春風に誘われて。緑豊かな自然に癒される北摂のカフェ
北大阪急行沿線には、緑豊かな自然の中でリフレッシュできるカフェが続々オープンしています。北摂が見渡せる絶景カフェや、公園の花と緑に囲まれたテラスのブランコに揺られながら、コーヒーとパンケーキを楽しめる話題のカフェなど。忙しい日々からホッとひと息できる時間を求めて、annaアンバサダーで、スパイスやハーブを使った料理教室「SPICEUP」主宰の桑原亮子さんとぶらり北摂カフェ巡りをしました。
江坂【PARK CAFE BRANCO】ブランコに揺られ、緑に染まるパークカフェ
2023年4月、吹田市にある「江坂公園」のリニューアルに合わせて、オープンしたコーヒーとパンケーキ専門店「PARK CAFE BRANCO」。その名の通り、テラスにブランコが設置されているので、ゆらゆら揺れながらコーヒーとパンケーキを楽しむことができます。店のほぼ全面が大きなガラス張りなので、店内にいても公園の緑に包まれるような不思議な感覚。圧倒的な開放感に溢れています。
定番の「メープルホイップパンケーキ」は、オーダーを受けてから銅板の上で低温でじっくり約7分焼き、その後はお湯で蒸し焼きに。「しっとりふわふわの触感で、舌の上でしゅわっと溶けていきます。小ぶりなサイズなので3段重ねもペロリといけそうです」と亮子さん。他にもティラミスパンケーキやクレームブリュレパンケーキなど個性的なパンケーキが全5種類。時折、季節に合わせた期間限定パンケーキが加わります。
パンケーキに合わせたいのが、吹田市で創業から約50年続くヒロコーヒー監修のオリジナルブレンドコーヒー。パンケーキのおいしさをより引き立ててくれる特別な一杯です。
春うららかな季節に「桜のパンケーキ」が期間限定で登場。3段重ねのパンケーキの上に桜クリーム、もっちりとした求肥、桜の塩漬けがトッピング。ほんのり塩味が効いた桜あんと粒あん、抹茶パウダーが添えられています。
「口に入れた途端、桜の香りがふわりと立ち上ってきました。パンケーキのふわっと儚げな生地に求肥のしっとりとした食感が絶妙に合います」と、亮子さんも新感覚なパンケーキに興味津々の様子。心も桜色に染まる和テイストのパンケーキです。
オープンテラスでは、ペットと一緒に過ごすこともできます。 朝7時から営業しているので、愛犬と朝の散歩の途中に訪れる人も多いようです。ゆったりとしたスペースのテーブル席のほか、カウンターもあり、一人で本を読んだり、思い思いの時間が過ごせます。
「江坂公園には子どもをよく連れて遊びに来ましたね。春は桜がきれいなので、花見の時期に訪れたら最高の特等席になりそうですね」と亮子さんが話すように、江坂公園は花見の人気スポット。満開な桜並木がよりムードを高めてくれそうです。
パンケーキは2度に分けて生地をのせて、ふわっと膨らんだ高さをキープしたままじっくり焼き上げます。口溶けの良い食感を生むのは、メレンゲの固さを見極め、手作業で混ぜ合わせるパティシエの熟練のなせる技。
ドリンクはコーヒー、紅茶、オリジナルレモネード、ラッシーなど約50種類と豊富に揃います。中でも「ワールドコネクトコーラ」はこれからの時期におすすめ。
吹田市の平野農園で栽培している伝統野菜「吹田くわい」をブレンドした「吹田くわいワールドコネクトコーラ」や、箕面の紅葉と赤しそを使った、赤色が斬新な「箕面もみじワールドコネクトコーラ」など北摂らしさを満喫できるドリンクも見逃せません。
駅の近くにありながら、公園の緑に包まれ自然を身近に感じるロケーションでこだわりのパンケーキやコーヒーをいただけるカフェ。あんバタークリームなどのフィリングを挟んだ「パンケーキサンド」はテイクアウトもできるので、公園でお花見をしながら目と舌で春の訪れを感じませんか?
