驚異の1083万台を売り上げた大ヒット企業の秘密とは!?
おうち時間が長くなりがちな今日この頃、売り上げを伸ばしているのが、手軽にリフレッシュできる小型マッサージ器。大阪に、ユニークなマッサージ器やエクササイズ機器を次々に生み出してヒットを飛ばしている企業があるんです。
今回は、2020年8月25日(火)に読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』の人気コーナー『まるトクZIP!』で放送された、人気マッサージ器会社・株式会社アテックスの裏側をご紹介します!
※ この記事は2020年8月25日(火)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
■ピンポイントな“○○専用マッサージ器”が続々登場!
今回ご紹介するのは、大阪市平野区にある企業『アテックス』。28年前に創業し、折り畳みベッドなどの健康器具からスタートした会社です。11年前に発売した、業界初のマッサージクッション『ルルド』が女性に大ヒット! なんと、シリーズの累計販売台数は1083万台というから驚きです。
現在は、健康や美容に関する約70ものアイテムを企画・発売しています。本社の中にあるショールームへ潜入してみましょう。
まずは看板商品のマッサージクッション。こちらは座って腰に当てて使えるだけでなく、ふくらはぎを乗せれば足のマッサージもできる優れものです。
そして、手専用のマッサージ器『ルルド ハンドケア』(11,000円〜・税込)も大人気! 手を差し込むと、15層にも分かれたエアバックがぐぐ〜っと圧をかけて、指一本一本までマッサージしてくれます。
実はこの商品、開発時には「手専用で売れるのか?」という声が。しかし、販売してみると大ヒット! 発売から3年間で50万台を売り上げたそうなんです。このヒットが、パーツのマッサージに特化した個性的なアイテムを次々と生み出すきっかけとなりました。
例えば、この魚が口を開けた可愛らしいデザインの『ルルド エアマッサージャー リラギョ』(6,600円・税込)は、手首専用のマッサージ器。スマホ疲れなどで凝り固まりがちな手首の筋肉をほぐして、リラックスさせてくれます。
さらにこちらは、二の腕専用のエステケアアイテム『ルルド ツイストアームケア』(11,000円・税込)。腕に装着すれば気になる二の腕をケアしてくれる、ありそうでなかった商品です。
極め付けは、膝専用のマッサージ器「ひざカツ マッサージャー」(14,960円・税込)。こちらも装着すると、空気圧を使って膝をほぐしてくれるアイテムです。
対象のパーツをここまでピンポイントに絞り込むことが、ヒット連発に繋がったんですね。
■めちゃくちゃ売れてる!斬新な小型エクササイズ機器も開発!
さらにこちらの会社では、小型のエクササイズ機器も開発。ステイホーム中に発売したところ、おうちでの運動にぴったりだと大ヒットしたのが『ルルドスタイル EMSシート』(5,500円・税込)です。
EMSとは、筋肉に微弱な電気を与え、強制的に運動させる技術のこと。リハビリの現場などでも用いられているそうですよ。
こちらの商品は大阪体育大学の教授が監修。暑さおよそ1mmのシートで、その上に手や足、お尻などを乗せておくだけでも効果が期待できるほか、上に乗ってスクワットなどの運動をすれば、筋肉がより活発化して運動強度がアップします♡ 発売から4ヶ月で、4万台を売り上げたそう!
■ユニークな商品をどんどん生み出す開発現場に潜入!
動物をモチーフにした健康器具など、今までにない可愛らしいデザインの商品を次々と開発し続ける秘密は、どこにあるのでしょうか? その秘密を探るべく、今度は開発現場に潜入です!
企画部のオフィスには、女性がいっぱい! ほとんどが女性のスタッフなのだそう。
トレンドの色やファッションを参考にこれから発売する商品のデザインを考えるなど、マッサージ器に流行とオシャレをプラスする女性ならではの目線が、人気商品開発の秘訣のようです。
日々ヒットを目指して開発されている商品ですが、中にはボツとなってしまうものも。チョッキのように着てスイッチをオンすると、猫背を矯正してくれるというこちらのストレッチマシーンも、大きすぎる&重すぎるという理由で残念ながらお蔵入りに……。ヒット商品の影では、不採用となってしまったいくつものアイデアが散っていたのですね。
こちらの会社では、健康に関するものならどんなアイデアにチャレンジしてもOK。これからもどんなユニークなアイテムを開発してくれるのか、期待大ですね♡
■マッサージクッションの生みの親が語る開発秘話とは?
最後に、看板商品の開発秘話を語ってくれたのは、11年前に業界初のマッサージクッションを作った東文惠さん。当時、小型マッサージ器を作りたいとアイデアを提案。企画自体は通ったものの、意外なことに、社内での反応は良くなかったといいます。
営業担当からも「誰にどうやって売れば良いかわからない」との厳しい意見が。というのも、当時会社には男性社員が多く、また、世間では大型のマッサージチェアが主流とされていた時代。女性をターゲットにした小型マッサージ器には、否定的な意見が多かったのです。
1年が経ち、ようやく販売のゴーサインが出ます。すると瞬く間に女性の間で人気となり、なんと、1年間で100万台を売る大ヒット商品に! 東さんは、今では会社の副社長を務めるまでに大出世。今までの固定概念を捨ててみようという雰囲気も高まり、社風もがらりと変わったのだそう。「これからも女性ならではの視点で開発を続け、新しい市場もどんどん目指していきたい」と東さん。
ヒット商品連発の裏側には、失敗を恐れない姿勢と女性目線を大切にする素敵な会社がありました。今後の新商品も要チェックですね♡
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【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』(月曜~金曜 5時20分~)
※ この記事は2020年8月25日(火)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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