TOP ライフスタイル 【兵庫・神戸北野】長い坂道を越えてめぐる、異国情緒と世界のインテリア雑貨

【兵庫・神戸北野】長い坂道を越えてめぐる、異国情緒と世界のインテリア雑貨

新しい生活がはじまったり、新しい出会いがあったり、植物が色とりどりの花を咲かせたり。春はさまざまなものが変化していく季節です。せっかくなら、おうちのインテリアや雑貨などにも新しいお気に入りを取り入れて、気持ちもリフレッシュしてみませんか?

兵庫県のインテリア散歩では、神戸・三宮から北に向かい神戸北野異人館街を目指します。神戸ならではの歴史ある建築物は、おうちコーディネートに新しいインスピレーションをくれる予感。坂を上り、路地をすみずみまで散策して、素敵なインテリアや雑貨を見つけてください。

北野坂から北へ、六甲山を望む坂道散歩

山手幹線から北野通りまで、約1kmも続く北野坂。道中にある異人館風デザインのスタバが目を引きます。

神戸北野異人館街を目指して、北野坂をまっすぐ北に進みます。坂道はちょっとしんどいですが、あちこちで見られる異国情緒ある建物をはじめ、おしゃれなショップやカフェに目をやれば楽しい時間に。ゆっくりと歩いて15分ほどで異人館通りに到着します。

手前から「英国館」「洋館長屋」「ベンの家」が並ぶ北野通り。

神戸港が開港した1868年ごろ、北野に居留地が整備され、外国人が住む住宅として異人館がいくつも建てられました。もっとも多かった当時は、その数なんと200棟あまり。現存する16棟が開放されており、建物の内部を見学することができます。

各異人館では邸宅内の調度品が当時のまま飾られているほか、各国の魅力を伝える展示なども見られます。異国情緒いっぱいのフォトジェニックな写真が撮れたり、「香りの館オランダ館」では香水づくりが楽しめたり、「プラトン装飾美術館(イタリア館)」のカフェや「英国館」のパブでひと休みをしたりと、さまざまな体験ができるのも異人館ならではの楽しみ方です。

異人館通りから「ラインの館」に抜ける階段(左)や、石畳の小径(右)など、路地もぜひ散策を。

とにかく神戸は坂の街。足元は歩きやすい靴で訪れるのがベストです。坂道が不安な人は、神戸の主要観光地をめぐるレトロバス「シティループバス」を活用して。15分間隔で運行しており、北野エリアだけでも3か所の停留所があるので、なるべく坂道を回避したお散歩ができます。

「北野天満神社」の展望スポットから望む風見鶏の館と神戸の街並み。※「風見鶏の館」は耐震修復工事のため閉館中

坂を上りきった先にある「北野天満神社」から眼下を見渡すと異人館の特徴的な屋根や海を一望でき、その達成感はなかなかのもの。いったん気持ちをリセットして、インテリア・雑貨探しにでかけましょう!

【小さなあとりえ*蕾】多彩な雑貨が詰まったひと坪ショップ

童話に登場する小人のおうちのような建物が目印です。

「北野天満神社」から少し下ると、ひと目ではショップと気づけない小さなほこらのような建物を発見。入り口では蝶ネクタイをつけたロボットが出迎えてくれます。

こちらは、日本全国から手仕事でつくられた雑貨を集めた「小さなあとりえ*蕾」。オーナーの岡さんは展示会に足を運び、作家と会話してから気になる雑貨を買ってみるのだそう。しばらく作品とともに過ごしてみて、気持ちが動いたものだけを販売する、というこだわりいっぱいの商品を取り扱っています。

たったひと坪しかないという店内は、小さな雑貨たちでぎゅうぎゅう。どこを見渡してもかわいい雑貨が飾られているごちゃっと感が、宝探しのようで、なんだかときめく空間に。陶磁器やバッグ、アート、アクセサリーといった30名以上の作家作品が並ぶ様子は、雑貨の博覧会のようにも感じられます。

吉田初美/ミニ原画(左)「白うさぎの星取り」4,400円、(右)「黒猫の呪文」4,400円 ※作品展終了後も販売

「蕾」では、月替わりでひとりの作家をフィーチャーした作品展を企画。2025年2月22日(土)までは神戸在住のイラストレーター・吉田初美氏の作品展「ちいさな日だまりのしたで」が開催されており、5cmほどの小さな原画イラストは並べて飾りたくなるかわいさです。

