TOP ライフスタイル 【京都・神宮丸太町】毎日使いたくなるインテリア・雑貨を探して、春の鴨川散歩

【京都・神宮丸太町】毎日使いたくなるインテリア・雑貨を探して、春の鴨川散歩

新しい生活がはじまったり、新しい出会いがあったり、植物が色とりどりの花を咲かせたり。春はさまざまなものが変化していく季節です。せっかくなら、おうちのインテリアや雑貨などにも新しいお気に入りを取り入れて、気持ちもリフレッシュしてみませんか?

京都のおすすめエリアは神宮丸太町。街に残る歴史の痕跡も探しながら鴨川沿いを散策すると、こだわりを持った店主たちがセレクトした雑貨やインテリアに出合えます。ぽかぽか陽気の春の一日、寒さで縮こまっていた体をほぐすように、心惹かれるアイテムを探しにでかけましょう!

歴史ある街並みにこだわりのお店が連なる「神宮丸太町」

京都市民の憩いのスポット「京都御所」。広大な敷地内では四季折々の植物が楽しめ、一年を通してたくさんの人が訪れます。

河原町通の丸太町から今出川までは、飲食や雑貨、ファッション関係など、少し大人な雰囲気のお店がそろうエリア。四条烏丸や四条河原町が元気な若者の街とすれば、こちらはもう少し落ち着いて、ゆっくりと京都散歩を楽しみたいという人にぴったりです。さらに、西には御所、東には鴨川とこれまた京都を満喫できるスポットがスタンバイ。京都のいいところがギュギュッと詰まったおすすめエリアです。

鴨川デルタ
鴨川の飛び石

今出川橋から北に目をやれば、鴨川デルタを一望。東側は高瀬川、西側が加茂川で、ここで2つの川が一緒になって、おなじみの鴨川となります。

鴨川には対岸へ渡ることのできる飛び石があることを知っていますか? 丸太町と今出川の間くらいに数か所だけ設置されています。ユニークな亀の形をしたものもあるので、チェックしてみてくださいね。

【PINT】素材や製法にこだわった長く愛用したい逸品が充実

訪れたのは、河原町丸太町と河原町今出川の中間あたり、荒神口交差点から少し下がったところにある「PINT」。ビルの3階という隠れ家的立地に、東京出身の店主が店を構えたのは2018年のこと。

東京時代は工場や作家、職人とコラボしてさまざまなアイテムを企画し、オンラインショップで販売していたほか、有名百貨店のオリジナル品なども手掛けていたそう。京都に拠点を移すにあたって“ショールーム的に(店主談)”こちらのお店をスタートさせたそうですが、いざオープンしてみると、お客さんの顔が見られるのが楽しいと、その魅力に気がついたそう。

店内に並ぶのはこだわりのアイテムばかり。「ものづくりの根っこの方をちゃんとしたい」という店主の言葉どおり、流通を考えれば除外されるようなものを排除せず、素材や職人と直接つながるという方法で、自身が納得したものだけを扱っているそう。

とはいえ難しく考える必要はなく、毎瞬間に使うのが楽しいものをセレクト。経年変化が楽しめて手触りもいい、10年、20年と売り続けられるものだけを販売しています。そのため、気に入った商品は買い足しもできるし、修繕が可能であれば対応もしてくれます。

扱っているのは洋服やバッグ、ハンカチ、キッチンやリビング、バス関係の雑貨など多岐にわたります。その数はなんと200〜300種! つくり手としっかりつながり、仕入れるアイテムは、どれもじっくりとつきあえそうなものばかり。「ふらっと来た人が、いい感じだなと思って買ってくれたらうれしい」と話す店主の思いが詰まったアイテムは、毎日をさりげなく、そっと彩ってくれるはずです。

「ガラスのフラワーベース」5,000円

今回おすすめしてもらったのは5点。「ガラスのフラワーベース」は、東京在住の作家、野田マリコさんによるもの。実は店主は、一輪挿しなどの花器がちょっと苦手。しかし、花がなくてもインテリアとして成立するこちらの作品は、吹きガラスの質感、個体差が楽しめるのがポイントなのだそう。

「木」2,000円〜

滋賀の家具職人から仕入れている「木」。半年ほど前から販売をスタートさせ、すでに人気アイテムに。種類もいろいろ、出自がわからないものもあるそうですが、購入者はそれぞれ自由な使い方を想像してくれるとか。「買ってくれる様子が楽しいんです」と、店主もお気に入りの一品になっています。

