TOP ライフスタイル 女子大生アスリートの“自分に負けない柔軟なマインド”をキープする秘訣って? 仲間と支え合い西日本インカレへ!

女子大生アスリートの“自分に負けない柔軟なマインド”をキープする秘訣って? 仲間と支え合い西日本インカレへ!

2025年、annaが注目するのは、自分の“夢”にまっすぐな学生アスリートたち。第二弾は、天理大学陸上競技部に所属する400m走の選手、寺本葵(てらもと あおい)さんと、100mハードル選手の星場麗羽(ほしば うるは)さん。ストイックに競技へ向き合うお2人の飾らない素顔をのぞかせてもらいました。

寺本葵(てらもと あおい)

天理大学体育学科4年、陸上競技部所属。兵庫県出身。主な競技は400m。高校時代は全国大会の経験がなく無名の存在だったが、2025年に日本学生陸上競技個人選手権大会で54秒03で優勝。日本インカレ2025では2位、日本選手権は53秒14で優勝。寝ることが大好きで趣味はYouTube鑑賞。

星場麗羽(ほしば うるは)

天理大学体育学科4年、陸上競技部所属。石川県出身。主な競技は100mハードル。2025年、日本学生陸上競技個人選手権大会で3位に入賞。関西インカレで13秒40で初優勝。オフの日は子ども向けのかけっこ教室のコーチを務める。

小学生時代から徒競走やマラソンは“1等賞”

まず、陸上を始めたきっかけを教えてください。

寺本:

小学1年生のとき、マラソン大会で2位になったのが悔しくて、練習したら2年生からはずっと1位を取ることができ、「足が速いから陸上部に入ってみる?」と先生にすすめられたことがきっかけです。運動不足になるのを心配した母にも「(陸上部に)入っとき!」と背中を押されて小学4年生のときに陸上部に入部しました。

星場:

私も陸上を始めたのは小学4年生のときです。葵と同じで運動会ではいつも上位だったので、地域の陸上教室に入りました。私は4人兄弟の末っ子なんですが、上の3人も陸上競技をやっているので走ることは身近でもありましたね。

左:寺本葵さん、右:星場麗羽さん

2人とも小さな頃から走るのが得意だったんですね。今もずっと陸上を好きでいられる理由は?

寺本:

記録が出たときに、「どんどん速くなってきているな」って実感できるのが楽しいです。

星場:

すごくわかる! ほかにも練習中に「思ったより走れてきているかも」という感覚が自分の中で見つかったときも楽しいなって感じますね。

ゴールで待っていてくれる仲間たちのために

仲間がいるからこそ助けられている、と感じるのはどんなときですか?

寺本:

きついトレーニングのとき、1人だと途中で「もうやめてしまおうかな」と投げ出してしまいそうになるんですけど、仲間同士で「ラスト1本!」と声をかけ合って気持ちを盛り上げているのを見たら「私も行かないと!」と奮い立ちます。

星場:

試合のときだと、どんな結果が出てもゴールして走り終わると、みんな駆け寄って来て声をかけてくれる。仲間がいるのは私にとってすごく大きな心の支えになっています。

では、お互いのどんなところをリスペクトしていますか?

寺本:

麗羽は集中力がすごい! 練習に入ったら「これをやる」って決めて集中して取り組んでいます。でも、みんなでしゃべるときはワイワイ盛り上がるっていう。そのメリハリと集中力は尊敬しています。

星場:

意識したことなかった! でも、メリハリは心がけているので、気づいてくれてうれしいです。
葵のすごいところは、私生活がしっかりしているところ。とくに睡眠時間は大事にしていて、とにかくよく寝ます。

寺本:

めちゃくちゃ寝ます(笑)。とくに試合前は寝ておかないと体に響くから、8~9時間くらい。普段も夜10時くらいに布団に入って、練習時間のギリギリまで寝ています。

星場:

私はうっかり夜ふかししちゃうタイプなので、「見習わなきゃ!」って思います。それに、弱音を吐いているところを一度も見たことがないくらい、いつもめっちゃ強気。頼もしいです。

ずっとうまくいく人なんていない。「そういうときもある」

日々ハードな練習を続ける中で、どのようにリフレッシュしていますか?

