TOP グルメ 【弁天町・大正・芦原橋】1日でまわれる!? 「JR大阪環状線沿線」注目グルメ3選!

【弁天町・大正・芦原橋】1日でまわれる!? 「JR大阪環状線沿線」注目グルメ3選!

2022.12.05

大阪市内の中心部をぐるりと走るJR大阪環状線。歴史ある沿線だからでしょうか。19ある駅の前には、新しい店もあれば、古くからある店もたくさんあります。しかしながら関西に住んでいても全ての駅に降りたことがないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はJR大阪環状線沿線の中から『弁天町』、『大正』、『芦原橋』の3駅付近で、思わず「あんなぁ」と誰かに話したくなるかわいい&おいしいお店を探してきました。

(1)ふわふわとろとろのフレンチトーストが最高な「喫茶ココ」(弁天町駅)
(2)昼から夜まで沖縄料理が楽しめる「いちゃりば」(大正駅)
(3)高架下で輝くネオンサインが目印! 「焼肉ぷりぷり亭」(芦原橋駅)
(4)まとめ

■1:ふわふわとろとろのフレンチトーストが最高な「喫茶ココ」(弁天町駅)

画像:高田強

今回の環状線グルメ旅のスタートは、大阪メトロ中央線・JR大阪環状線『弁天町駅』。駅前にそびえ立つ『大阪ベイタワー』がこの街のランドマークです。館内には、飲食店のほか、日帰り温泉やホテル、スーパーなどがあります。

画像:高田強

キュートなお店を求めて向かったのは『大阪ベイタワー』とは駅を挟んで反対のエリア。駅の南口を出て東方面へ進みます。お店や小規模なオフィスビル、マンションなどが並ぶエリアの中を歩くこと約3分。目的のお店『喫茶ココ』に到着しました。

画像:高田強

1958年創業の歴史ある喫茶店で、オレンジと白の配色が印象的な店内。

画像:高田強

現在の店主が2021年5月にお店を引き継ぐ前から少しずつ店内のリフォームをして、極力創業時の姿に近いカタチを残しているのだそう。例えば、イスの脚の部分は創業当時から使っているもの。シートの部分を張り替えて、大切に使われています。

画像:高田強

ほかにもオレンジ色のランプシェードは、当時の近未来感をイメージした “スペースエイジ”といわれるデザインジャンルのものです。暖かい色合いの光が昭和モダンな雰囲気を一層演出してくれます。

画像:高田強

2021年のリニューアルを機に提供を始めた『フレンチトースト(シナモンシュガー)』(1,600円・税込)は、牛乳と砂糖を入れた卵液に漬け込んだバゲットを国産バターで焼き上げています。

ふわふわとろとろになったパン生地自体がカスタードクリームのようなおいしさです。

画像:高田強

『コーヒー(初代ブレンド)』(650円・税込)は、コーヒー好きだった初代店主が創業時から大切にしてきた味が受け継がれています。

コクがしっかりとありながらも酸味と苦味のバランスがいいマイルドな味わい。

画像:高田強

もともとあったメロンソーダとは別に、青いお店の扉をイメージして作った『ブルーソーダフロート』(950円・税込)はカクテルのブルーハワイのような色味と甘い味わいを表現しています。

清涼感と共に心に響く懐かしい甘さで、写真映えも◎。

画像:高田強

『コーヒーゼリー』(900円・税込)には、インドネシアの高地農園で無農薬栽培の手摘み豆を天日干ししたお店のスペシャリティーコーヒー『ゴッドマウンテン』を100%使用しています。

深煎り特有の苦味は、最初にしっかり感じられ、そのあとすっと消えていきます。ビターチョコレートのようなやさしい酸味の余韻も特徴。甘いバニラアイスとのコントラストも楽しめますよ。

画像:高田強

コーヒーゼリー同様、『ゴッドマウンテン』を使用したアイスコーヒー『神の冷やし珈琲(冬季限定)』(900円・税込)は、深い苦味や余韻の酸味はもちろん、一口目から口の中に香ばしさが広がります。

コロナ禍で空間をあけるために使用していないテーブルには、デザインや建築関係の本も置いてあり自由に読めます。「建築やコーヒー好きなお客様が多かったんですが、最近は若い女性のお客様も増えました。写真やデザインを勉強している方も多くて」と店主。取材当日も、コーヒーを飲みつつ読書を楽しむ女性のひとり客がいました。

画像:高田強

お店の営業は、金・土・日限定なので訪れる際は注意してくださいね!

