【予約困難】一度は訪れたい!大阪「焼き鳥の名店」
大阪・堂山エリアに店を構え、その絶妙な火入れ加減が特徴の焼鳥がおいしいことから、たちまち予約の取れない人気店となった『吾一』。
大阪のオフィス街・肥後橋エリアに2019年7月にリニューアル移転後も人気は健在で、高い満足度を誇る“焼鳥の名店”です。
■おごそかな雰囲気漂う「焼鳥の名店」
大阪メトロ・肥後橋駅から歩いて約3分。路地の角に店を構えています。
オフィス街にひと際目立つおごそかな雰囲気の店構え。扉は重厚感があり、移転前とはまた違った高級感が漂っていました。
店内は落ち着いた和の空間。天井はアーチ状になっているほか、つなぎ目のない細長い木製のテーブルを2本つなげたL字型のカウンターも温かみがあります。
席は14席ほどのカウンターのみ。移転前よりも隣同士の席間も広いため、ゆったりと食事ができるようになっています。
■メニューは「店主のおまかせコース」のみ
メニュー表は特になく、店主のおまかせコース一択。料金はビールやハイボール、日本酒などが飲み放題で9,000円(税込)です。
まず一品目は、移転前と変わらない『もものたたき』。ピンク色の身の部分は弾力があり、噛むたびに旨みがじゅわっと広がります! 皮も丁寧に焼き上げられていて、絶妙なパリパリ加減。香ばしくておいしいです。
ここから焼鳥コースの始まり。続いては『もものつけね』。身はしっかりめの食感。素材はもちろんですが、火入れが素晴らしいです。
『つなぎ』は柔らかめの食感。口の中でとろっととろけて、甘い肉汁が広がります。
『むね』は筋肉質ですが、とても柔らかくて驚きました。塩加減もちょうど良いです。
続いて『肝と玉ヒモ』。コースの中でも人気が高い一品です。
肝は全く臭みがなく、なめらかな舌触り。和風の出汁が効いており、上品な味わいです。一瞬でとろけて消えていきますが、旨みはそのまま口の中に残っていて余韻が続きます。
玉ヒモは黄身が濃厚で驚き! 肝と一緒に食べると最高です。
ここで鶏は少し休憩して、次は『焼きナス』。シンプルにそのまま食べるのも良し、岩塩をちょっとつけて食べるのも良し。ホクホクで◎。
とろとろの食感がやみつきになる『肝』。
ふわっふわで柔らかい『しそつくね』は、つなぎを使っておらず、しその風味によってサッパリと仕上がっていました。
続いては『ハツ』。塩加減が絶妙で、日本酒がどんどん進みます。
筆者の好きな部位『せせり』は、噛むたびに旨みがじゅわっと染み出てきます。
『やげん軟骨』は、周りについた身の部分が多く、軟骨のコリコリと身のふわふわ感が同時に味わえます。
続いて『ささみ梅肉』。上に梅肉を乗せる店が多いですが、同店の『ささみ梅肉』は梅肉が中に包まれているんです。食べてみるとしっかりと梅と大葉の風味がしてきました。
『鴨肉の炙り』はきれいなピンク色。甘口醤油とわさびとつけていただきます。鴨独特の臭みがないのはもちろん、脂がのっていておいしいです。
プチッと弾ける『きんかん』。中からどろっと黄身が出てきます。
初めていただいた珍しい部位『ししまる』は、もも肉の下のほうのお肉のことで、脂が適度にのっています。
焼鳥の最後は『もも塩』。小さめのネギが間に挟まっていました。
〆は『焼きおにぎり』か『鶏丼』が選べます。筆者は『鶏丼』を選択しました。鶏肉の皮はパリッパリ、身はふわふわ。終盤ですがペロリと完食できました。
最後に豚骨ベースでの濃厚スープを飲んでコース終了。鶏自体の質はもちろんのこと、店主の絶妙な火入れが素晴らしく、どれもおいしくいただくことができました。
■日本酒含め、さまざまな種類のお酒が飲み放題
『吾一』は日本酒を含め、さまざまな種類のお酒が飲み放題。お酒好きにはたまりません。
筆者は日本酒が好きなので、食事中に日本酒を5杯ほどいただきました。
コースは品数が多いため、序盤に飲みすぎてしまうとおなかいっぱいになるかもしれません。ペース配分を考えて楽しんでくださいね。
<店舗詳細>
吾一
住所:大阪府大阪市西区江戸堀1-19-12 1F
最寄駅:大阪メトロ『肥後橋駅』
電話番号:06-6136-3831
営業時間:【月~金】17:00~24:00【土・祝】12:00~24:00
定休日:日曜日
※営業時間・定休日は変更となる場合があります。
これほどの質とボリュームに加え、お酒が飲み放題で9,000円(税込)はリーズナブルに感じました。ちなみに予約方法は、電話をかけ続けて奇跡的に出てもらうのを待つのみ。電話がつながらないことがほとんどですが、根気強くかけ続けてみてください。(取材・文/けんけん)
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※けんけん
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