【子どもと読みたい】気象予報士が提案する「空や雲について考える絵本」
おうちでも楽しめるコンテンツが充実するなか、気象予報士の蓬莱さんがYouTube上にオリジナルの絵本を公開中!
“空”や“雲”について身近に感じることができる、蓬莱さんならではの作品をご紹介します。
■蓬莱さんの完全オリジナル作品『くもとそらのえほん』
気象予報士・蓬莱大介さんが自身でストーリーを考え、イラストを描いたオリジナル絵本『くもとそらのえほん』。そのストーリーを簡単にご紹介します!
空を見上げながら、雲がなにに見えるのかを話す親子。ゾウやペンギンなど、動物の形をした雲がたくさん浮かんでいます。
お父さんは子どもに、「昔の人や未来の人も、今僕たちがいる同じ場所から雲を見上げているかもしれないんだよ」と話します。
どんな時代にも空は存在していて、そして今も世界中が空で繋がっていることを伝えてくれるハートフルな作品です。
■この絵本を作った蓬莱さんの思いとは?
─この絵本を作ったきっかけはなんでしょうか?
自分の娘が小さい時に一緒に散歩をしたりしていて、動物に見える雲を探していました。誰もが子どもの頃にこういう遊びしませんでした? 雲がなにに見えるか。
今回この絵本は、子どもが空を眺める人になってほしい、身の回りの自然に興味をもってもらいたいという思いがあって描きました。あと、子ども向けのお天気教室の依頼が多いので、みんなでワイワイ楽しめるものを作ろうと考えました。
─そんな絵本に込めた思いを教えて下さい。
2つあります。1つ目は、大人になって忙しい日々の中、ふと足をとめて空を眺めることで心に余裕を作り、リラックスしてほしいんです。時代は変わっても変わらない空の様子や、世界中繋がっていることに想いをはせてみたり。
そして2つ目は、身の回りの自然に普段からアンテナを張っていてほしい、ということ。空に想いをはせる、空想(イメージ)することは、これからの大きな気象災害が起こりうる時代にとても大切なことだと思います。危なくなる時には自分で判断し、早めに逃げることができるように。
─誰に、誰と読んでみてほしいですか?
親子で見てもらってもいいですし、1人で見てもらってもいいです!
─では、どういうときに読んでほしいですか?
雲が出ている時がいいんじゃないでしょうか! 読み終わったあと、実際に空を見て雲が出ているか探してほしいです。
本当は絵本にして、僕の声ではなくそれぞれのペースで読んでほしいんです。雲の形も、あれに見える、これに見えるなど、あーだこーだ言いながら(笑)。それには間違いも正解もないですからね。
あと、変わった雲はインターネットでいくらでも出てきますが、自分の目で見つけないと感動がありません。そのことにふと気づいてくれたりすると幸いです。
─それでは最後に、絵本にまつわる裏話があれば教えてください!
天気予報を調べる時に、スマホでデータを見たり、天気予報をチェックしたりしますよね。空のことを知ろうとするのに下を見る自分に「なんでやねん!」と突っ込んだところから、空を眺める大切さを何とか形にしようと思いました。考え事をする時もうつむいて立ち止まるより、顔を上げて散歩するほうが前向きなアイデアが出るような気がするので、空を眺める習慣はおすすめです。
動物に見える雲はまだまだありますので、なんとか本にできないか現在も考え中です!
『くもとそらのえほん』動画はこちらから 【関連記事】「子どもとのおうち時間の過ごし方は?」ママに聞いた・外出自粛中の楽しみ方蓬莱さんのオリジナル絵本『くもとそらのえほん』。たくさんの思いが詰められた素敵な作品なので、ぜひチェックしてみてくださいね。(文/anna編集部)
【画像】
※ 蓬莱大介
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