作業時間が約10分?トースターで焼ける簡単すぎて大人気の「おうちパン」レシピ
おうち時間が増えて自宅でのパン作りが注目されています。でもパン作りといえば、たくさんの工程があり、器具もいろいろ必要で手間がかかるイメージ。
そこで今回は、2020年7月6日(月)に放送された読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』の『まるトクZIP!』より、世界一簡単!? 失敗知らずのおうちパンの作り方をご紹介します。特別な道具などなくてもおうちにあるアイテムだけで作れるレシピですよ!
■わが家がベーカリーに?! 誰でも簡単におうちでパンが作れる「おうちパン」
おうちで過ごすことが多くなり、今、自宅でパン作りをする人が増えているそう。なかでも注目されているのが、自宅で誰でも簡単に作れる『おうちパン』というレシピです。
誰でも失敗しないパンレシピ『おうちパン』を考案したのが、神奈川県在住の吉永麻衣子さんです。
レシピ本を9冊も出版するほどの人気ぶり。通信講座もあり、動画を見ながら子育ての合間にパン作りが習えると、利用者が前年の3倍にも増加!
そんなおうちパンマスターの吉村さんの右腕として、関西でおうちパンを広めているのが、おうちパンマイスターシニアアドバイザー・髙橋知美さん。普段は自宅でおうちパンの教室をされています。
■世界一簡単に作れる?「ドデカパン フォカッチャ」の作り方
<材料>
強力粉・・・180g
塩・・・2g
ドライイースト・・・2g
水・・・150g
オリーブオイル・・・適量
岩塩・・・適量
強力粉・・・適量
パンの生地を作るのに使用する器具は、保蔵容器とスプーンのたった2つだけ! 粉まみれになりながら力を入れてこねる大変な作業のイメージの生地作りですが、なんと保存容器に入れて混ぜるだけなんです!
このおうちパンは一般的なパン作りよりも圧倒的に工程が少ないのが特徴。こねる時間も短く、発酵やベンチタイムなどの通常のパン作り工程とは異なっています。発酵させる時間を除けば、作業時間実質わずか10分!
材料は一般的なパン作りの材料と同じ。まず用意した容器に強力粉(180g)、塩(2g)、ドライイースト(2g)を入れてスプーンでよくかき混ぜます。
水(150g)を入れるときに一気に全部ではなく、最初に8割ほど入れるのがポイント。全体的に混ぜたあとに粉っぽさが残る部分にめがけて残りの水を加えます。
たくさん混ぜる必要はなく、粉っぽさがなくなれば生地を平らにします。特別なテクニックは必要なし! 通常のパン作りでは、25分こねる工程がたったの5分で完了します。こねずに焼くことでふわもち食パンのフランスパンのように仕上がるのだとか。
続いて発酵して生地を膨らませる作業。通常は25℃以上の湿度のある場所で行うのですが、おうちパンはなんと冷蔵庫の中で発酵するそう。低温情時間発酵でうまみをアップさせる作り方です。冷蔵庫に8時間放置するだけで発酵が完了しちゃうんです。しかも生地の状態で5日間も保存可能なので作り置きできます。
8時間寝かしたら、パンの形を作っていきます。生地の上に強力粉(適量)をふりかけ、ヘラなどで生地と容器を切り離します。
アルミ箔をの上に容器をひっくり返しておくと、重力で生地が落ちてくので、しばらく放置。
生地を取り出したら、両端を真ん中に織り込むように三つ折りにします。
オリーブオイル(適量)をふりかけ、膨らみすぎないように指で均等に穴を開けます。岩塩(適量)ふりかけたら後は焼くだけ。
オーブンで焼くイメージが強いパンですが、どんなパンでもトースターで焼けるという発想が浸透していないとのこと。トースターなら高温で短時間でおいしく焼きあがると髙橋さんは語ります。
おうちにオーブンがなくてもトースターで簡単に焼けるおうちパン。しっとりめのもちもちパンが完成です。
ドデカパンの生地をのばして、ケチャップや好きな具材をのせて焼くと、ふわもちピザにアレンジできます!
■バーベキューやキャンプなどに活躍「おそとパン 切りっぱなしパン」
キャンプ好きの髙橋さんオススメのおそとパン。外でも簡単にパンを作れちゃうんです。
<材料>
強力粉・・・200g
塩・・・3g
砂糖・・・10g
水・・・904g
牛乳・・・50g
ドライイースト・・・2g
油・・・少々
外で作るとき、洗い場が近くにない場合があるので、手を汚さずにすむよう、ポリ袋を作って生地を作るそう。
まずポリ袋の中に強力粉(200g)、塩(3g)、砂糖(10g)を入れます。袋に入れたら袋ごと振って生地作りをします。
水(90g)と牛乳(50g)にドライイースト(2g)を混ぜ、溶かしたものを先ほどのポリ袋に加えます。袋の中に空気を閉じ込めたら……
まるで筋トレのように、腕を上下に大きく振ります。ボール状になるように振るのがコツ。
粉っぽさがなくなるまで揉み、さらにもうひと振りします。
ひとつの塊になったら油を少々加えて生地とポリ袋がくっつくのを防ぎます。
袋の中で常温にしては30~40分寝かしたら、発酵は終了です!
発酵が終了したら、袋の中で厚さ7ミリほどに伸ばします。
ポリ袋をはさみで切ってまな板がわりに使います。
袋の上で生地を好きな形に切り落としたら、フライパンで片面約7分ずつ焼けばおそとパンの完成です!バーベキューのお供に最適♡
慣れてきたら、食パンやチョコチップパン、ベーコンエピなどが作れるようになるそう。いろいろアレンジできて、パン作りが楽しくなりそうですね。
【関連記事】作業時間10分でティラミスが作れちゃう!? 超簡単手抜きスイーツレシピ誰でも簡単に作れる「おうちパン」。おうち時間やアウトドアでぜひ試してみて!(文/奥村陽子)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』(月曜~金曜 5時20分~)
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