地元民ならではの食べ方も!テレビで紹介された兵庫県民熱愛の「お好み焼きチェーン」に行ってみた
“出汁文化”が根付く関西地方。特に兵庫県姫路市には、お好み焼きにもたこ焼きにも出汁を付ける独特の食文化が根付いているのを知っていますか?
この文化を広めた兵庫県民熱愛のチェーン店『喃風』は、2022年9月1日(木)放送の『秘密のケンミンSHOW極』でも取り上げられるなど、今や県内のみならず全国的にも人気があります。
今回は、地元ライターが『喃風 姫路本店』に実際に行き、テレビで放送された『どろ焼』や『明石風鉄板たこ焼』などの人気メニューを徹底レポート。さらに、美味しさの秘密や地元民ならではの食べ方など、知る人ぞ知る魅力もたっぷりとお届けします!
■姫路市民は粉ものに出汁を付ける!?
お好み焼きやたこ焼きといった“粉もの”が有名な関西。その関西の西エリアに位置する姫路市では、粉ものに出汁や出汁ソースを付ける独自の食文化があります。
その文化の誕生秘話や魅力を知るべく、発祥の店『喃風』に行ってきました!
■姫路市のB級粉ものグルメが集まる人気チェーン「喃風」
幼少期から粉ものを愛してやまない根っからの関西人である地元ライターが今回伺ったのは、全国に28店舗(2022年9月現在)ある中でも特に人気の『喃風 姫路本店』です。場所はJR『姫路駅』と山陽『山陽姫路駅』から徒歩1分ほど。駅前にずらりと建ち並ぶビル街の一角にあり、観光客も多く訪れます。
店内は、いくつも曲がり角があるジグザグ道で形成されていて、2テーブルずつパーテーションで区切られています。「どの席も周囲を気にせずゆっくり食事を楽しんでほしい」との思いで、あえて複雑な配置にしたそう。テーブルごとに鉄板が備えられていて、熱々の料理を囲みながら会話と食事を楽しめるのが嬉しいですね。
■出汁文化の始まりは“明石風鉄板たこ焼”
今や『喃風』といえば、どろ焼のようにとろとろとした粉ものに出汁を付けることが当たり前になっていますが、元々は普通のお好み焼き屋さんだったそう。
ある時、子どものお客さんから「明石焼を食べたい」と言われ、その思いに応えたいと鉄板でたこ焼きを作り、明石焼のように出汁と一緒に提供したのが始まりなんだとか。
鉄板で焼くふわとろのオムレツのようなローカルフード“どろ焼”や、ふわっと柔らかいお好み焼き“姫路焼”など、姫路市民に愛される“出汁を使った粉ものメニュー”の数々は、『喃風』の『明石風鉄板たこ焼』がルーツだったんですね。
『喃風』では、すべての粉ものメニューにオリジナルのミックス粉と特製出汁、牛スジを煮たときにでる“スジ出汁”の2種類を使うのがこだわりだそう。水ではなく、出汁でとくことで香りとうま味がでて、さらにスジ出汁を加えることで味の深みもアップ!
特に、中が半熟状態の『どろ焼』と『明石風鉄板たこ焼』は、粉の分量よりも出汁を多く使うのがポイント。出汁が多めのサラサラとした生地を、熟練のコテさばきと230度の高温の鉄板でスピーディーに焼き上げることで外はパリッと、中はとろ~っととろける食感に仕上がるんだとか。
■姫路のソウルフードにも出汁がたっぷり!
看板メニューのどろ焼は、『喃風』発祥の姫路のソウルフード。オリジナルのミックス粉をたっぷりの出汁と卵でといた“鉄板和風オムレツ”のような料理で、『喃風』に来たら絶対に外せない一品です。
特に『どろ豚』(803円・税込)は、10種類あるどろ焼メニューの中で人気No.1! チーズ(187円・税込)を追加するのもおすすめです。チーズは中に入れるのが主流ですが、表面にのせる“はりつけ”スタイルが通な食べ方。とろ~り溶けるチーズがどろ焼を包み込んでいく様子とチーズがこんがり焼ける香ばしい匂いに食欲がそそられます。
まずは何も付けずに出汁の上品な香りと深みのある味わいを感じます。二口目は特製出汁を付けていただくと、とろっとした生地と相まって出汁の甘みがじゅわ~っと口の中で広がり、一口、もう一口と食べ進める手が止まらなくなります。
途中からは、出汁とソースを一緒に付ける地元民ならではの食べ方にもチャレンジしてみてください。スプーンですくったどろ焼にお好み焼きソースをかけてから出汁に浸す方法と、『喃風』オリジナルの“出汁ソース”を注いだ出汁に付ける方法の2種類があります。ソースの甘辛さをダイレクトに味わうなら前者がおすすめです。
定番人気の『どろ豚』のほかにも、エビやすじこん、キムチやチーズなどのトッピングを加えて、好みの味にカスタムできるので、具材の組み合わせは10種類以上! とろりとした柔らかい食感と、子どもから大人まで楽しめるトッピングの豊富さが人気の秘密です。
■4種類のお好み焼きが楽しめる♡
実は『喃風』には、『姫路焼』『関西焼』『広島焼』『モダン焼』の4種類のお好み焼きがあります。
それぞれの違いは具材と配合です。定番の『関西焼』はほどよく食感を残した生地しっかりめで関西人になじみのある一品。一方、出汁が多めの『姫路焼』はふわっと柔らかい食感が持ち味です。『モダン焼』は焼きそばベースのお好み焼きで、『広島焼』は皮が薄めで具材の食感をダイレクトに楽しめます。
数あるお好み焼きメニューの中で群を抜いて人気なのが、とろっとした黄色い半熟卵が生地を覆うようにのった『姫路焼』の『極み豚玉』(1,067円・税込)。細かく刻んだキャベツがたっぷり入っているので柔らかく、食感がモチモチとしています。
卓上のマヨネーズや4種類のオリジナルソース、青のりなどのトッピングをかけて味変も楽しんでみてください。
■お得な食べ放題も!
