【6月は台風発生に注意!】気象予報士・蓬莱大介さんが解説する6月の天気予報と台風の特徴
西日本を中心に近畿地方でも梅雨入りが発表され、暑い夏に向けて季節が動き始めています。日焼け対策や衣替えなど、ここ数日の気温の変化で夏に向けて準備をはじめられた方も多いのではないでしょうか。そこで今回は読売テレビ「かんさい情報ネットten.」のお天気コーナー「スケッチ予報」でお馴染みの気象予報士・蓬莱大介さんに、2023年6月以降の天気や台風についての予報を教えてもらいました。蓬莱さんがハマっていると話す夏にぴったりなおすすめ調味料もご紹介します。
2023年の夏は、例年通りの蒸し暑さ
6月は、くもりや雨の日が多くなりそうです。台風も発生しやすく、南からの湿った空気の影響を受けやすいでしょう。
今年の台風は、エルニーニョ現象の影響で、例年よりも台風の発生場所が東寄りです。日本にくるまでに暖かい海水を通る時間が長くなるので、勢力の強い台風が日本にやってきやすい傾向になると予想しています。
ちなみに、エルニーニョ現象が発生すると、梅雨明け直後など猛暑になる時期も数日ありますが、太平洋高気圧が弱まりやすく、くもりや雨で気温の低めの日も多い夏になるのではないかと予想しています。近畿地方では2023年05月29日に梅雨入りが発表されましたが、今年の梅雨から夏にかけては、湿った空気が入りやすく大雨に要注意です。
例年通りの蒸し暑さとなる予想ですので、暑さ対策はしっかりと準備しておいたほうがいいでしょう。とはいいつつ、雨が降って気温が低くなる日もありそうです。こまめに天気予報をチェックして服装で調節してくださいね。
線状降水帯の情報が新しくなります
近年、線状降水帯によって全国各地で災害級の大雨が相次いでいます。線状降水帯とは、湿った風が収束して、発達した雨雲が線状に連なり、同じ場所で大雨が降り続く現象のことです。今までは、発生してから発生情報を伝えていましたが、2023年5月25日からは、発生する30分前に情報を伝えるように変わりました。つまり、発生してからではなく、発生し始める段階で情報を出すというわけです。
この情報が出ましたら、崖や川から直ちに離れ、安全な場所に身をよせてくださいね。
暑い日におすすめ! 蓬莱さんイチ推しの「わさびオイル」
僕が最近ハマっている西河商店の「わさびオイル」をご紹介します。以前、鳥取県でお仕事をした際に「炭火焼ジュジュアン」というお店で塩と一緒に焼肉とたまねぎにこの「わさびオイル」をかけて食べたのがきっかけ。それ以来、お取り寄せして自宅でも楽しんでいます。
「わさびオイル」のいいところは、食材にまんべんなく味がつくところです。すりおろしたわさびでは、かたまりになった所がツーンとすることがありますが、オイルではそれがなくなります。
お肉や和風パスタ、キノコ類など何にでも合いますが、僕はサラダやローストビーフに「ワサビオイル」をかけて食べるのが気に入っています。
夏になり暑さで食欲が少なくなってきたら、さっぱりしたものに合わせて、ちょっと味に刺激を入れてみてはいかがでしょうか。
蒸し暑さが感じられる日の前に、6月の梅雨入り前半から大雨になりやすい日が続きます。台風と合わさると災害レベルの大雨のリスクも高いといえます。大雨対策、暑さ対策のどちらも早めの備えをしておきましょう。(解説/蓬莱大介)
【取材協力】
※ 蓬莱大介(ほうらいだいすけ)さん・・・2011年より読売テレビの気象キャスターを担当し、現在は『情報ライブ ミヤネ屋』、『かんさい情報ネット ten.』、『ウェークアップ!ぷらす』に出演中。翌日の天気のポイントをイラストで教えてくれる『スケッチ予報』では、ユーモア溢れるイラストが大人気!
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