ニワトリが神使い?一度は行っておきたい「奈良のパワースポット」【奈良県天理市】
奈良県北部に位置する天理市と言えば、『天理スタミナラーメン』や『彩華(さいか)ラーメン』などの人気ラーメン店があり、奈良市富雄とともに奈良県のラーメン激戦区として知られていますが、文化財や史跡も数多く存在します。
日本最古の道である『山の辺の道』が市内を通り、名高い古墳や神社も点在しています。戦艦大和の艦内に祀られていた神様も、天理市にある『大和神社(おおやまとじんじゃ)』の祭神だったと言われています。
今回は、そんな天理市にある『石上神宮(いそのかみじんぐう)』をご紹介します。
■日本最古の神社
『石上神宮』は、奈良県桜井市にある『大神神社(おおみわじんじゃ)』とともに日本最古の神社と言われています。古代軍事氏族である物部氏が祭祀し、ヤマト政権の武器庫としての役割を果たしてきたと考えられています。
また、宝剣『七支刀』を所蔵している神社としても知られています。七支刀は4世紀頃、朝鮮半島の百済が倭に朝貢した際に献上したものと伝えられています。刀には銘文が刻まれており、当時の中国との関係を記す貴重な文字史料の一つと考えられています。
なお、近鉄・天理駅から『石上神宮』までは、徒歩で約30分かかります。徒歩のみだと少し時間がかかるので、天理駅から発着しているコミュニティバス『いちょう号(東部線)』を利用して、石上神宮前バス停で下車する方法がおすすめです。
『石上神宮』の祭神は『布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)』で、御神体は『布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)』です。
また、この地が石上布留(ふる)と呼ばれていたことから『布留社』とも呼ばれていたそうです。
■幻の大寺から移築された貴重な建物が現存!?
こちらは『石上神宮』の境内にある摂社『出雲建雄神社』の拝殿です。もともとは『内山永久寺』の鎮守として創建された住吉神社の拝殿だった建物と伝えられています。
『内山永久寺』は、かつて石上神宮の近くにあった大寺院で、東大寺・興福寺・法隆寺に次ぐ寺領を持ち、西の日光とも称されていたそうです。しかし、明治時代の廃仏毀釈により廃寺となってしまいました。
■石上神宮は日本最古の道の中間地点
石上神宮の境内には、日本最古の道である『山の辺の道』が通っています。この道を北へ進んでいくと、東大寺や春日大社がある奈良公園へ。南へ進んでいくと大神神社にたどり着きます。
山の辺の道はハイキングコースとして人気で、春や秋などは多くのハイカーが訪れます。
■ニワトリが神使い!?
石上神宮ではニワトリを『御神鶏(ごしんけい)』と呼び、神使いとして崇めています。境内には様々な種類のニワトリが放し飼いされています。
朝や日中に石上神宮の境内に近づくと、「コケコッコー」という元気な鳴き声が響きます。
ニワトリを追いかけたり、触ったりせず、遠くから見守るようにしましょう。
ニワトリたちは夕方になると鶏舎に戻っていくので、参拝は午前中から昼過ぎがおすすめです。
石上神宮のニワトリはイタチ、タヌキ、テンなどの天敵から身を守るため、低い木々から順々に高い枝に飛び上がり、木の上で一夜を過ごすそうです。高く飛び上がれないニワトリは鶏舎で夜を過ごすのだとか。
こちらは石上神宮の『とりみくじ』。中には、おみくじが入っています。
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<施設詳細>
石上神宮
住所:奈良県天理市布留町384
電話番号:0743-62-0900
他にも、七支刀が描かれたお守り『御神劔守(ごしんけんまもり)』があり、かっこいいお守りとして人気ですよ!(取材・文/東ポチ)
【画像】
※ 東ポチ
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