逆に使いづらいかも!? 整理収納のプロに聞いた「キッチン棚」のNG収納4選
キッチンは毎日使う場所だからこそ、ストレスを減らしたり家事が楽になったりするように、常に収納を見直して使いやすさを維持していきたいですよね。
そこで今回は、整理収納アドバイザーの筆者がキッチン棚のNG収納をご紹介します。収納場所や収納方法を少し変えるだけで、同じスペースでも使いやすさがガラリと変わりますよ。
■NG1:場所が決まっていない
食器やカトラリー、調理道具など食器棚には収納しているけれど、毎回空いた場所にしまっている……なんてことはありませんか?
家族みんなが使う食器棚。毎回違う場所にしまうと、使いたいときにどこにあるのか分からずさっと出せずストレスに。
場所が決まっていれば、聞かれたときにさっと場所を答えられますし、家族に配膳や片づけを手伝ってもらいやすくなります。
しまう場所は、毎日使うものほど出し入れのしやすい“目から腰の間の高さ”がおすすめです。大人と子どもでは出し入れのしやすい高さが違います。子どもにお手伝いしてもらいたいなら、少し低めの場所に定位置を決めるといいでしょう。
■NG2:高い位置に重いものを置く
先ほど、出し入れのしやすい高さは目から腰の間と書きましたが、逆に目より上や腰より下は出し入れがしづらい場所です。特に高い位置は目で確認できませんし、踏み台が必要になることもあります。割れるものや重いもの、大きいものは万が一落としてしまったとき怪我をする危険性も。
高い位置に置くものは、落ちてきたときに危険のないものをしまいましょう。
筆者は高い場所に収納するとき、取っ手付きの収納ケースを使用しています。引っ張るだけで簡単に取り出せるようになるので便利ですよ。
■NG3:ものを重ねすぎる
収納スペースとの兼ね合いで、重ねて収納することが多い食器。ただ、重ねてしまうと、下のほうにある食器を使う場合に、上に積んだ食器をいったん動かす手間がかかりますよね。結局上にある食器ばかりを使っている……なんてことも。
重ね過ぎを解消するのにおすすめなのが、コの字の仕切り板。または、ファイルボックスや100均でも買えるお皿スタンドなどを利用して立てて収納するのも便利です。種類の違うお皿を重ねるのは2種類だけ……など、ルールを決めておくのもいいですね。
また、ドリップコーヒーやお茶パックなど、こまごましがちなものはハンカチスタンドで立てて収納すると取り出しやすいですよ。奥のものも立てることでグッと取り出しやすくなるので、一度収納の仕方を見直してみるのもいいでしょう。
■NG4:ものを詰め込みすぎる
棚の中がぎゅうぎゅうで奥に何があるのかわからない場合は詰め込みすぎかもしれません。
収納スペースと収納したいもののバランスを見直すことも大切です。
もう何年も使っていない調理器具、家族の人数の割に多すぎる食器、引き出物でいただいたけれど一度も使っていないワイングラスはありませんか? 過去でも未来でもなく「今」の暮らしで使いやすい収納を目指しましょう。
【関連記事】3COINSでみつけた「絶対持っておきたい神アイテム」9選何気なくやってしまいがちな重ね収納や高いところへの収納。今回ご紹介したキッチン棚のNG収納を見直すだけでも、きっと使いやすさが増すはず! ぜひ参考にしてみてくださいね。(文/non)
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