
「全員が嘘つきに思えてくる」…新ドラマ「恋愛禁止」1話完成披露で飛び出した禁断トーク
累計発行部数35万部を誇る小説“禁止シリーズ”第6弾『恋愛禁止』が、ドラマオリジナルの要素を加えてついに映像化。原作者であり監督も務めた長江俊和さんをはじめ、主人公・木村瑞帆役の伊原六花さん、瑞帆の恋人・津坂慎也役の佐藤大樹さんが第1話の完成披露試写会に登壇しました。会場には主題歌を歌うガールズグループ「IS:SUE」も駆けつけ、笑いの絶えない和やかなイベントとなりました。

「恋愛禁止」あらすじ
高校時代から付き合っていた恋人から暴力を振るわれ、逃げるために東京へやってきた瑞帆(伊原六花)。ようやく訪れた穏やかな日常にホッとしたのも束の間、仕事帰りに自宅へ向かう道の途中で、かつての交際相手・倉島隆(小久保寿人)に声をかけられる。逃げる瑞帆を追い詰め、ナイフを手にし、「復縁できないなら自分を殺せ」と迫る倉島。その恐怖心から瑞帆は衝動的に倉島を刺し殺してしまう。しかし、なぜか翌日になっても事件は明るみに出ることはなく、彼女の犯罪は跡形もなく消えてしまっていて……。
佐藤大樹は常にお腹が空いている!?
第1話をご覧になった率直な感想を教えてください。
伊原:
自分が出ている作品は、フラットな目線で見られないことが多いのですが、今回は1話をマネージャーさんと一緒に見て、終わった瞬間に「えっ、面白くない?」って2人で言い合ったくらい、イチ視聴者として楽しんで見させていただきました。「早く皆さんにも見ていただきたい!」と思いました。
佐藤:
率直におもしろかったです。本当に1時間があっという間で、早く2話が見たいなって思いましたね。
長江:
そういう1話にできたのも、伊原さんと佐藤さんをはじめとするキャストの皆さんの演技があったからこそ。みんなのチームワークによって作り上げられたものだと思います。本当にありがとうございました。

5月の頭にクランクインして、約2カ月が経過。苦労したシーンや、現場での印象的なエピソードはございますか?
伊原:
佐藤さんとご一緒するのは今回が初めてで、すごくシャイニー……太陽みたいな人だなって、初めてお会いした時から思っていたんですけど。
佐藤:
なんですか、シャイニーって(笑)。いい意味ですよね?
伊原:
もちろんです! 佐藤さんとは一緒にご飯を食べるシーンを結構撮影してまして、撮影現場では、段取り→ドライ→テスト→本番と、本番までにいろんな行程があるんです。食事のシーンであれば、出てきた料理を撮影後にいただくことはあっても、本番前に食べちゃうことはないはずなんですけど……。佐藤さんは常にお腹が空いてらっしゃっているようで、なぜか段取りから食べ始めるんですよ(笑)。
佐藤:
はははっ!
伊原:
「(映像が)繋がらなくなっちゃうから、まだやめてください」 って言われているのに、「俺はつながりとか関係ない!」みたいな感じで。すごく食べ物に飢えてらっしゃっているのが懸念点ですね(笑)。2話以降にも食べるシーンが出てきたら、映像がちゃんと繋がっているかどうか確認していただけたらと思います。繋がっていなかった彼のせいです(笑)。

佐藤さんが大変だった点は?
佐藤:
原作の小説を読んでいただいている方は分かると思いますが、後半になってから「あの時のあの表情はこういうことだったのか!」みたいな伏線回収がたくさん出てくるんです。1話に出てきたシーンが後半でもう1度出てきて、1話では明らかにされていなかった心の声が映像に乗ったり。先のシーンも考えながら、二通りのお芝居をするのがすごく大変でした。じつは1話から、いろんなキャストさんの「今の表情はなんだったんだろう?」という部分が散りばめられているんですよ。

長江監督にとって大変だったシーンは?
長江:
撮影はいつも大変なのですが、原作を書いている身としては、原作で思い描いてた以上の場面が撮れた瞬間はすごく震えるというか。そういう瞬間が何度もあったので、本当に撮影に行くのが楽しくて。原作者冥利に尽きるなぁという気持ちです。「監督ありがとう」って自分で自分に言っています(笑)。

