関西からJALでひとっ飛び♡パワースポットに絶景、カフェ、温泉と、魅力がいっぱいの宮崎トリップ

気になるスポットがいっぱいの宮崎県

豊かな自然に抱かれた九州随一の南国リゾート、宮崎県。伊丹空港から宮崎ブーゲンビリア空港までは飛行機で1時間ほどと、気軽に行ける距離なのも魅力です。各スポット間の移動には車が必須ですが、比較的道幅が広く車通りもそこまで多くないので、ペーパードライバーの方でも運転しやすいですよ。

パワースポットや絶景を巡ったり、海の幸や地鶏などのグルメを堪能したり。アクティブに過ごしたい方は、ハイキングやトレッキングで自然を満喫した後、温泉でゆったり疲れを癒やすのもおすすめです。見どころ満載の宮崎県へ、心に刻まれる旅に出かけましょ！

まるで南国リゾート！県南エリア

宮崎県南エリアは、南国ムードと絶景を詰め込んだリゾート地。海を眺めるカフェや鮮魚が楽しめるレストランなどが豊富にそろうほか、神秘的なムードが漂う縁結びのパワースポットや野生の御崎馬に出会える体験も。グルメも絶景も満喫できる、日南市と串間市のおすすめスポットをピックアップしました！

●日南市

温暖な気候と美しい海岸線が特長の日南市。太平洋に面した日南海岸は、ヤシ並木が続く絶景ドライブコースとして知られています。海岸沿いには、海に侵食されてできた波状の岩「鬼の洗濯板」が広がり、自然が生み出した不思議な光景を眺めながらドライブが楽しめます。モアイ像で知られる「サンメッセ日南」やパワースポットの「鵜戸神宮」など、押さえておきたい観光名所もいっぱい！

サンメッセ日南

太平洋を背景に巨大なモアイ像がずらりと並ぶ「サンメッセ日南」は、宮崎県の定番観光スポット。実はこちらのモアイ像、イースター島の長老会から“世界で唯一”正式に復刻を許された貴重な存在で、仕事運、健康運、恋愛運などにご利益があるとされています。そのほか、丘の上のブランコやカラフルなモニュメントなど写真映えするスポットも！

鵜戸神宮

古事記の中にも記述があり、地元民から「鵜戸さん」と呼ばれ親しまれる「鵜戸神宮」は、海に突き出た岬の洞窟内に赤塗りの本殿が鎮座する珍しい神社。神秘的な雰囲気が漂う洞窟内にある「お乳岩」から滴り落ちる「お乳水」で作られる「おちちあめ」は、赤ちゃんがよく育つことを願う参拝客が買い求める銘菓として人気。安産・育児・縁結びなどの御利益があるとされています。

本殿前の広場では、“運”の文字が刻まれた「運玉」を投げる「運玉投げ」が体験できます。約12ｍ先にある「亀石」と呼ばれる岩のくぼみに玉が入ると願いが叶うと言われているそう。ぜひ訪れたらチャレンジしてみてください！

日向灘の雄大な景色に見とれていると、神宮周辺の壁面から突出した不思議なシルエットの岩々が目に留まります。これは長い年月をかけて形成された炭酸カルシウムの塊で、ところどころに空いた丸い穴は、その岩がコロンと落ちた痕跡なのだそう。自然が作り出した造形美に、時の流れと神秘を感じます。

鈴之家旅館

カツオの一本釣り漁の漁獲量日本一を誇る宮崎県。そんな一本釣りによるカツオを使った郷土料理を味わえるのが、3代にわたって続く旅館を改装し、家族で営む食事処「鈴之家旅館」です。

目の前の目井津港で水揚げされた魚介を使用するため、料理はどれも鮮度抜群！ 看板メニューは、日南の名産品である一本釣りのカツオをメインにした「鈴之家定食」。大きな桶で運ばれてくるルックスにもときめきます。薄造りのカツオには、ショウガを効かせた醤油ベースの特製タレがたっぷりと。最初はそのまま、次はカツオをご飯の上に乗せて、最後は熱々のダシをかけてお茶漬け風に楽しむのがおすすめです。新鮮なカツオは驚くほどやわらかく、タレとご飯の相性はばっちり。お米や醤油、味噌などの食材も、地元&宮崎産にこだわっているそうでこの土地ならではの味わいが楽しめます。

●串間市

宮崎県の最南端に位置し、雄大な海と山々に囲まれた自然あふれる街。国の天然記念物である野生馬「御崎馬」が草原をのびのびと駆け回る姿が見られる「都井岬」がシンボルとなっています。完熟きんかんやマンゴーなど、果物の名産品もたくさん。恋ヶ浦ビーチは、サーフスポットとして年中人気を誇ります。

都井岬

国の天然記念物に指定された野生の御崎馬が暮らしている、太平洋と草原が織りなす雄大な自然が息づく絶景スポット。のんびり草をはむ馬たちを眺めていると、日常の喧騒を忘れて心がほどけていくような心地に包まれます。