PARK CAFE BRANCO
住所:大阪府吹田市江坂町1-19-5 江坂公園内東側
電話番号:06-6155-8812
営業時間:7:00~18:00(L.O.パンケーキ17:00、ドリンク17:30)
アクセス:Osaka Metro 御堂筋線「江坂駅」から徒歩約5分
定休日:不定休
Instagram:https://www.instagram.com/park_cafe_branco/
箕面【coffee & bakes YATT】 景色もごちそう!北摂を一望する高台カフェ
続いて訪れたのは、箕面・如意谷の高台にある「coffee & bakes YATT」は、2階建ての真っ白な建物にウサギの壁画が目印です。1階は食パンや焼き菓子、コーヒー豆を販売し、2階がカフェスペース。2017年のオープン以来、地元の住民や遠方から訪れる人たちで賑わっています。
階段を上り、目に飛び込んでくるのは大きな窓越しの絶景パノラマ。北摂のまち並みを見渡せます。朝から夜まで営業しているので、モーニングからランチ、スイーツを楽しみながら空の移り変わりを眺めていると時間を忘れてしまうほど。
ヨーロッパの田舎町を思わせるレトロなタイルが貼られた1階のショップでは、食パンや焼き菓子、自家焙煎のコーヒー豆やテイクアウト用ドリンクを販売。
毎日焼き上げる自家製食パンは、厳選した小麦に生クリームとバターを使い、軽くトーストすると中はもっちり外側はさっくりと絶妙な食感。ほろ苦いバスクチーズケーキやレモン果皮とアプリコットを焼き込んだレモンケーキなど魅力的な焼き菓子やスイーツが揃います。
一番人気は、英国のトラディショナルな朝食をイメージしたボリューム満点な「YATTブレックファースト」。モーニングの時間帯に好きなドリンクを注文すると、お得に食べられるのもポイントです。
「熟成ベーコンやソーセージ、2個の目玉焼きに自家製トーストと贅沢な朝食ですが、一番驚いたのは野菜がとても甘くて味が濃いこと! 添えられた自家製セミドライトマトはジューシーで甘味が凝縮して、とても丁寧につくられているのがわかります」と亮子さん。
3種類のパスタから選べるランチセットは、サラダとスープ、オプションでセットドリンクが付きます。イタリア発祥の生ソーセージ「サルシッチャ」と、蕪やスナップエンドウなど旬の野菜がたっぷり。
パスタのほかに旬のフルーツとアボカドのヘルシーなサラダボウルなどいろいろなメニューが楽しめます。
プリンは2種類。ほろ苦なコーヒー風味のスポンジ生地の上に、古き良き喫茶店をイメージした「YATTクラシックプリン」は、しっかり固めの食感で甘さ控えめな大人風味。もうひとつは、平飼い卵・北海道産牛乳・生クリーム・てん菜糖と厳選した材料を使った、なめらかな食感の「やっとプディング」。
「プリンは素材の良し悪しが問われる繊細なスイーツ。この『YATTクラシックプリン』は、しっかりとした弾力とカラメルソースの苦味とテンポが良く、コーヒーとの相性が抜群」と満足げな亮子さん。
しっかりとコクのあるブレンドから飲みやすい軽めのブレンド、希少性の高いスペシャリティコーヒーまでその時々の気分で選ぶことができます。
料理教室や商品開発、メニュー監修など多忙な日々を過ごす亮子さん。
「朝起きたとき、スタジオに到着したとき、料理教室が終わった後など1日に何度もコーヒーを飲みます。私にとって一杯のコーヒーは気持ちを切り替える大切なアイテム。北摂のまち並みを一望できる見晴らしの良い空間で飲むコーヒーは最高の癒しの時間です。箕面の滝も近くにあるので、新緑の季節にドライブをかねて訪れたいですね」
陽の光が優しく差し込む開放的な空間で、絶景を眺めながら過ごすカフェタイムはきっと心癒されるはず。
coffee & bakes YATT
住所:大阪府箕面市如意谷1-12-19
電話番号:072-737-9666
営業時間:8:30~20:30(L.O.19:30)
定休日:不定休
アクセス:北大阪急行「箕面萱野駅」から徒歩約20分
ホームページ:https://yattcafe.com/
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