商店街に泊まる?大阪の下町に誕生した「まちごとホテル」とは【東大阪市】
大阪・布施にある1軒のホテルが、地域活性化のユニークなモデルとして注目されていますよ。
今回は、2021年12月13日(月)に放送された読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』の『まるトクZIP!』から、『日常生活で地域活性化!? まちごとホテル!』をご紹介します。
※この記事は2021年12月13日(月)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。
■「布施商店街」に誕生した“まちごとホテル”とは?
町工場の事業所密度が日本一! モノづくりのまちで知られる東大阪市にある『布施商店街』は、戦前から続く歴史ある商店街です。
下町情緒あふれる商店街に、3年前にオープンしたホテルが『SEKAI HOTEL』。
『レディースショップキヨシマ』という看板を掲げた、一見商店街の店舗に見えるお店に入ると……
外観は商店街の雰囲気がそのまま残っていますが、フロントはオシャレな空間になっているんです!
客室はどこにあるのでしょうか?
客室に案内してもらうため支配人についていくと、商店街へと歩いていきます。『布施商店街』は、全長約1.8kmのにぎやかな商店街で、地元の人と挨拶をしたり、商店街の説明をしたり、客室のことなど忘れたかのように歩いていく支配人。フロントから歩くことおよそ2分、客室に到着しました。
■客室は「川田菓子店」…にある?
『川田菓子店』と書かれた看板のある建物に入ってみると、商店街の雰囲気とは違っています。
“泊まれる町工場”をコンセプトに、モノづくりのまち・東大阪らしく、鉄を随所に使った、オシャレな客室(朝食銭湯付き 1名 7,667円~・税込※6名利用の場合)になっているんです。実はこの客室、空き店舗を改築して利用しています。
現在、商店街の中に客室用の建物が7棟点在していて、一見不便そうなシステム。どうしてこのようなホテルを作ったかというと……?
まち全体をホテルに見立てた“まちごとホテル”というちょっぴり変わったホテルになっているんです。分散しているのは客室だけではなく、ホテルにあるべきレストランや大浴場という機能を、商店街のお店に分散させることで、まち全体の日常を体験することができるようになっています。
“ホテルの廊下”ともいえる、商店街を歩いていくと、練り天ぷら屋さん『三ツ矢蒲鉾本舗』があります。こちらは、ホテルのオープン当初から、ホテルの取り組みに協力しているんだそう。
毎朝、すり身からすべて手作りで揚げられるのは、人気の『しょうが天』や名物『玉ねぎ天』。それらのお得な盛り合わせに、宿泊客にはさらにおまけをつけてくれるんだとか。(宿泊者特典『SEKAI HOTEL限定パック』450円・税込)
それだけでなく迷っているお客さんの道案内や、ホテルスタッフの体調など、いつも気にかけてくれるそうです。
■なぜ“まちごとホテル”が生まれたのか?
元気に見える商店街でも、以前に比べたら徐々に空き店舗のシャッターが目立つようになったそう。
空き家や、空き店舗が社会問題として取り上げられる中、それらをホテルの客室として利用し、“まちごとホテル化”することで地域の活性化を目指す『SEKAI HOTEL』が誕生しました。
そのユニークな取り組みが注目され、高校の教材『事例研究ワークブック観光・地域活性化編(実教出版)』にも紹介されているんだそう! 商店街にも、共感してくれる店舗が年々と増え、協力してくれているそうです。
■“ホテルの施設”ともいえるお店をご紹介!
まずは、朝食会場にあたる『カフェプレール』です。
宿泊者特典(朝食銭湯付きプランの場合)、ふわふわの厚焼き玉子のサンドイッチが食べられる『モーニングセット』が無料に! さらにコーヒーはおかわりし放題なんです。
布施ならではの気さくな常連さんが多く、あったかいお店なのも特徴です。「常連のおばさまに話しかけられた思い出が、滞在中一番記憶に残った」というお客さんもいたそう。
続いておやつは、創業90年以上の歴史をもつ、『金太郎パン』で!
チーズフランス(119円・税込)など、およそ120種類のパンが次々と焼きあがっていきます。
「焼きたてをすぐに食べたい!」というお客さんは、ホテルのフロントに併設している『SEKAI HOTEL CAFE(金・土のみ営業)』に持ち込んで食べることが出来ます。
夕食会場は、お好み焼きの『よしひろ』です。宿泊者特典としてドリンク1杯無料となるサービスがありますよ!
大阪のソウルフードのお好み焼き『ミックスお好み焼き』(990円・税込)を楽しめます。
またオーナーがアメリカでシェフをしていたため、『パルマ産生ハムとギリシャ産フェタチーズサラダ仕立てのガレット』(858円・税込)など世界の料理が食べられます。まさに“SEKAI”つながりのお好み焼き屋さんなんです。
目の前でフランベしてくれる『サイコロステーキ』(693円・税込)は旅の思い出になること間違いありません!
大浴場の機能は、地元の銭湯『戎湯』が担っています。宿泊者特典(朝食銭湯付きプランの場合)として、入浴料は無料で旅の疲れを癒すことができますよ。
そして、大阪旅行で欠かせないたこ焼きは『丸幸水産』で!
宿泊者特典として、ぷりぷり食感のたこ焼きをリーズナブルに楽しむことができます。
■地域を支えながら、大阪の下町体験!
支配人にとっては、商店街でのおしゃべりも業務の一環なんだそう。ホテルのスタッフも、「友達を自分たちの街に迎え入れるような気持ち」でお客さんをお迎えしています。
「地域のお店とかにも還元しよう」という取り組みに惹かれ、卒業論文を書く学生が訪れるケースや、“大阪いらっしゃいキャンペーン”を利用して泊まりに来たご家族もいたそう。下町を体験しながら、新しい形の地域支援ができるホテルなんて素敵ですよね。
<店舗情報>
SEKAI HOTEL FUSE
住所:大阪府東大阪市足代1-19-1
電話番号:06-6748-0750
営業日:金土・祝前日
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布施の街を楽しめる『SEKAI HOTEL』。気になった方は、ぜひありのままのまち体験を楽しんでみてくださいね。(文/Yuikomore)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』(月曜~金曜 5時10分~)
この記事は2021年12月13日(月)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。
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