「モルタルシリーズ」330円〜

京都在住の作家による「モルタルシリーズ」は、「木」と同じくWebサイトでは取扱いのない店頭限定アイテム。お香立てや皿、カードスタンド、ウエイトなどがあり、オブジェ的に飾るのもおすすめです。

「急須」7.150円、「湯呑み」1,815円、「茶托」2,640円

三重県四日市市の萬古焼。なかでも、写真の3品は7〜8年ほど扱っている定番アイテム。シンプルなフォルムが気に入っているそうで、さまざまな茶器が用意されています。

「レザーケース」3,300円〜

「レザーケース」は、店主が惚れ込んだマット仕上げのオイルドレザーを使ったオリジナル商品。エイジングが早く進むのも特徴です。ケースが5種、バッグは10種ほどを同じ革でラインナップしていて、縫製は東京・浅草の職人にオーダー。丈夫で長持ちするので、しっかり使い込んだ味を楽しめます。

PINT(ピント)

京都府京都市上京区上生洲町221 キトウビル301
050-6865-3834 
営業時間:13:00〜18:00、土・祝11:00〜18:00 
定休日:日・水曜+不定休
https://pint.mn/

【STOCKROOM】気軽にヴィンテージに触れる機会を

荒神口通から少し南に行くと、1階にガラスと植物のお店が、2階にはカフェが入居する古いビルを発見しました。よーく見ると、1階の右奥にもショップを発見。こちらの「STOCKROOM」は、イギリス、デンマーク、日本を中心に、ヴィンテージ・アンティークの家具や雑貨を扱うお店です。

“ヴィンテージ”と聞くとちょっとお高いのかな……と思ってしまうかもしれませんが、値札を見ると意外とお手頃価格のアイテムがずらり。長く愛用できるヴィンテージアイテムをおうちに取り入れてみたい、初心者さんにもおすすめです。

(奥)「ヴィオラ柄陶板 Jie Gantofta(ジイガントフタ)」8,000円/サイズ:W26×H25cm/スウェーデン、(手前)「カップ&ソーサートリオ Carlsbad(カールスバード)」3,520円/サイズ:カップ直径6.5×H6.5cm、ソーサー直径13.5cm、ケーキプレート直径17.5cm/チェコスロバキア時代

ぼこぼこした立体感が素敵な陶板は、ずっと眺めていたくなるかわいさ。壁掛けにもできるので、好きなところに飾ってみてください。オレンジの花模様が素敵なヴィンテージカップ、ソーサー、ケーキプレートはセットでの販売。チェコ・ボヘミア地方発の磁器ブランド「カールスバード」の作品です。

そのほかの注目アイテムはスライドでご紹介します。

お店では割れたり欠けてしまったりした陶磁器を修繕する「金継ぎ」をお願いすることもできます。大切な器にトラブルがあったときは、相談してみてください。

STOCKROOM(ストックルーム)

京都府京都市上京区上生洲町229-1
075-212-8295
営業時間:12:30~17:30
定休日:木曜+不定休
https://www.stockroom-kyoto.com/

【トリバザール】使いやすさと美しさを兼ね備えた雑貨がずらり

鴨川沿いの散歩の途中、一本西に入って東三本木通へ。閑静な住宅街の一角に、「トリバザール」はあります。ここでは、陶器や竹、金属、ガラス素材といったさまざまな台所用品や生活雑貨、作家アイテムなどを取り扱っています。

樹ノ音工房「湯のみ」990円、「フリーマグ(細縞)」2,200円、「フリーマグ(太縞)」2,200円

カンナなどの道具で模様を削る「しのぎ」といわれる技法が特徴の器は、福島県・会津本郷焼の窯元である「樹ノ音工房」の作品。手仕事でつくられているため、一つひとつ風合いが異なるのも魅力です。自分の手にしっくりと馴染むものを探してみて。

「タイのざる」S 880円、L 990円

タイでココナッツミルクをつくるときに、こし器として使われているアルミ製のざる。大小のサイズがそろい、油切りや水切りとしても大活躍間違いなし。キッチンに並んでいるだけでちょっとおしゃれに見せてくれるアイテムです。

スライドでは、まだあるおすすめの商品をピックアップしてご紹介します!

TORYBAZAR (トリバザール)

京都府京都市上京区東三本木通丸太町上る中之町496
075-231-1670
営業時間:12:00〜17:00、土曜12:00~18:00
定休日:日・木曜+不定休
https://www.instagram.com/torybazar/

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※掲載情報は2025年2月時点のものです。店舗・商品情報などは変更になる場合があります。

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