和歌山県・由良町の特産品「ゆら早生」とは? 気象予報士が注目する秋の味覚と2023年11月以降の天気
10月ももうすぐ終了。気持ちの良い秋晴れの日が多くなる一方で、朝晩と日中の寒暖差が大きく、天気予報が気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今月は、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」のお天気コーナー「スケッチ予報」でおなじみの気象予報士の蓬莱大介さんに、2023年11月以降の近畿地方の天気と、蓬莱さんが注目する秋の味覚「極早生みかん」を教えていただきました。
一日の寒暖差に要注意
10月後半になり、急に秋がやってきましたね。11月の近畿地方は、平年並みか、平年よりも高い気温。秋の深まりはゆっくりになりそうです。
日中は薄着でも大丈夫な日がありますが、朝晩は冷えるので、寒暖差に要注意! ただ、この寒暖差が木々の葉の色づきを進めてくれます。関西の紅葉名所だと「大阪城公園」が11月中旬から、京都・嵐山が11月下旬に見ごろとなる見込みです。
12月・1月は、全国的に平年より高い気温で、いわゆる暖冬傾向です。日本海側は雪が少なく、雨になりやすいと予想しています。ただし、偏西風が一時的に蛇行し、冬型の気圧配置が強まれば、雨ではなく雪が降ることも。日本海の海水温が平年より高いため、一時的にドカっと雪が降るリスクも頭の片隅に置いておいてほしいです。
今が旬! 秋みかん「ゆら早生」
晩秋は寒暖差が大きく、季節の変わり目に体調を崩されていませんか? 旬の食材の力を借りて、元気に過ごしていきたいものです。
僕がこの秋注目しているのは、今が旬の「極早生みかん(ごくわせみかん)」。本格的な冬の前に出荷されるみかんを「極早生みかん」と言い、小ぶりで甘みと程良い酸味が特徴です。
お気に入りは、読売テレビの「かんさい情報ネットten.」でも紹介した「ゆら早生(わせ)」という品種です。「ゆら早生」は、和歌山県日高郡由良町の特産品で、中の皮が薄く、白い筋も少ないのが特長。極早生みかんの中でも糖度が高くて、甘さの際立つ品種なんです。
JA和歌山県農 果実販売課 河形 康寛さんに伺ったところ、「猛暑と少雨に負けず、灌水などの努力で今年は特においしくできました」とのこと。
喉ごしが良く、皮が青くてもおいしいです。紀の川市にある「めっけもん広場」やJAの直売所で販売されているので、見かけたら味わってみてくださいね。(解説/蓬莱大介)
蓬莱 大介(ほうらい だいすけ)
2011年より読売テレビの気象キャスターを担当し、現在は「情報ライブ ミヤネ屋」、「かんさい情報ネット ten.」、「ウェークアップ!ぷらす」に出演中。翌日の天気のポイントをイラストで教えてくれる「スケッチ予報」では、ユーモアあふれるイラストが大人気!
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