ソースは真ん中の一切れだけ!? 斬新すぎる「とんかつ」のおいしい食べテク3つ
皆さん“とんかつ”はどう食べていますか? 普通は出てきたとんかつに、ソースをかけてそのまま食べますよね。
実はとんかつには、とんかつ好きしか知らないとっても奥深い味わい方ができることご存知でしたか!?
そこで今回は、2019年1月3日(木)放送の読売テレビ『超絶!食べテク レボリューションいただきマスターズ!!』から超革命的な“とんかつの食べテク”を3つご紹介します。
■食べテク1:脂身が好きなら右端から食べるべし
とんかつを食べようと切り分けたとき、どこから食べたらいいのか、特に脂身部分をいつ食べようかと、誰もが一度は悩んだことがあるはず。
そこで誕生日のディナーにもとんかつを選ぶほど、とんかつを愛して止まない国際ジャーナリスト、モーリーさんが食べテクを指南!
モーリーさんによると、一番初めは右端からチョイスするのがおすすめなのだとか。
その理由は、とんかつは、ナイフで切りやすいお肉の部位を左側、脂身部分を右側に盛ったフランスの料理『コートレット』の食文化がそのまま受け継がれているからだと、モーリーさんは語ります。
そのため、日本のとんかつも右側に脂身が寄っていることが多く、脂好きは最初に右端から食べるのがおすすめなのだとか。
さらに、カラシとソースの付け方にもこだわりが。ポイントはカラシとソースを混ぜないことだそう。
別々につけることにより、まず鼻にカラシのツンとした香り、次に舌にソースの旨味、最後にお肉の食感やジューシーさを味わえるとモーリーさん。これで、とんかつの味わいに時間軸と空間の広がりを感じことができるんだとか!?
■食べテク2:とんかつソースは食べる直前に「真ん中」の一切れからかけるべし
とんかつのソースはどうやってかけますか? 人によってそれぞれ違う「とんかつソースはどうかける?」問題。
そこで、週2回はとんかつを食べるという中華料理の実力派シェフ菰田さんが登場。菰田さんの食べ方を見てみると、なんと“真ん中のカツ一切れだけ”にソースをかけています。
この理由を伺うと、まず真ん中をチョイスしたのは、お肉と脂身のバランスが一番いいからだそう。そして食べる直前に一切れずつ縦にソースをかけるのは、繊細な衣の鮮度を落とさないためなのだとか。
さらに、食べる角度も重要視! 1口目は衣を上にして衣の食感を味わうように、2口目は90度ひねりお肉の香りを楽しむように食べます。
そうすることで、肉の脂身、衣の食感という2つの魅力を交互に味わえるんだとか!
■食べテク3:脂を楽しみたいなら「肉の断面」に塩をふるべし
「とんかつはソース以外でも楽しめる」と豪語する森公美子さん。
森さんの食べ方を見てみると、まず右から2番目の切り身をチョイス。すると“お肉の断面”になんとお塩を少しふって食べていきます。
その理由は、衣から滲み出るそのままの脂を味わうため。パン粉で吸った脂感を楽しむために、あえて衣には塩をつけないそうです。レモンやカラシも香りが強いので使わないとのこと!
さらに、脂身の少ない中心付近の部位では、醤油を少したらします。「とんかつに醤油?」と思いますが、豚肉と醤油の相性は抜群! 脂身の少ない真ん中のとんかつに、あえて醤油をつけることでジューシーさが加わり、脂が引き立つのだそう。
ここで特別な食べ方も伝授! まず、醤油をたらしたとんかつを2噛みほどして、すぐにごはんを口のなかに入れます。そして、まだ口のなかにとんかつとごはんが残っているときに、お味噌汁を流し込みます。すると、味噌と醤油と脂のマリアージュが堪能できるのだとか!?
一番脂の多い端には、ついにソースの出番! 塩、醤油、ソースでたっぷりとんかつを味わって、ようやく完食……と思いきや、残った衣を豚汁にイン。これが森公美子流の脂を存分に堪能するとんかつの食べテクです。
いかがでしたか? それぞれ得意な分野に精通したこだわりの“とんかつの食べ方”に驚きです。普段何気なく食べているとんかつをこの方法で味わってみると、新しい世界が拓けるかも……!?(文/ecocoro)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『いだだきマスターズ!』(2019年1月3日(木) 23時00分~)
この情報は記事公開時点のものです。