【京都カフェ】とにかく美味しい! さりげないけれど心に残る、絶品ケーキ【出町柳】
本日の一品 > ha ra の「本日のケーキ ガトーショコラ」(京都・出町柳)
京都在住6年目のライター、齋藤優子さんが「和洋の最高のおやつ処が、隣同士志で並んでいるのは奇跡のよう」と話すのが、出町柳にあるあんみつが名物の「みつばち」と、その隣に4年前に誕生したカフェ「ha ra」です。今回紹介してくれたのは、後者の「ha ra」。ドリンクもフードも「何をオーダーしてもハズレがない」というとっておきのカフェで薦めてくれたあまいもんとは?
【水曜15時のあまいもん】とは?
関西の食に精通するライター、エディター、フォトグラファーなど“取材のプロ”たちが、ほんとは教えたくない関西の「推しおやつ」を、和洋問わずレコメンド。確かな目利きで選んだあまいもんは、どれもわざわざ足を運んで大正解の、ハズレなしのおいしさです。
「さりげないけれど、心に残るケーキのおいしさ」(齋藤優子さん)
ha ra の「本日のケーキ ガトーショコラ」
「京都の伝説的カフェ『efish』出身の原こころさんが営むカフェには、一度訪れると、通いたくなる居心地のよさと、さりげないけれど、心に残るおいしさがあります。『efish』時代の同僚が手がけるケーキもそのひとつ。濃厚でありながら、重さを感じさせないガトーショコラは、旬のフルーツのコンポートやコンフィチュールで季節感を添えているのがここらしいなぁと思います」(齋藤優子さん)
京都のカフェカルチャーを牽引してきた「efish」で、最後の店長を務めた原こころさんが、当時の仲間たちの力を借りて、2020年8月にオープンしました。長年「efish」のお菓子を手がけ、原さんいわく「私がいちばんのファンです」という「HORNO」の三宅彩子さんもそのひとりで、彼女の作ったケーキやスコーンは「ha ra」の大切なメニューのひとつ。
この日のケーキは、ガトーショコラ。クーベルチュールチョコレートとココアを使い、濃厚な味わいに仕上げながら、意外なほど軽やかな食べ心地。生地にメレンゲを混ぜているそうで、暑い時期でも、ぺろりと食べられます。旬のフルーツの味を活かしたコンポートやコンフィチュールを添えることで、味わいの変化や季節感が楽しめるのも飽きないところです。
中はしっとり、外はサクッ、ホロッという絶妙な食感に焼き上げたスコーンは定番メニュー。ファンが多く、売り切れてしまうこともしばしばです。
編集部の「これも食べたい!」
フレンチトースト
原さんの手によるデザートメニューはこちら。薄切りのソフトバゲットを卵液に浸し、しっかりと焼き色をつけたフレンチトーストです。とろんとやわらかなクラムとクラストの食感の違いが鮮やかで、焼き目の香ばしさもひとしお。甘味にはきび砂糖を使っていて、バニラアイス、生クリームとひとつになってちょうどいい甘さに仕上げているそうです。
デザートのみならず、豆乳とオリーブオイルで作る自家製マヨネーズを使い鉄板で焼き上げるサンドイッチや、季節のスープなど、さりげないこだわりが詰まったメニューは、どれもほんとうにおいしい。これは、原さんを中心に、スタッフ全員がおいしいと思えるまで、妥協せず、試行錯誤を重ねた賜物です。
「efish」からそのまま受け継いでいるメニューは、ライムジュースぐらいだそうですが、実はスタッフみんなの”もっとおいしく”という心意気こそ、伝説のカフェから受け継いだものだと原さんはいいます。そのスピリットこそが、「ha ra」を心に残るカフェにしています。
教えてくれた人齋藤優子/Yuko Saito
『BRUTUS』『&Premium』など、雑誌を中心に執筆しているライター。食に関する取材が多く、しばしば関西を訪れているうちに、関東とは違う食文化をもっと知りたくなり、2018年に京都にも拠点を設ける。現在は京都と東京を行ったり来たりの日々。
ha ra(ハラ)
京都府京都市上京区梶井町448-62
075-285-4821
営業時間:10:00~19:00
定休日:火(ほか不定休あり)
https://www.instagram.com/ha_ra_kyoto/
\from Editor/
1997年、東京・駒沢に「バワリーキッチン」が誕生。カフェブームが東京を席巻しはじめていたころ、聞こえてきたのが、京都の鴨川沿いにできた「efish」の評判でした。それから25年あまり。「ha ra」はオープン4年目ながら、カフェカルチャーがこの地にしっかり根付いていることを実感させてくれました。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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