<店舗詳細>
喫茶ココ
住所:大阪市港区波除3-3-27
電話番号:06-6582-0214
営業時間:12:00~18:30(L.O.18:00)
定休日:月曜日〜木曜日
最寄駅:JR大阪環状線『弁天町駅』

■2:昼から夜まで沖縄料理が楽しめる「いちゃりば」(大正駅)

画像:高田強

続いてやってきたのは、JR大阪環状線『弁天町駅』から内回りに1駅進んだ『大正駅』。落ち着いた雰囲気の『弁天町』駅周辺とは打って変わってにぎやかな街並みで、駅周辺はもちろん、駅や線路の高架下にもたくさんの飲食店が軒を連ねます。

『大正駅』のある大正区は、沖縄から移り住んだ人が多いエリアで沖縄料理店がたくさんあることで知られています。そんなことから、駅前にもいくつか沖縄料理店が点在。

画像:高田強

『大正駅』の高架下つきあたりにある『いちゃりば』も沖縄テイストのお店で、特に週末は若い女性やカップルでにぎわっています。

お店は向かって右側がショップで、左側が食堂。

画像:高田強

まずはショップから。店内には、沖縄から取り寄せたお菓子や食材がズラリと並んでいます。お菓子やドリンクは、沖縄でお土産探しをする感覚で買えることもあって好評なんだそう。

画像:高田強

雑貨類もあり、グラスは1つ500円(税込)から。

画像:高田強

『オリオンビール』のジョッキやタンブラーなど、沖縄らしいデザインのアイテムも手に入ります。

画像:高田強

続いて、ショップとは店内でもつながっている食堂へ。テーブル席のほかカウンター席もあり、2階には座敷席もあります。

画像:高田強

今回はよく知られる沖縄そばやソーキそばではなく、大阪では珍しい『なんこつソーキそば』(880円・税込)を食べてみました。『なんこつソーキそば』のスープは、ソーキそばや沖縄そば同様にカツオベースのだしです。そこに平打ちの太麺を組み合わせています。

圧力鍋で1時間以上煮込んだ豚のなんこつは、とろとろ食感。コシのあるしっかりした麺や雑味がなく旨味の強いスープともマッチします。

画像:高田強

そばなどの汁物によく合う『ポークおにぎり』(308円・税込)は、単品でも人気急上昇中のメニュー。炒めたポークランチョンミートと玉子焼きをごはんでサンドし、少し甘めの味噌が隠し味として入っています。

画像:高田強

平日限定で11:00〜15:00にお得なランチメニューも! 例えば『サービスランチ』(770円・税込)は、沖縄そばの半そばに、小鉢3つ、漬物、ごはんがセットになったボリューム満点のセット。半そばには、やわらかく煮込んだ三枚肉(豚バラ)のほか、沖縄から取り寄せたカマボコがのっています。

画像:高田強

小鉢は日替わりで、訪れた日はもずくの天ぷら、ゴーヤーチャンプルー、パパイヤサラダと高菜の漬物、上品な切り干し大根のようなパパイヤサラダなど専門店でなければ楽しめないようなラインナップ。いろいろな沖縄料理が食べたい方におすすめです。

画像:高田強

11:00〜23:00の通し営業なので、どの時間帯に訪問しても、沖縄観光気分を楽します。

ランチやディナーはもちろん、昼飲みにもおすすめ。海ぶどう、島らっきょう、豆腐よう、スクガラスなどの沖縄食材をおつまみに『オリオンビール』の生ビール(380円・税込)がいただけます。