「心行くまで『喃風』のメニューを食べ尽くしたい!」という人には90分の食べ放題がおすすめです。料金プランは1人2,000円・3,000円・3,800円(各税込)の3種類があり、小学生未満はなんと無料で小学生は半額と、ファミリー層から特に人気があります。※メニュー及び価格は店舗により異なります。食べ放題がない店舗もあります。
どのプランも看板メニューの『どろ豚』や『明石風鉄板たこ焼』はもちろん、『シーザーサラダ』や『やみつきキュウリ』などの一品から『鉄板ねぎ豚めし』といったシメのご飯まで、豊富なメニューが楽しめるのも嬉しいポイントです。
特に粉ものと一緒に食べ合わせたいのが姫路のB級グルメ『姫路チャンポン』(単品注文の場合は1,089円・税込)。
姫路発祥のうどんと中華麺を酸味が利いたウスター系のソースで味付けしたミックス焼きです。中華麺のツルンとしたのど越しの良さと、うどんのモチモチ感が組み合わさった独特の食感は、一度食べるとやみつきになること間違いなし! 豚バラ肉も大きめにカットされていて、お腹も心も満たされる一品です。
■人気店「アイスは別腹」とコラボしたインスタ映えパフェ
どれだけお腹いっぱいでも、食後のデザートは別腹ですよね。
筆者は、姫路本店と明石店の2店舗限定で販売しているオリジナルスイーツを注文してみました。実はこちらは姫路で人気の夜パフェ専門店『アイスは別腹』がプロデュースした商品で、どれも『喃風』でしか食べられないオリジナルメニューなんだそう。
ラインアップは全部で6種類あり、スタッフのイチオシは『白桃』(748円・税込)とのことです。桃の甘さがミルク感の強いソフトクリームと相性抜群で、食後の口をすっきりとしてくれました。
姫路本店限定の『生アーモンドバター』(682円・税込)にもご注目! 姫路のご当地グルメ“アーモンドトースト”に使用するアーモンドバターを、ソフトクリームと組み合わせた姫路ならではのフレーバーです。一般的にトーストして食べることが多いアーモンドバターを生のまま使うことで、アーモンドの粒感がほどよく残り、ねっとり濃厚な口あたりと香ばしい風味がとってもクセになる一品でした。
<店舗詳細>
喃風 姫路本店
住所:兵庫県姫路市駅前町223-7姫路駅前第一ビル2F
電話番号:079-280-3411
営業時間:【月~金】17:00~23:00(フードL.O.22:00/ドリンクL.O.22:30)【土・日・祝】11:30~15:00(フードL.O.14:00/L.O.ドリンク14:30)/17:00~23:00(フードL.O.22:00/ドリンクL.O.22:30)
定休日:12月31日・1月1日
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関西の出汁文化と粉もの文化が合わさった“どろ焼”を生んだ『喃風』。一口食べたら分かるふわっとろ~な食感と深みのある味わいは、年齢を問わず愛されるのも納得です。おひとり様でサクッと一杯、カップルや家族とワイワイと、大人数で食べ放題など、さまざまなシーンで利用してみてはいかがでしょうか?
『秘密のケンミンSHOW極』での“どろ焼”の放送を見逃した方は民放公式テレビポータル『TVer(ティーバー)』をチェックしてみてください。番組公式『YouTube(ユーチューブ)』では、地上波放送後の本編VTRだけでなく、YouTube限定のオリジナル動画も続々配信中です。(取材・文/BANCHANG)
【画像・参考】
※BANCHANG
※ 読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』(毎週木曜 よる9時~)
最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。
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