【岡山・真庭】きっとまた帰って来たくなる。懐かしくて新しい、フォトジェニックな大人旅
岡山県の北部にある真庭。南北に長い広大なエリアには、雄大な蒜山高原をはじめ、湯原温泉郷や旧宿場町など、さまざまな風土や文化が共存しています。新大阪から真庭市まで電車で約3時間半、車でも同じくらいの時間で到着できるほか、JR大阪駅から高速バスに乗って津山経由でアクセスも可能です。
どこか懐かしい雰囲気がただよう真庭の中でも、とりわけ歴史が街並みに残るのが勝山・久世エリア。1907年に完成した旧遷喬尋常小学校もその一つで、どこを切り取っても美しい木造建築はうっとりするほどフォトジェニック!写真好きはもちろん、レトロ好き、建築好きにはたまりません。
9/28から開催中の国際芸術祭「森の芸術祭」、地元の人に愛されるグルメや、SDGsの先駆モデルとしても評価されている真庭の魅力を凝縮した食の新スポットなど、この秋お出かけしたくなる真庭の魅力をご紹介します。
感性が刺激される、風格のある洋風建築
1907年に建てられた、どっしりと構えるシンメトリーな木造校舎。1990年に小学校としての役目を終えて、現在は一般開放されています。明治後期の建物がそのまま現存している希少性から数々のCMやテレビの撮影にも起用され、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」もこの校舎内で撮影されました。
明治から昭和にかけて洋風建築で名を馳せた江川三郎八氏によって設計された“江川式建築”の校舎は、玄関口のアーチや周り階段など、味わい深いディテールにも注目です。
映画のロケ地にもなった美しい木造校舎は“エモい”の宝庫
見どころの一つが、迫力満点の広々とした講堂。印象的な天井は日本建築の折り上げ格天井で、寺院建築など格式の高い部屋に用いられるものなんです。
教室は全部で8部屋。イスに座ったり教壇に立ったりしてみると、あの日の記憶が蘇ってきそう。
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」のロケ地となった教室には、昭和に使われていた給食の食器や懐かしい大きな分度器などが。作品の中にそのまま紛れ込んだような気分に浸れます。
学生服の貸し出しもあるので、学生気分で写真を撮ってみるのも楽しそう!
今後は大きな改修工事に入ってしまうという旧遷喬尋常小学校。明治時代に建てられた名建築を楽しむなら、今がチャンスかもしれません。
旧遷喬尋常小学校きゅうせんきょうじんじょうしょうがっこう
岡山県真庭市鍋屋17−1
0867-42-7000
開館時間:9:00~18:00(入場無料)
ツアー見学受付時間:10:00~16:00
売店営業時間:10:00~17:00
休館日:水曜日・年末年始 ※水曜日が祝日の場合、翌平日休館
駐車場:普通車50台、大型車3台
https://kuse-espace.jp/school/
地元の人が通う出来立ての豆腐料理を
旧遷喬尋常小学校から歩いて約5分。ランチにおすすめなのが、地元の人もこぞって足を運ぶという「白寿庵」。実はミシュランプレート2021にも選ばれたという、久世の名店です。
77年前に誕生した「永田豆腐店」に併設するこちらのランチメニューは、豆腐と湯葉を主役にした湯葉膳1本のみ。
驚いたのが、湯葉の概念が変わるほどの濃厚さと香り高さ!何度も引き上げることでクリーミーな味わいになるそうです。とろりとなめらかな豆腐のおいしい七変化に、ひたすら唸るばかり。
「久世は近くにきれいな川が流れているから、水が自慢。地下水で豆腐を仕込んでいるんですよ」と、四代目の鈴木 尚さん。料理を担当する鈴木さんのお母さまの温かい心遣いにも心がホッと安らぎます。
湯葉膳は数量限定のため、予約優先での提供。電話で予約しておくのがベターです。
白寿庵
岡山県真庭市久世2872
0867-42-0228
昼の部:12:00~14:00(L.O.13:30)
夜の部:18:00~22:00(L.O.21:30)※夜は金・土のみ営業
定休日:水曜日・日曜日
駐車場:なし
https://www.instagram.com/hakujyuan0228/
山が舞台の話題の新イベント「森の芸術祭」も要チェック
自然豊かな岡山県北部で開催中の「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の会場にもなっている真庭。
芸術の秋。森山未來、蜷川実花など国内外の注目アーティストによる作品が集う、初の国際芸術祭へ足を運んでみるのもおすすめですよ。
森の芸術祭 晴れの国・岡山
会期:2024年9月28日〜11月24日
開催エリア:岡山県内12市町村
チケット:当日券3,000円(一般)
詳細は公式HPやSNSよりご確認ください。
https://forestartfest-okayama.jp/
https://www.instagram.com/forestartfest/
おみやげも、カフェも。真庭をもっと楽しもう!
