料で見学できる「城東むかし町家(旧梶村邸)」は、母屋は江戸末期、離れは明治・大正に建てられた建物。邸宅内にお邪魔することもできるので、ウラリエさんも縁側に座って小休止。風通しのいい和室では、畳の上に寝っ転がりたい気持ちになりますが、今は我慢です。

【左】出格子(1階)と虫籠窓(2階)。【右】「作州城東屋敷」横に復元された、城東のシンボル「火の見櫓」。

城東を散策していると、木枠で組んだ格子と、2階の通気や明かりとりとしてつくられた虫籠窓(むしこまど)をよく見かけます。どちらも江戸時代の町家に見られる意匠で、家によって形が違うのも面白いポイントです。

「作州城東屋敷」にある「火の見櫓」の角を曲がると、秋の風物詩「津山まつり」で練り歩きが披露される「津山だんじり」の展示館を発見。写真右のだんじり「龍鷹臺(りゅうようだい)」は、安政3(1856)年の作というから驚きです!

気になるモノを見つけてはスマホを向けるウラリエさんは、何軒かの民家の軒先に見つけた、空き缶でつくった風車を「かわいい!」とパチリ。地元の人たちの普段の暮らしを垣間見るのも、“まち歩き”の楽しみのひとつです。

歴史ある寺社が立ち並ぶ、城西

「泰安寺」

商人の町・城東から、寺社が多く立ち並ぶ城西へ。まず立ち寄ったのは、古くは津山藩松平家の菩提所「泰安寺(たいあんじ)」。本堂に参拝したあとは、墓所に眠る江戸後期の蘭学者・宇田川榕菴(うだがわようあん)のお墓にもご挨拶。津山めぐりをしていると、何度も名前を聞くことになる津山藩の偉人です。

「泰安寺」の境内には、七福神の一柱・弁財天を祀る「弁天堂」や徳川一門の象徴である葵の紋が見られる山門など、見どころもたくさんありました。

「武田待喜堂本舗」/津山市宮脇町23/0868-22-3676/営業時間:8:00~19:00/定休日:不定休

町並みを眺めながら歩いていると、「津山名産 初雪(はつゆき)」と書かれた大看板を掲げる老舗菓子店「武田待喜堂本舗(たけだたいきどうほんぽ)」が現れました。甘味処も兼ねているようなので、さっそく立ち寄ってみます。

(左)「初雪(焼)」1本230円、(右)「初雪(生地)」2枚230円

鎌倉時代、後醍醐天皇に献上されたという話もあるほど歴史ある餅菓子「初雪」。薄い「生地」を焦がさないようにじっくり焼くと、ふっくらと膨れた「焼」が完成。サクッと心地よい歯ごたえとともに、お餅の風味とやさしい甘さが口いっぱいに広がります。

最盛期には30軒以上のお店でつくられていたという「初雪」も、現在も製造・販売を続けるのは「武田待喜堂本舗」のみ。初雪ファンの地元の人たちは「生地」を買い、おうちで自分好みに焼いて食べるのがスタンダードなのだそうです。

お店を出てすぐ、精肉店の店頭に見慣れない銀色の箱。なかに入っているのは……なんと生肉! この生肉の正体は、当日の夜に判明。津山が誇る肉文化との、驚きの遭遇になりました。

城東・城西重要伝統的建造物群保存地区じょうとう・じょうさいじゅうようでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく

岡山県津山市 津山城周辺
0868-32-7000(津山市歴史まちづくり推進室)
見学自由
https://www.city.tsuyama.lg.jp/business/index2.php?id=8398

【おすすめ立ち寄りスポット】津山洋学資料館

宇田川榕菴をはじめ、津山の洋学者たちの足跡をたどる全国的に珍しい「洋学」を学べる博物館。隠れた“映え”スポットとしても人気の「津山洋学資料館」の魅力をスライドでご紹介します。

津山グルメを堪能! 必食の肉&魅惑のコーヒー

旅先の楽しみはやっぱりご当地グルメ! 今回は、津山市外ではなかなか食べることができない独特の肉料理と、江戸時代のコーヒー煮出し器「珈琲罐(コーヒーカン)」で淹れたコーヒーが飲めるカフェを訪ねました。

ちょっとディープに楽しみたい津山の肉料理

津山ならではの肉料理が味わえると聞いて訪れたのは、その名も「肉ビル」。肉料理専門店しか入居していない、肉好きのために存在するビルです。目的のお店「颯花(そうか)」は、写真右奥の裏口を入った先。ちょっとドキドキしながら、いざ、潜入します!