こんもりとした丘陵地に広がる草原からは、どこまでも続く海を眺められ、散策するのにぴったり。刻々と移ろう空の色や岬を吹きわたる風を感じながら、気持ちのいい景色に浸りましょう。急斜面になったところも多いので、スニーカーなど歩きやすい靴で訪れるのがベターです。

岬の先端に建つ真っ白な「都井岬灯台」は内部見学も可能なので、併せて訪れてみてください。
※参観料：中学生以上300円

海のこころ

都井岬のほど近く、都井漁港のそばにたたずむ和食ダイニング。定置網漁師をしているオーナーが毎朝獲ってきたばかりの旬魚を使ったメニューが味わえます。食事をしながら海を眺められる、絶好のロケーションです。

「この価格でこのボリューム!?」と料理が出てきてびっくり！ 人気の「おまかせ漁師定食」は、取材時のメニューは、カツオ、サバ、フエフキダイなどのお刺身5種に、トビウオの唐揚げ、魚の味噌汁、小鉢3種がセットになってコスパ抜群。現役の漁師がオーナーだからこそ実現できる、とっても豪華な定食です。その時季ならではの味わいや地魚なども堪能できて、満足できること間違いなしですよ！

食・自然・歴史が調和した県西エリア

宮崎県と鹿児島県との県境に広がる霧島連山に囲まれ、畜産・農業が盛んな畜産王国として知られる宮崎県西エリア。名産品である宮崎牛や地鶏が食べられるお店も豊富です。年間を通してトレッキングができる韓国岳やハイキングに最適な生駒高原など、アクティブに過ごしたい方にもおすすめ。自然を満喫した後に訪れたい温泉とグルメをセットで紹介します。

●えびの市

火山活動で形成された独特の地形と温泉地が魅力のえびの市は、韓国岳や新燃岳など登山&トレッキングに最適な山があり、四季折々の景観を楽しめます。えびの高原周辺は湿原や池が数多く点在し、ハイキングや自然観察にぴったり！ 身体を動かした後は市内の温泉施設に立ち寄って、ゆったり疲れを癒やすのがおすすめです。

白鳥温泉

上湯と下湯、2つの温泉がある入浴施設。白鳥山の中腹に位置する上湯は、西郷隆盛が心身を癒やすため3ヶ月間滞在したことでも知られ、別棟には蒸気を利用した蒸し風呂（天然サウナ）や豊かな木の香りが漂う内湯が昔ながらの風情たっぷり♡ 加久藤盆地を一望できる展望露天風呂も人気です。

対して、上湯から約1kmほど下った場所にある下湯には、自然を感じられる庭園風露天風呂や日光が差し込む大浴場と蒸し風呂、別棟には2か所の貸切風呂が設置されています。宿泊可能な6棟のケビンも併設され、上湯とはまた違った楽しみ方ができるのも見どころです。

レストラン チャオ

「牛肉を楽しみたいけど、ちょっとお値段が気になる……」という方におすすめなのが、1980年創業のご当地ファミリーレストラン「チャオ」。ステーキやハンバーグなどの洋食はもちろん、和定食や丼もの、麺類までバラエティ豊かにそろいます。名物は、3種類のオリジナルソースでいただくダイナマイトステーキ。その名の通り約500gとボリューム満点ながら、やわらかくて脂身が少ないのでペロリと完食できちゃいますよ。

また、オリジナルの甘酢とタルタルソースで味わうチキン南蛮も人気。地元の米と焼酎粕をブレンドした飼料で育てた「いもこ豚」のロースカツ定食やミンチから挽く自家製ハンバーグなど、こだわりの詰まったメニューが満載です。

StoveHouse

木々に囲まれた静かな立地で、店内には薪ストーブがパチパチと燃える温かな雰囲気のカフェ。人気メニューは、メイン料理、サラダ、スープが付いて、パンかご飯をチョイスできる予約制の月替わりランチ1,500円。ホシノ天然酵母を使用した自家製パンや店主の実家で採れた玄米、店の裏の畑で育てた無農薬野菜を使用するなど、身体にやさしいおいしさです。彩りも美しく、思わず写真を撮りたくなってしまいます。＋300円で2種類から選べるデザートとドリンクがセットに！

“体験できる宿” をテーマに、石窯造りの講習を受けられる「まつくぼ工房」の敷地内にあるので、気になる方はこちらもチェックして。お店の隣の小屋で暮らすヤギにも出会えます。

●小林市

熊本県＆鹿児島県に接する県西地域の中では、最大の都市として産業や交通の要所となっています。標高およそ540mの生駒高原があり、秋はコスモス、春はアイスランドポピーが咲き誇り、トレッキングやハイキングにも人気です。

こばやし温泉美人の湯

泉質は、“美肌の湯”として親しまれる、天然掛け流しのナトリウム-炭酸水素塩泉。地下約1000mから湧き出す黄土色の源泉は、加水・加温を行わずとも入浴に適した温度で、湯本来の魅力を堪能できます。やわらかな肌当たりの湯に身をゆだねて、穏やかな時間を過ごしましょう。