新鮮な野菜や調味料をおみやげに!真庭の自然を感じる「真庭あぐりガーデン」
ここまでちょっとレトロな真庭の魅力をご紹介してきましたが、実は真庭は「SDGs未来都市」に選ばれた最新都市でもあるんです!
食と農を通じて持続可能な街づくりを目指す「真庭あぐりガーデン」は、まさに資源と人と地域をつなぐサイクルを体現する拠点。
施設内にあるショップ「旬の蔵dezi-na」やレストランでは真庭産の旬の野菜が提供されていますが、それらは真庭市が推進している生ごみ由来のバイオ液肥を使って育てられたもの。おいしくいただいた後の生ごみはまたバイオ液肥へ生まれ変わり、資源循環が繰り返されます。
ムダなく必要な分だけ購入できる量り売りコーナーや、市内のこだわりのメーカーによる加工品もずらりと並びます。
ちょっと形がいびつな野菜をリーズナブルに販売していたり、スタッフとのジャンケンに勝ったら半額になったり。食品ロスをなくすためのおもしろい仕掛けを散りばめた販売方法の中でも印象的なのが、規格外の野菜を使った「お節介野菜」。
お節介野菜とは、110人もの真庭のおばあちゃんたちがカットした規格外の野菜のこと。だしパックがついた味噌汁用、きんぴらごぼう用など、袋を開ければそのまま使える野菜がレシピ別になんと約100種も!
このカット野菜により、年間24トンもの食品ロスを削減できているのだとか。真庭らしい人の温かさと未来に向けた資源循環による、すてきな取り組みですよね。
また、カフェ&レストラン「十字屋商店」では、真庭の野菜や果物を使った手作りのおはぎやパンケーキも人気。施設中がキッズフレンドリーなので、家族連れでもゆったりと過ごせますよ。
真庭あぐりガーデン
岡山県真庭市中396-1
0867-45-7333
営業時間:10:00〜18:00(店舗により異なります)
定休日:水曜日
駐車場:170台
https://maniwa-agurigarden.com/
果樹園併設! フルーツがおいしい「きよとうカフェ」でひと休み
岡山といえばフルーツ。桃・梨・ブドウをそれぞれ13品種以上育てる「きよとう果樹園」に併設された「きよとうカフェ」で、ぜひ旬のフルーツを使ったスイーツをいただいて帰りましょう。
シャインマスカットを12粒も使ったミルクフラッペ。蒜山ジャージーミルクのまろやかな味わいと、すっきりとした甘さが織りなす最高のデザートです。
火を通して甘さが凝縮したシャインマスカットに、クリームチーズの塩気が絶妙にマッチ。イートインはもちろん、冷めてもおいしいのでドライブのお供にもおすすめです。
季節によって異なる品種の果物が次々に登場するのも楽しいところ。「今はどんな品種なんだろう?」と思ったら、ぜひ公式インスタグラムをチェックしてみてくださいね。
量り売りで気軽にお試しできる直売所では、おみやげ用に箱入りにしてお持ち帰りも可。全国発送もできるので、真庭のおいしい思い出を大切な人に届けることもできますよ。
きよとうカフェ
岡山県真庭市下呰部1700
080-5758-5151
営業時間:10:00~16:00(直売所&カフェ)※冬季は11:00~16:00
定休日:月・火曜日(祝日の場合は営業)
駐車場:15台
きよとうカフェhttps://www.instagram.com/kiyoto_cafe/
きよとうファームhttps://www.instagram.com/kiyotofarm/
旧遷喬尋常小学校をはじめ、懐かしいのに不思議と新しい真庭。
お出かけが楽しくなるシーズンにちょっと足を伸ばして、真庭で大人の休日を過ごしてみませんか?
Sponsored by 岡山県真庭市スポーツ・文化振興課
※本記事は2024年9月に取材した時点の情報です。記事内容に変更の可能性があります。詳細は各施設・店舗にご確認ください。
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