
大阪・谷四の「goût」の常連になっちゃう理由を調査!【明日のパン、どうする?】
思い出のパンやハマっているパン、憧れのパンに、ウワサのパンまで。
関西の気になるベーカリーを巡って、特別な「明日のパン」を探します。
今回訪れたのは、地下鉄谷町四丁目駅から歩いてすぐの場所にある「Boulangerie & Cafe goût(ブーランジェリー&カフェ グウ)」。下町感のある住宅街であり官庁街でもある、ビジネスホテルが多く立ち並ぶエリアのド真ん中にあるベーカリーには、年齢も性別も国籍も異なる、たくさんの人たちの笑顔があふれていました。
地元から世界まで、愛される秘訣

「Boulangerie & Cafe goût」は、関西のパン好きに知らない人はいないであろう谷六の名店「Boulangerie goût」の2号店としてオープンしました。
本店と同様、「常に一番おいしい状態のパンが食べられるように」と開店前から閉店まで焼き続けるというパンは、朝も昼も夜も、そしておやつの時間にも、毎日食べても追いつかないほど豊富なバリエーションがそろっています。
訪れるたびに新しいパンに挑戦したくなる、心躍るようなわくわく感のトリコになる人も多く、店内奥にあるカフェスペースは朝から常連さんの姿でいっぱいです。

新聞を片手にパンとコーヒーを楽しむ人、お友だち同士の朝のパン活が日課の人たちなどで、カフェは常に満席状態。さらに、近年は海外のグルメサイトで高評価を得たこともあり、さまざまな国の外国人観光客がひっきりなしに訪れます。

「Boulangerie & Cafe goût」では、さまざまな小麦の個性を引き出すレシピを試行錯誤。さらに、旬の野菜を自家菜園で育て、ナッツはローストから自家製、パンに合わせて提供するコーヒーにはシングルオリジンのスペシャルティコーヒーを厳選するなど、これらの強いこだわりこそが店の矜持ともいえます。
そんな一つひとつのパンやカフェメニューに見え隠れする職人魂が、地元だけでなく、海を越えて愛されるお店となった理由です。
谷四店でしか楽しめないパンを開発
毎日店頭に並ぶパンは、その数なんと150種以上。定番商品も常にブラッシュアップを重ねるというなか、特に力を入れているという「谷町四丁目店限定」のラインナップを紹介します。

例えばそのひとつが、2024年秋に誕生した「エスカルゴ・ピスターシュ」です。バターの風味豊かなデニッシュ生地が渦を巻いたパンには、香り高いトルコ産のピスタチオを贅沢に使用。ナッツの香ばしさに加え、デニッシュのさっくりと歯切れのいい食感、練り込んだフランボワーズの甘酸っぱさがアクセントになり、ひと口食べるごとに幸せがやってきます。2025年7月からはまた新しいフレーバーが登場するとのことで、こちらも待ちきれません。


マカダミアナッツがごろごろのった、衝撃的なビジュアルの「紅茶のクリームパン」も、おいしいサプライズを届けてくれる一品。
パンの中にはスリランカ産ウバの香りと渋みを活かしてつくった紅茶のカスタードクリームと、果肉感あふれるワイン漬プルーンが2層になっており、相性抜群のハーモニーにきっと驚くはず。ナッツの食感も心地よく、つい「もういっこ……」と手が伸びてしまうオリジナルアイテムです。

こちらは「goût」の人気商品「シナモンロール」。どの店舗でも購入できますが、「谷町四丁目店」にしかないカフェでは温めていただくのがスタンダード。
クリームチーズにバターを加えたコクのあるクリームがとろりと溶けて、ふわふわのシナモンロールにじゅわっと染み込んだところを豪快にぱくり! おうちでいただくのとはひと味違う、贅沢なひと口が生まれます。
そのほか、おすすめのパンをスライドでご紹介。訪れた際には、ぜひ手に取ってみてください。
-
「クロワッサン・イズニー」220円/「谷町四丁目店」の一番人気商品。フランス・ノルマンディにあるイズニー社の発酵バター100%を生地に織り交ぜて焼き上げた、サクサク感と豊かな風味がポイントです。 -
「アンチョビ&オリーブ」230円/「goût」推しのライターKが「週イチで食べていた」というのがこちら。バジル、ブラックオリーブ、アンチョビの3種がマッチし、食事にもお酒のアテにもおすすめ。カリカリの端っこも美味。 -
「博多明太フランス」220円、「ガーリックフランス」190円/定番であり、ベーカリー至高の2品は、ちょうどいいサイズ感と香ばしくしっかりした小麦の味わいが特徴。チーズをのせたり、ソーセージを挟んだり、アレンジも楽しんで。 -
「カヌレ」230円/パンだけでなく、カヌレやサブレといったスイーツが豊富にそろっているのも「goût」の魅力のひとつ。至福のおやつ時間を届けてくれるだけでなく、大切な人へのおもたせとしても活躍してくれます。
“毎日のパン”を届けてくれる存在

黒で統一されたデザインのお店は、一見するとおしゃれで洗練された雰囲気。しかし店内では、地道に丁寧に、おいしさを追求する職人たちがその技術や熱意を込めて、毎日食べても飽きないパンをつくり続けています。
「明日のパン買うなら、『goût』行っといたらええやん」と日常的に通ってしまうのも納得の、地域の愛されベーカリーです。

教えてくれた人ライター&エディター K
関西を中心に活動するライター&エディター。旅行先などでもおいしいベーカリーのチェックを欠かさないほどのパン好きで、3食パンの日もしばしば。

Boulangerie & Cafe goût 谷町四丁目店(ブーランジェリー&カフェ グウ)
大阪府大阪市中央区内本町1-1-10 リンサンビル1階
06-6585-0833
営業時間:7:30~20:00
定休日:水・木曜
https://derien.co.jp/
※価格はすべて税込み表記です。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
必見!annaとっておき情報をご紹介♡【AD】
■おひとりプロデューサー、まろさん監修の旅プランが登場!リリース記念イベントを開催
■7/19から3日間!暑い夏の日にぴったりな涼やかで心地よい「本と珈琲と椅子」イベントを開催
■おひとりプロデューサー、まろさん監修!私を心地よく満たす、ひとり旅のススメ