<店舗詳細>
いちゃりば
住所:大阪市大正区三軒家東1-9-12
電話番号:06-6553-8639
営業時間:11:00~23:00(フードL.O.22:00/ドリンクL.O.22:30)
定休日:木曜日(※祝日の場合は営業)
最寄駅:JR大阪環状線『大正駅』

■3:高架下で輝くネオンサインが目印! 「焼肉ぷりぷり亭」(芦原橋駅)

画像:高田強

最後に向かったのは、JR大阪環状線『大正駅』から内回りに1駅進んだ『芦原橋駅』の北口から徒歩1分ほどの高架下にある焼き肉店『焼肉ぷりぷり亭』。

ポップなネオンサインの看板がひときわ目立っています。

画像:高田強

ネオン輝く看板の下にあるエントランスを抜けると、ベトナムのランタンの横にレトロなショーケースが置かれ、焼肉店とは思えない異空間を演出しています。スマホで自撮りするお客さんも多いそう。

画像:高田強

客席には、これまた印象的なやわらかなライラック色の壁が目に留まります。

「このライラック色にめちゃめちゃこだわったんです」というのは店主の伊丹唯さん。最初に塗った色が思い通りにいかず塗り直したというこだわりのライラック色の壁には、友人の画家に依頼したという壁画が描かれています。

画像:高田強

カラフルなイスも店主・伊丹さん自ら塗り直し、ベトナム製の生地を使って張り替えたのだとか。

2019年12月に開業した『焼肉ぷりぷり亭』は、「週3で焼き肉を食べていた頃もありました」というほどの焼き肉好きの店主・伊丹さんが開業1年前から準備し、人気店のリサーチや焼き肉店での修業のほか、肉の仕入れルートの開拓に奔走した末に完成したお店。店主自慢の黒毛和牛がそろいます。

画像:高田強

脂肪が少ないのが特徴の『ヘレ』(3,000円・税込)。『焼肉ぷりぷり亭』ではかたまりで焼いて切り分けて食べます。やわらかな赤身肉からは、肉本来の旨味をダイレクトに感じられます。

画像:高田強

黒毛和牛の『上塩タン』(2,200円・税込)は牛タン独特の食感はもちろん、しっかりした旨味が魅力です。※写真は2人前です。

画像:高田強

キレイにサシの入った『上バラ』(2,200円・税込)は、ジューシーでやわらか。食べ応えもあり、脂の部分の甘さが絶品です。※写真は2人前です。

画像:高田強

薄切りにしたミノをカツオベースのだしでしゃぶしゃぶして食べる『ミノしゃぶ』(1,000円・税込)は、『焼肉ぷりぷり亭』のオリジナルメニュー。だしの旨味をまとったミノは、独特の心地良い食感でごまと塩レモンのタレともよく合っています。※写真は2人前です。

画像:高田強

“オーダーを受けてからしか肉をカットしない”というこだわりのほか、関西風の甘いタレでなくスッキリとキレのいいタレを使用したり、お米マイスターに依頼した米をガス釜で炊いたごはんを提供するなど、お客さんの口に入る直前まで焼肉好きが作った店らしい気配りを発揮。

肉から、白ごはんまでどれもが高いクオリティ。「物珍しさで、“なんやこのお店!?”って感じで来てもらっていいんです。そのあとに、“変わった店だったけど、肉はおいしかった!”と帰ってもらえれば最高」と、伊丹さん。期待以上のおいしい焼肉が楽しめること間違いなしです!

<店舗詳細>
焼肉 ぷりぷり亭
住所:大阪市浪速区浪速東1-6-1
電話番号:06-6568-8929
営業時間:17:00~23:00(フードL.O.22:00/ドリンクL.O.22:30)
定休日:月曜日(※祝日の場合は営業、翌日休)
最寄駅:JR大阪環状線『芦原橋駅』

■まとめ

画像:anna

カフェ、沖縄料理店、焼肉店とジャンルも個性も全く違うお店を案内しましたが、どれもが“普通“とは違う個性にあふれ、良い意味で期待を裏切ってくれます。3つ全部でも、どれか1つでも、自分にフィットするお店を見つけてみてください。(撮影・取材・文/高田 強)

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【画像・参考】
※高田強/anna





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