お店を切り盛りするのは、ノリのいいキュートなママ。地元・津山の魅力を発信したいと、伝統の肉料理店をはじめたのだそう。「津山でしか味わえない料理、食べてってね!」と、おすすめのご当地肉グルメをセレクトしてくれました。

日本全国あちこちを旅し、さまざまなグルメを食べ歩くウラリエさんにとっても、初めての肉料理がズラリ! 冷蔵設備など発達していなかった時代、食肉処理センターがあった津山市では新鮮な牛肉やホルモンが気軽に手に入ったそう。そんな歴史が、オリジナリティあふれる肉料理につながっています。

ウラリエさん絶賛の肉料理の全貌は、下のスライドをチェックしてくださいね!

常に笑顔のママが迎えてくれる、一見さんでも入りやすい雰囲気も「颯花」の魅力。ひとり旅で訪れたなら、カウンター席がおすすめです。今回いただいた4品以外にも、気になる肉料理がたくさんありました。

憩い屋 颯花いこいや そうか

岡山県津山市大手町11-22 肉ビル店内(奥側)
0868-35-2400
営業時間:18:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:日・祝(不定休)
http://www.tsuyamakan.jp/gourmet/detail/?pk=6
※コース料理は希望金額に応じて対応。要予約

【おすすめ肉料理スポット】炙家 ぼっけもん

2023年5月、津山の肉料理店が集結して開催されたイベント「第6回牛うまっ王選手権」で2年連続総合優勝に輝いたお店。豪快に肉を食べたい人におすすめです。

“珈琲”のルーツを知って味わう“幕末コーヒー”

城西エリアの中心地にある「城西浪漫館(じょうさいろまんかん)」の喫茶スペース「SO’s Café(ソーズカフェ)」でコーヒーをいただくウラリエさん。「コーヒーがご当地グルメ?」と疑問に思うかもしれませんが、実は、津山は“珈琲”発祥の地。海外から海を渡ってきた“コーヒー”に、“珈琲”という漢字をあてたのが、津山藩医であった、かの宇田川榕菴といわれているんです。

「SO’s Café」では、宇田川榕菴が記した文献から再現した、江戸時代のコーヒーメーカー「珈琲罐」で淹れたコーヒーを飲むことができます。

「珈琲罐」1人1,000円(ラスク・城西グッズ付き)/一度の抽出で2~5人分。ひとりでの注文も可能。

写真に写る、ステンレス製の銀色の筒が「珈琲罐」です。この筒に挽いた豆と湯を入れて直火にかけ、2沸(※1)した後は火からおろして10分待つ。「珈琲罐」での淹れ方も文献どおりなうえ、「ジャワアラビカ」「マンデリン」をブレンドした豆も、当時に近い品種を厳選しているそう。
※1 沸騰手前で表面がぷくぷくとなる状態。

ドリップしたコーヒーがクリアでスッキリとした風味なら、「珈琲罐」で淹れたコーヒーは、苦みも、酸味も、すべてが融合した複雑な味わい。嫌味のない香りとともに、まろやかな味わいが楽しめます。

「ホットケーキ」350円、はちみつ付き400円、ドリンク付き600円、ドリンク+はちみつ付き650円

コーヒーにはやっぱりスイーツ!ということで、人気の「ホットケーキ」をオーダー。ふわふわのケーキに、岡山・蒜山(ひるぜん)のトチの木の花から集めた“はち蜜”をかけていただきます。

カウンターで本を読んだり、窓から見えるまち並みを眺めたり、思い思いの時間が過ごせる店内。「城西浪漫館」には、物産コーナーや展示スペースなどもあるので、興味が尽きません。

SO’s Caféソーズカフェ

岡山県津山市田町122 城西浪漫館1F
0868-22-8688
営業時間:【館内】9:00~17:00、【SO’s Café】10:00~16:00
料金:入館無料
休館日:月曜(祝日の場合は翌日休)
http://www.tsuyamakan.jp/gourmet/detail/?pk=69

【おすすめコーヒースポット】富岡珈琲 BARNDOOR店

カフェやスイーツ店が入居する複合施設「BARNDOOR(バーンドア)」内にある、自家焙煎した豆が自慢の「富岡珈琲」でのいっぷくもおすすめ。本格的なエスプレッソからネルドリップまで、お好みのコーヒーで癒やされて。

深呼吸をしたくなる、ネイチャー散策へ

津山城下町から車で10分ほど北に向かえば、緑あふれる「グリーンヒルズ津山」に到着。25ヘクタールもの広大な公園内には、子どもが遊べる遊具スペースやお買い物ができる地産地消センターなど、さまざまな施設が集結しています。まずはハズせないフォトスポットで記念撮影!

