TOP ライフスタイル 秋は強い台風が接近しやすい?気象予報士兼防災士がリアルに準備している「防災グッズ」5選

秋は強い台風が接近しやすい?気象予報士兼防災士がリアルに準備している「防災グッズ」5選

2022.08.26

まだまだ蒸し暑く感じられる日が多いですが、急な雨もあり、変わりやすい天気に振り回されている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、読売テレビ『かんさい情報ネットten.』のお天気コーナー『スケッチ予報』でお馴染みの気象予報士・蓬莱大介さんに2022年8月下旬から9月にかけての天気を教えていただきました。

さらに、例年、この季節になると台風の発生も多く、天候はもちろん、非常用の持ち出しバッグや避難場所の確認も気になるところ。防災士の資格も持つ蓬莱さんが実践している災害時の備えもご紹介します!

■夏の終わりから秋のはじめの台風は要注意

―2022年8月末から9月上旬の気温はいかがでしょうか。

8月終わりから9月前半は、平年よりも気温が高く、30℃以上の真夏日がまだ続くでしょう。晴れると場所によっては、35℃の猛暑日の可能性もあります。10月にかけて気温は平年より高めの傾向なので、今年は残暑が長引くでしょう。

―8月や9月は台風シーズンでもありますが、2022年はいかがでしょうか。

夏が猛暑だったということは、空気だけでなく海水も温められています。日本周辺の海水の温度は、平年より1~2℃高く、空気中に水蒸気が多く放出されているんです。

画像:蓬莱大介

これから台風が発生して日本に近づいてくると、強い台風が接近しやすいのではないかと予想しています。夏の終わりから秋のはじめの台風は要注意です。

―もしも、台風が近づいてきて避難する場合に気をつけることはありますか?

台風がきた時は、まさに大荒れ状態の時に外出すると、かえって危険な場合もあります。その時の情報を必ず確認して行動してください。行動するなら早めの備えが必要です。

避難行動をとったけど、何もないこともあるでしょう。無駄足になることもあるかもしれません。ですが、自然災害に見舞われる時は、何もなかったが一番いいことです。念のために行動したけど、何もなくてよかった。そう思える防災意識が持てるといいですね。

―事前に確認しておくと良いことはありますか。

ハザードマップを普段の時に見て、自分の住んでいる場所が、万が一の時にどういうリスクがあるかを知っておきましょう。それを、家族に伝え、情報をシェアしておきましょう。いざ、避難するとなるとどこに行くべきか、近所のどこが危ないかなど話しあいをしておくといいでしょう。

僕も家族には、僕がいない状況で「何かがあったらこうしてね」ということは伝えています。避難する場所も話していますよ。

■おすすめ防災グッズ5選

―ご家庭で準備している防災対策を教えてください。

防災グッズはいろいろありますが、最低限これだけは準備しておきたいと考える防災グッズを5つ紹介します。

(1)水

画像:蓬莱大介

どのくらい備えをするかは、教科書通りでなくていいと思います。例えば、僕は4人家族でマンションなので、スペースはあまりありません。家のスペースを考えて、クローゼットに2リットルの水が6本入った箱を2箱おいています。

(2)携帯電話の充電器(電池で充電できるもの)

画像:anna

いざというとき、一番大切なのは情報です。その情報源となるスマートフォンの充電器は、あってこしたことはないでしょう。電池で充電できる充電器は、コンビニエンスストアでも1,500円くらいで売っています。旅行の時などにも使えますし、電池の予備も備えておくといいですね。

(3)缶詰やカップラーメン

防災専用の食料でなくても、普段スーパーなどで買える缶詰なども数日分おいておくといいでしょう。夜に小腹がすいたら食べてもいいんです。その分また買い足せばいいんです。

(4)水がいらないトイレ

画像:anna

自分の家が大丈夫でも、周辺で道路の破損や建物の破損があると、水が止まることがあります。消臭袋や消臭剤、凝固剤が入った水のいらない緊急用のトイレセットはかさばるものでもないですし、家にあると安心です。

(5)懐中電灯

画像:蓬莱大介

僕の場合は、妻と子と別の部屋に寝ています。いざ何かが起きた時に、家族の所まで行って、安全な場所まで誘導しなければなりません。そう考えて、懐中電灯と防災バッグを枕元に置いています。

面倒くさいと思って、つい後回しにしがちですが、心のどこかで「やっておいた方がいいのにな~」と思っている人も多いと思います。そういう方は、自分のためではなく、家族や身内を守るために備えをしておこうと考えると、行動に移しやすいのではないでしょうか。

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まだまだ蒸し暑い日が続きそうですが、しっかりと暑さ対策をして秋を待ちましょう。防災対策も、今一度見直しておきたいですね。(文/筒井麻由)

【取材協力】
※ 蓬莱大介さん・・・2011年より読売テレビの気象キャスターを担当し、現在は『情報ライブ ミヤネ屋』、『かんさい情報ネット ten.』、『ウェークアップ!ぷらす』に出演中。翌日の天気のポイントをイラストで教えてくれる『スケッチ予報』では、ユーモア溢れるイラストが大人気!

【画像】
※ 蓬莱大介/anna





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