今江未央/九谷焼「豆皿」2,200円~

鮮やかな色彩が特徴の九谷焼。作家・今江未央氏の作品はカラフルさをそのままに、やさしい絵柄でオンリーワンなデザインに仕上がっています。特に右中央の小皿は、真ん中にちょこんと乗ったりんごが立体になっていて、どう使おうかわくわくしますね。

小さな版画絵ayako「版画絵」2,000円台~

2人組の作家・小さな版画絵ayakoの作品も、やさしい絵柄とコンパクトさで、おうちのどこに飾ってもしっくり馴染んでくれる一枚です。同じ絵柄でも色を変えて摺りだした作品はまったく違う印象になっていて、並べて飾りたくなります。

tense「木製腕時計」29,700円~

カナダ発の木製腕時計ブランド「tense(テンス)」の時計は、レディス、メンズともに充実のラインナップ。軽いうえに肌にもやさしく、コレクションして飾りたい一品です。経年変化によって自分だけの“味”が出せるのも魅力のひとつです。

店頭では幸せの象徴であるフクロウもお待ちかね。

最初は外観のかわいさに目を奪われるものの、お店の正体を知らないとなかなか入りづらいかもしれません。お散歩気分から探検気分に切り替えて、そっと店内をのぞいてみてください。

小さなあとりえ*蕾つぼみ

兵庫県神戸市中央区北野町2-12-11
078-261-0156
営業時間:11:00~16:00
定休日:日・月・火曜
https://www.instagram.com/chikkoi_tsubomi/

【いりえのほとり】さまざまな表情を見せるロシア雑貨

多彩なロシア雑貨がずらりと並ぶ店内。

異人館通り沿いに佇む「いりえのほとり」は、ロシア雑貨の専門店。もっともポピュラーなロシア雑貨といえる「マトリョーシカ」は、約400種以上もそろっています。ロシアには陶磁器や伝統的な民芸品など、まだまだ知られていない雑貨がたくさんあります。雑貨から日用品まで豊富にそろうこちらのお店で、運命的な出合いが待っているかもしれません。

まずはスライドで商品ラインナップをチェックしてくださいね。

ロシア雑貨 いりえのほとり

兵庫県神戸市中央区山本通2-9-15
078-291-0031
営業時間:平日11:00~17:00、土・日・祝10:30~18:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休)
https://irie-hotori.com/

【プラスカーサ】海外のハイエンド家具が充実

店内のディスプレイもラグジュアリーに演出。

北野坂の途中に建つ「プラスカーサ」は、関西を中心に11店舗を有する人気店の本店です。創業以来70年にわたり、ヨーロッパを中心としたトップブランドの家具とともに、ニーズに合ったコーディネートを提供しています。

800㎡もの広い店内には、ソファやテーブル、ダイニングチェアといった家具から、雑貨や照明などのインテリア雑貨まで幅広くスタンバイ。まるでモデルルームのようなおしゃれなコーディネートが叶う商品の一部は、スライドでご覧ください。

+CASA 神戸北野坂本店(プラスカーサ)

兵庫県神戸市中央区北野町2-7-13
078-230-0225
営業時間:10:00~18:00
定休日:無休
https://www.pluscasa.com/

【シェヘラザード】足元にこだわるじゅうたん専門店

リビングやベッドサイドなど、おうちのあちこちに欠かせないじゅうたんは、デザインにも質感にもこだわりたいもの。そんなときに訪れてほしいお店が、北野坂から1本西、ハンター坂にあるじゅうたん店「シェヘラザード」です。

店内には、個性あふれるオールドギャッベをはじめ、オールドやアンティークを中心としたペルシャ、トルコ、アフガニスタン、中国、ロシア、インドなどの手織りの絨毯がずらり。デザイン豊富なじゅうたんをスライドでご紹介します。

オリエンタルカーペット SHERAZADE(シェヘラザード)

兵庫県神戸市中央区山本通2-12-21 異人プラザビル1F
078-291-0100
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜 ※臨時休業あり(要確認)
http://sherazade.jp/

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※掲載情報は2025年2月時点のものです。店舗・商品情報などは変更になる場合があります。

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