フォトスポットの背景に広がっているフラワーガーデン。10月初旬までは、千日紅(せんにちこう)が見ごろを迎えています。

「グリーンヒルズ津山」には“映え”スポットが点在。2023年9月末までは、丘の上にピンクのドアが登場し、何気なく木陰に置かれたベンチだって、とってもフォトジェニックです。

夏は鮮やかなグリーンに包まれていますが、春は満開の桜、秋は紅葉のグラデーションなど、いつ訪れても美しい景色が楽しめます。

絶景はもちろんですが、ウラリエさんが撮りたくなるものといえば、やっぱりグルメ。「グリーンヒルズ津山」の高台に立つウエディング施設&レストラン「THE HILLS HOUSE TSUYAMA(ザ ヒルズ ハウス つやま)」では、旬のフルーツを使った“映え”スイーツが味わえます。

「桃氷」1,650円/8月末で終了

訪れたのは、夏の暑い日。「桃氷」は、栃木・日光にある天然氷蔵元「松月氷室」から直送された氷を使った、キーンとこないやさしいかき氷です。3種の自家製シロップや桃のコンポート、隠し味に練乳を加えたミルクエスプーマなどをトッピングし、桃をそのまま食べているようなフレッシュな味わいが広がります。

残念ながら「桃氷」は8月末で終了しますが、その後は岡山の名物フルーツ、ピオーネを使ったかき氷が登場予定。9月中旬以降にはフレッシュなフルーツや旬の地元食材を使った季節のフルーツパフェに切り替わるので、こちらもお楽しみに!

グリーンヒルズ津山

岡山県津山市大田920
0868-32-2082(津山市観光振興課)
営業時間:9:00~日没
料金:公園入園料無料
定休日:無休
https://www.city.tsuyama.lg.jp/city/index2.php?id=853

THE HILLS HOUSE TSUYAMAザ ヒルズ ハウス つやま

岡山県津山市大田831
0868-27-8022
営業時間:【カフェ】11:00~17:00、【ランチ】11:00~14:30(L.O.)、【ディナー】17:00~(予約制)
定休日:不定休
https://the-hills-house.com/

【おすすめネイチャースポット】ザランタン あば村

グランピング施設「ザランタン あば村」は、収穫体験や渓流釣りなども体験できる田舎暮らしリゾート。お部屋やBBQ、アクティビティはスライドでご紹介します。

2023年秋に楽しめる、津山満喫イベント

津山城ナイトイルミネーション TSUYAMAGIC

桜の名所としても有名な「津山城」で、9月の夜にお花見を楽しむイベントを開催。お城のまわりに住む“桜神さま”がかけた特別な光の魔法を眺めに、ぜひ訪れてください!

津山城ナイトイルミネーション TSUYAMAGICツヤマジック

2023年9月15日(金)~24日(日)
岡山県津山市山下135 津山城(鶴山公園)
0868-32-2082(津山観光キャンペーン推進会議)
開催時間:18:30~21:30(最終入場21:00)
料金:高校生以上800円、小中学生200円、未就学児無料
https://tsuyamagic.com/

ココシルde謎解き まるごとつやまスタンプラリー

スタンプラリースポット/美作滝尾駅

スマホにアプリ「ココシル」をインストールすれば、津山名産フルーツ、ブランド和牛“つやま和牛”、人気家電などが当たるスタンプラリーに参加できます。対象店舗・施設に掲出された二次元コードをアプリで読み込んで、スタンプを集めてください。

ココシルde謎解き まるごとつやまスタンプラリー

おなかもココロも満たされた、津山旅

普段よりも歩くスピードがゆっくりになった津山のまち歩き。道中には、地元の人たちとのおしゃべりを楽しんだり、ぼーっと過ごしたり、なんだか気持ちもクリアになったよう。両手いっぱいにお土産を買い込んで、ウラリエさんとの津山旅は終了。9月にはライトアップイベント、10月には津山まつりがあるので、秋にまた、訪れたいです!

津山市の観光・イベント情報はこちら

Sponsored by 津山観光キャンペーン推進会議(津山市観光文化部観光振興課)

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