寺本:

YouTubeを観ることかなぁ。小さいお子さんがいるファミリーの日常をつづった動画がお気に入りです。今は教員になるのが目標なんですが、子どもの頃は将来の夢が保育士さんだったくらい、小さい子が大好きなんです。

星場:

私もYouTubeはよく観る!「平成フラミンゴ」っていうYouTuberさんの動画がお気に入りです。気取らない、ラフなやりとりがクセになる。

寺本:

知ってる! おもしろいよね(笑)。

2人ともYouTubeがお気に入りなんですね! では、大会に必ず持っていく必需品はありますか?

寺本:

遠征のときは、ムーミンのブランケットを持っていきます。ホテルってシーツが薄すぎて眠りにくいので……。やっぱり質のいい眠りが大事なので(笑)。

星場:

持っていくアイテム……と言っていいのかな? 大阪の勝尾寺で授かった「勝」と書いてあるお守りをリュックに付けているんですけど、そのお守りを走る前に握るのがルーティンです。

寺本:

お守りを付けてるのは知っていたけど、走る前に握っていたのは知らなかった! そういうルーティン、すごく大事。

ストイックな毎日を送るお2人が、ちょっと落ち込んでしまったときに気分を切り替える秘訣も教えてください。

寺本:

私は、忘れちゃう(笑)。「そういうときもあるわ」って思うことです。ずっとうまくいく人なんていないし、悪いときだってある。過去に病気やケガも経験したので、よけいにそう思うようになりました。「記録が悪かったって、今、元気に走れているだけでありがたいことよ」ってお母さんも言ってくれました。

星場:

その言葉、すごく温かいね。私はいい結果を出した大会の動画を見て気持ちを盛り上げます。それに、私の調子がよくないときは両親が感じ取ってくれて連絡をくれるので、それも大きな支えになっています。

子どもたちと一緒に童心に返って「走る楽しさ」を再確認

オフのときのお気に入りの過ごし方は?

寺本:

体調を崩しやすいので、オフの日はベッドの上でゆっくり過ごしてたまった疲労を取ることが多いです。ボールを足にコロコロ転がしながらマッサージして、その時間にYouTubeを観ています。

星場:

私は毎週決まった曜日と、ほかにも月に2回、小学生と幼児クラスのかけっこ教室のコーチをしています。子どもたちと触れ合う時間がすごく楽しくて、自分も童心に返っています。その帰りに、天理市にある「中華食堂チャオチャオ」でごはん。チキン南蛮がすごくおいしいんです。

寺本:

そこ、知ってる! 私がお気に入りなのは橿原市の「NICO'S CAFE&TABLE」っていうアサイーが有名なカフェ。実はランチもすごくおいしいよ。

提供:NICO'S CAFE&TABLE

星場:

行きたいんだけどまだ行ったことないな~。

寺本:

じゃあ今度一緒に行こう!

では最後に、在学中に成し遂げたい目標を教えてください。

星場:

進路は大学院進学を予定していて、今後も陸上を続けていくんですが、在学中に(100mハードルの)日本一を取ることですね。

寺本:

私は400m52秒台を出すこと。記録を出すには気候や温度も重要で、今年の夏はすごく暑いですけど、涼しい気候になれば十分狙えるのではないかな? と思っています。そのために何か特別なトレーニングをするということはなくて、やることを淡々とやり続けるのが大事かなと思っています。

爽やかな笑顔が印象的だった寺本さんと星場さん。取材を通して感じたのは、仲間と支え合いながら挑戦を続ける2人の柔軟なメンタル。結果にとらわれすぎず、自分を受け入れて進む姿勢は、社会人や子育て世代にも響くヒントになりそうです。

学生生活を陸上競技に注いだ2人の集大成ともいえる「第78回西日本学生陸上競技対校選手権大会(西日本インカレ)」が、2025年9月12日(金)から始まります。寺本さんと星場さんが全力でトラックを駆け抜ける姿をぜひお見逃しなく!

<大会情報>
第78回西日本学生陸上競技対校選手権大会(西日本インカレ)
開催日:2025年9月12日(金)~14日(日)
会場:たけびしスタジアム京都
※大会の様子は、あすリートチャンネルでも配信されます。
https://ytv-athlete.jp/specials/2025westjapan

学生アスリートの挑戦はまだまだ続きます!
第一弾の記事もぜひご覧ください。

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