年間20万超えたら確定申告が必要!副業したらまず知っておくべきこと
リモートワークやワ―ケーションなどの需要が増え、副業を始めた人も多いはず。でもちょっと待って! 副業にも税金がかかります。
そこで今回は、副業を始めた人や今後始めたい人向けに、「知らなかった……!」では済まされない“注意すべきこと”をご紹介します。確定申告や経費申請の対象など、副業者なら知っておきたいお金の知識は必見です。
■副業の種類によっては「確定申告」が必要な場合も
現在本業はあるものの、将来を見据えて、あるいは家計の足しにするために「副業を始めた……!」という人が増えています。
本業が会社員の場合、副業の種類によっては年間20万円を超えて稼ぐと確定申告が必要になるため、注意が必要です。
副業の種類によって、確定申告で税金を納めるべきか否かは異なります。本業とは違う会社やお店でアルバイトという場合は、給与所得となるため、ご自身では手続きは必要ありません。
しかし、アフィリエイトやネット通販を始めた場合は雑所得となり、申告が必要です。また、家賃収入などは不動産所得となるため、同様に申告が必要!
副業で確定申告をすべきかわからない人は、まず所得区分を確認してみましょう。
■「経費として落とせるか」は業種によって異なる
副業が雑所得や不動産収入にあたる場合は、仕事をする際にかかった経費を収入から差し引くことができます。なので、確定申告では副業でかかった経費を計算して、これを差し引く作業が必要です。
雑所得あるいは事業所得といわれるのが、納品1本=〇円といった請負の仕事。例えば、ウェブライターとしての原稿執筆や、ネットオークション、動画配信などの収入がこれにあたります。実はウーバーイーツの配達員の収入も雑所得です。
ただ、先に所得税が源泉徴収されていることもありますので、この場合は確定申告をすれば払いすぎている税金が還付されることもありますよ。逆に、所得税を源泉徴収されずに収入を得ていた場合は、相応の税金を支払うことに。
■確定申告はスキマ時間にスマホでできる!
「確定申告なんてやったことがないし、大変そうだな……」と思う人も多いのでは?
ですが、今は手続き負担が軽くなり、スマートフォンから電子申告(e-tax)ができちゃうんです! 2020年分から、スマホ申告の対象が大幅に拡大され、副業の申告も可能に。パソコン要らずで、プリントや郵送の手間がないのも嬉しいですよね。スマホ申告は専用のアプリがあるので、ぜひ調べてみてください。
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副業の確定申告をしないと、税務署から指摘が入り、ペナルティとして延滞税や無申告加算税など余計に支払う必要も出てしまうので注意が必要ですよ。副業をしている・これから始める人は、支払うべきものをどう効率よく済ませていくかを知っておきましょう!(文/Yuikomore)
【監修】
※ 井戸美枝さん・・・ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士・産業カウンセラーとして、相談、講演、執筆活動などを行う傍ら、複雑なお金にかかわる動きをかんたんに読み解く経済エッセイストとしても活動中。
<書籍紹介>
【画像・参考】
※ fizkes/Shutterstock
※ 井戸美枝『オーバー40歳でも大丈夫!おひとりさまでも大丈夫!私がお金で困らないためには今から何をすればいいですか?』日本実業出版社 (amazon)
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