一番怖い結末はドラマオリジナル版!
2話以降の見どころを教えてください!
伊原:
さっき佐藤さんもおっしゃっていましたが、“目に見えているものだけが全てじゃない”というのがテーマとしてある作品なので、繰り返し見ていただいて、「ここってこういう表情だったんだ」って後から見ても面白いんじゃないかなと思いますし、見ているとだんだん、全員が嘘つきに思えてくるんです! そのミステリー感がすごいです。遺体がなくなった理由もそうですが、瑞帆に近づいてくる人が味方なのか敵なのか、どこまで知っているのか……。それらを考察しながら楽しんでいただける作品だと思うので、ぜひSNSに投稿してください!
佐藤:
本当に、登場人物全員が怖くなっていきます。この先、新たな登場人物も出てきて、その人たちがどういうふうに瑞帆と絡んでいって、環境を変えていくのかも今後の見どころかなと思います。
長江:
原作は2019年に書いて、その後1回文庫にしてもらっているんですけど、単行本と文庫版ではラストを変えているんです。そして今回ドラマ化するにあたり、ドラマだけのラストを作ったんです。『恋愛禁止』と称する中で、じつは結末が3つあるわけですが、その中でもドラマ版のラストがある意味一番怖いんじゃないかなと、個人的には思っています。

ドラマとリンクした主題歌が完成
4人組ガールズグループ「IS:SUE」が担当する主題歌『コエ prod.☆Taku Takahashi (m-flo)』を聴いた感想は?
伊原:
本当に素敵だなって、一番最初に聞いた時、率直にそう思いました。瑞帆を演じる上で、湧き上がってくる感情を表に出せないもどかしさを感じていたので、「コエ」を聴いたとき、その思いを全部代弁してくれたような気持ちになって、泣きそうになってしまって。自分の中で「ここを大切にしたいな」と思うシーンを撮影する前は、必ず『コエ』を楽屋で聴いてから現場に入るようにしています。「音楽の力って偉大だな」と改めて感じますし、そんな素敵な主題歌が『恋愛禁止』で流れることがとても幸せだなと思いました。
長江:
編集しながらエンディングに主題歌をかけるたびにグッと来てます。瑞帆の運命や感情をすごくうまく表現されているなと。殺伐として恐ろしいドラマなんですけど、救いがあるというか、切ないというか……感情がすごく揺さぶられるので、本当に素敵な音楽をありがとうございます。

IS:SUEの皆さんからも、楽曲のポイントを教えてください。
RINO:
この楽曲は、人間の心の中にある“人には見られたくないような、奥底にある孤独や美しさ”を描いています。様々な形の愛ゆえの痛みや弱さ、守りたいもののために自分が動いたり、人を突き動かしたりするような強い力が込められているので、ドラマとリンクしていて、すごく素敵な楽曲だなと私たち自身も思っています。
m-floの☆Taku Takahashi氏が作詞・作曲・編曲のトータルプロデュースを担当。普段から交流があるのでしょうか。
YUUKI:
私たちがm-floさんの『come again』という楽曲をカバーさせていただいたことがあるのですが、実はそのカバーをTakuさんが見てくださったんです。それが今回の楽曲提供のきっかけになりました。今回、楽曲制作の現場に直接見学に行かせていただいたり、直接ディレクションをしていただいたりと、本当に貴重な経験がたくさんできて感謝の気持ちでいっぱいです。
ドラマの感想は?
NANO:
本当に面白くて見入ってしまいました。私は普段、映画を見ることが多くてドラマを見る機会は少ないのですが、久々にこうドラマを見て、「来週はどうなるんだろう?」「毎週楽しみだな」という気持ちを久しぶりに感じることができました!
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NANOさん -
YUUKIさん -
RINOさん
最後に視聴者の皆さんへメッセージをお願いします!
長江:
1話、2話と進んで見ていったら、また1話が見たくなると思うので、ぜひ繰り返し見ていただいて。見るタイミングによって違うふうに感じられると思いますので、そこも含めて楽しんでいただければと思います。
NANO:
ドラマで私たちの曲がかかったとき、視聴者の方々に新たな感情や、より一層感動するような気持ちを与える…そんな存在の曲になってくれたらうれしいです。この曲を聴いてくださった方々の孤独な気持ちに寄り添えるようになれたらいいなと思います。
佐藤:
きっとどんなに考察が鋭い人も予想できないんじゃないかなと思える結末が待っています。撮影中にオンエアが始まりますので、皆さんのSNSでのコメントが撮影現場の力にもなりますので、ぜひSNS等でも盛り上げていただけたらうれしいです。
伊原:
基本的には、“消えた遺体の謎”を主軸に進んでいくのですが、毎話、新たな謎や新たな登場人物が次々と出てきて、かき乱していくので、ぜひラストまで見守っていただけたらと思います。スタッフ・キャスト一同、丁寧に、大切に撮影しております。それがしっかり皆さんのもとに届いたらいいなと思っています。最後まで愛を持って撮影していきたいと思います。

ステージも客席も和やかな笑いに包まれ、撮影現場の和やかな雰囲気が伝わってくるようなトークショーに。今後はさまざまなグッズ展開も予定されているそうなので、こちらもぜひお楽しみに。
ドラマ『恋愛禁止』は2025年7月3日(木)から放送スタート。見逃した方は、民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」でチェックしてみてくださいね。
<番組情報>
恋愛禁止
放送日:毎週木曜よる11:59~(2025年7月スタート)
放送局:読売テレビ・日本テレビ系全国ネット
https://www.ytv.co.jp/renaikinshi/
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