いよいよ2025年4月13日(日)に開幕する「大阪・関西万博」では、8人のプロデューサーが手掛けるシグネチャーパビリオンが中心に鎮座。今回はそのひとつ、「くまモン」の生みの親としても知られる小山薫堂氏が主導したパビリオン「EARTH MART」の展示内容をご紹介します。訪れる前に確認しておきましょう!
「EARTH MART」のテーマは“食といのち”
茅葺きが特徴のパビリオン外観。
「EARTH MART」のテーマは、“食を通じて、いのちを考える”。さまざまな食の課題と向き合いながら日本人が育んできた食文化の可能性とテクノロジーによる食の進化を共有し、“新しい食べ方”について考えることができる場所です。
(中央)プロデューサーの小山氏。
目指したのは、食を通じて多くの当たり前をリセットすることで、“いのち”への感謝の気持ちを育めるようなパビリオン。「いのちのフロア」と「未来のフロア」の2つのエリアから、「いただきます」の価値を世界に発信しています。
食がいのちであることを見つめ直す「いのちのフロア」
「いのちのフロア」では、まるでスーパーマーケットで買い物をするような感覚でワクワクしながら、これまで当たり前だと思っていたことをリセットし、新しい食べ方と向き合うさまざまな体験が散りばめられています。その内容は写真で確認してください!
-
世界のレシート/世界に実在する一週間分の家族の食糧。データや数字からでは読み取れない、本当の人々の暮らしが見えてきます。
-
野菜のいのち/花も、実も、葉も、茎も、根も、野菜が新しい種をつくるためにあることを表現しています。
-
いちばん食べられる魚/地球でいちばん食べられている「イワシ」は多くのいのちを支えています。「イワシ(鰯)」という字は「弱い魚」と書くけれど、実は一番強いいのちかもしれません。
-
家畜といういのち/ひとが食べるために育てるいのち。つまり、わたしたちが生きるために生まれてくるいのちです。
-
いのちのはかり/食べ物の重さをはかるための「はかり」ではありません。いのちの重さを感じるための「はかり」です。
-
一生分のたまご/日本人ひとりが一生で食べる卵の数は、約28,000個。その量は世界トップクラスで、年間300個以上を消費し続けています。
-
いのちのショーケース/世界の人々がいただく主な食べものと年間消費量(いのちの数/年)は、他の雑食性動物と比べても人間が食べる食材の数は圧倒的に多く、数万種もあると言われています。その一部を紹介しています。
-
世界の食卓/世界の人々が何を食べているか、実はあまり知りません。食を知ることが、その人を知る手がかりとなるかもしれません。
-
いのちのカート/ねぶたでつくられたこの大きないのちのカートには、日本人が食べる約10年分の食材が入ります。
-
いのちのレジ/ひとは、ひとがいただいたいのちでできています。
-
世界のレシート/世界に実在する一週間分の家族の食糧。データや数字からでは読み取れない、本当の人々の暮らしが見えてきます。
-
野菜のいのち/花も、実も、葉も、茎も、根も、野菜が新しい種をつくるためにあることを表現しています。
新しい食べ方のヒントに出会う「未来のフロア」
日本が育んできた伝統、文化、テクノロジー、さまざまな視点から未来に残したい「食べ方」を散りばめた、未来のフロア。食べることの喜びと、私たちが次の時代に「いのち」をつむいでゆくヒントを探す旅にでかけてください。体験は写真でご紹介します。
-
未来を見つめる鮨屋/鮨職人×フードテクノロジー。伝統と革新が融合することで、食の未来が見えてきます。
-
進化する冷凍食/あらゆる食材を凍結粉砕してパウダー化。それは食の新たな可能性を広げてくれます。
-
味を記憶し、再現できるキッチン/世界中で調理過程のデータが共有される未来。料理の楽しさも、技術も、文化も記憶され、時空を超えていきます。
-
みんなが幸せになる未来のお菓子/こどもたちが思い描く未来のお菓子を集めたコーナーです。この中に、みんながもっと幸せになるヒントが見つかるかもしれません。
-
EARTH FOODS/食の未来をより良くするために、世界に共有したい日本発の食の知恵が集結します。
-
UMEBOSHI 〜BANPAKU-ZUKE〜 2025→2050/ここで作る梅干し「万博漬け」。樽を開けるのは2050年となり、いわば「食のタイムカプセル」です。2025年の思い出を大切な人と共有してみては。
\from Editor/
ふだん何も意識せずに毎日繰り返している“食事”を可視化して見られるなんて、その迫力に圧倒されるのは確実。こどもから大人まで、すべての人の心に残るパビリオンになりそうです。
【関連記事】注目はドイツパビリオン!? 万博担当記者に聞く、訪れるべき海外パビリオン!
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
必見!annaとっておき情報をご紹介♡【AD】
■今大注目!大阪・関西万博でライブを披露したタイのボーイズグループ「BUS」に初インタビュー!
■【2025年おでかけ】神戸・ベイサイドで「アトア」と最新スポットをハシゴめぐり♡
■【京都】京都の酒蔵とコラボした注目の日本酒酒場って?
■万博で韓国カルチャーを楽しみつくす4日間! 「韓国ナショナルウィーク」の全貌をご紹介!
■【四国水族館】GWの3日間はナイト営業!幻想的な演出やイルカたちとのサンセットプログラムで遊びつくそう!