宇野昌磨、京都でアイスショーをプロデュース！リフレッシュはまさかの“モンハン”!?

「Ice Brave2」は、前作の「Ice Brave」からコンセプトは大きく変えず、レベルアップしながらも少し違う内容にしています。もちろん「1（Ice Brave）」で好評だった驚きや見どころは残しつつ、「もっといろんなことができる」という思いを込めて、名前を変えずに「2」を付けました。メンバーが多少変わったこともあり、また違ったものを見ていただけたらなと思っています。

競技時代からジャンプの技術や表現力など、どれが自信を持って強みといえるのかなと考えたとき、僕よりジャンプの技術が高い人、スピンや表現力が長けている選手がたくさんいました。それでも僕がトップで戦えていたのは、心持ちというか、その日の目の前にある練習や試合に全力で向かっていたからだと思っていて、その心持ちの強さでは誰にも負けないと思っています。

スケートをあまり観たことがない方でも見やすいショーを意識していて、フィギュアスケートは綺麗というイメージを抱かれがちだと思うんですが、「Ice Brave」という名前から、力強さやエネルギッシュな部分を見せていけたらという思いからこの名前を付けました。

競技のときは、大きな声援や拍手をいただき感動しましたし、力になる瞬間もありました。一方で、ときにはそれがプレッシャーになったり、「期待に応えられるかな？」と緊張したり不安になることもありました。

「Ice Brave」では“お客様を楽しませたい”というのが目標で、その上で大きな歓声や拍手をいただけたので、僕たちが積み上げてきた練習やプロセスが間違っていなかったと実感できてすごくうれしかったです。これまでとはまた違った形で「応援が、歓声が力になるとは、こういうことなんだな」と感じました。

“人間性”です（笑）。一人ひとりが個性と雰囲気を持っていて、すばらしいショーになると思います。お互いの仲の良さが、どこかに垣間見える瞬間があるかもしれません。

僕のゲーム相手になってもらおうと思いまして、男性メンバーには強制的に「モンハン（モンスターハンター）」をやってもらいました（笑）。オフのときはみんなで楽しくやっています。

競技選手の時代から僕はめっちゃゲームが好きで、長年ゲームをやっているんですが、ゲームにスケートは生かせませんし、もちろん逆もそうです。ゲームをやっている時間は完全にスケートとは切り離しています。みんなにとっても息抜きになっています（笑）。でも、一番おもしろいゲームって息抜きにはならないんですよ。ストレスが溜まらないゲームはいいゲームじゃない。そこが紙一重なんですけど（笑）。

競技を引退してから1カ月くらい何もせず、ボーっとすごしていたんですけど、そのうちに“自分から動かなければ何も始まらない”、ということがわかって。日本代表だった頃は、だいぶ尖っていましたけど、尖った発言をしすぎて多方面に迷惑をかけてしまってもいけない。今は日本代表でもないですし、自分から何かアプローチをしないといけないということで、好き勝手にSNSをやらせてもらっています。SNSは居心地が良く、「自分の住みやすい世界」だと感じています。

拍手の大きさで決めるのはよくないですが、福岡のお客さんは拍手がものすごかったです。僕の偏見かもしれませんが、大阪は“圧”が強いのかな？ と思うんで、大きな拍手を期待しています（笑）。