地元産の野菜や果物、手作りのお菓子などの販売コーナーもあるので、お土産を購入するのもおすすめです。

地鶏の里

「おいしい地鶏を提供したい」という想いから、小林市内にある自社の養鶏場で大切に育てた“名古屋コーチン”を「飛来幸地鶏（ひらこじどり）」と呼び、自分たちの手で生産、加工するスタイルを貫く地鶏料理の専門店。鶏は通常の倍の時間をかけて育て、捌いた後は1週間熟成させることで、肉のプリっとした弾力やコクのある旨み、豊かな香りを高めているそう。こだわりの詰まった地鶏は格別のおいしさです。

おすすめは、鶏ダシベースの玉子とじに、モモとムネ肉、プリっとした食感が特長の大トロ、ワサビを添えて味わう自家製の鶏ハムをトッピングした「親子孫丼」。玉子を4つも使ったぜいたくな一杯です。
お酒と一緒に楽しみたい人は、1羽につき1つしか取れない脾臓を赤ワイン×醤油のタレで炊き上げた「黒ちょうちん」をぜひ。噛んだ時にプチッと弾けるような食感と、レバーのように濃厚な風味が癖になります。もちろん、宮崎の定番グルメと言えばのチキン南蛮もお忘れなく。地下50mの水脈から汲み上げた天然の軟水で作る炭酸水を使用した、キリッと爽やかなハイボールを合わせるのがおすすめです！

桜チップで燻製した香り高い鶏のタタキや鶏ガラスープにカツオダシを合わせた旨みたっぷりの地鶏うどんなど、ほかにもいち押しのメニューがいっぱい！
なかでも、「野菜の素」と呼ばれるオリジナルのタレでいただく玉子かけご飯は、リピーターも多い人気の一品。玉子はあえて混ぜずにご飯と合わせることで、黄身本来の弾力や濃厚な味わいがより引き立ちます。

ハルとツキ.

ハーブの栽培・生産が盛んな“ハーブのまち”として知られる小林市野尻町で、築70年以上の古民家を改装してオープンしたカフェ。自社栽培のハーブとスパイスに、地元産の新鮮な食材を掛け合わせたランチやスイーツを提供しています。

旬の食材をふんだんに盛り込んだ月替わりのランチと、季節の果物を使ったスイーツが人気メニュー。また、年4回開催されているアフタヌーンティーは募集開始から1日ほどで予約が埋まってしまうほど人気です。冬はチョコレートとナッツ、春はイチゴ、夏はブドウやナシを用いたひんやりスイーツ、秋は芋・栗・南瓜など、ハーブ&スパイスを融合した四季折々の味わいが楽しめます。

※アフタヌーンティーは要予約。詳細は店舗に確認を。

豊味うどん

小林市と高原町に3店舗を展開する、うどん&そばの専門店。麺とつゆには名水百選にも選ばれた「出の山湧水」を使用し、麺のモチモチ感とつゆのやわらかな口当たりを引き出しています。

いち押しは、エビの天ぷら、肉、わかめ、きつね、とろろ、卵焼きをぜいたくにトッピングした「豊味うどん」。本店を構える小林市のお米を使ったおにぎり付きです。毎朝仕込む自慢のうどんは、オーダーごとに生麺から茹で上げることで、程よいコシともっちりとした食感に。鰹節×昆布をベースに、イリコの風味をほんのりプラスしたつゆは、奥行きのある旨みが身体にじんわり染み渡ります。

寒くなると人気が高まるのは、なめこ入りのふわふわ玉子が乗った「なめことじうどん」。近郊のキノコ農家から仕入れるなめこは、ぷりんとしていてなめらかな口触りが楽しめます。
その他、サバ南蛮や鶏の炭火焼きなどの一品もそろい、居酒屋使いもできるのもうれしいところ。遅めの朝ご飯やランチタイムはもちろん、お酒を飲みつつアテをつまんで、うどんやそばで締めるのもおすすめです！

●高原町

天孫降臨や神武天皇御生誕といった日本神話の舞台として知られ、多くの伝承スポットが存在する高原町（たかはるちょう）。日本で最深の火口湖・御池があり、SUPやカヤック、ボートといったアクティビティも充実しています。存分に体を動かした後、明治時代から愛されている温泉に浸かって湯治できるのも魅力です。

湯之元温泉

明治35年創業、町内で最も古い歴史を持つ温泉。全国的にも珍しい高濃度炭酸泉で、かつては薩摩藩の家老も湯治に訪れたと伝えられています。源泉は冷泉で、加水を行わずに熱を加えることで、黄金色へ変化するのが特徴。
大浴場には、黄金に輝く温泉と透明の冷泉の浴槽が並び、交互に浸かれば身体がポカポカと温まります。

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高原町の山間にポツンと佇む倉庫をリノベーション、千葉県から家族でJターンした関島礼史さん・美弥さん夫婦が営むカフェ。予約制のランチは平日でも満席になるほど人気があり、宮崎県内はもちろん、県外からもたくさんのゲストが訪れます。

洗練感あふれる内装は、宮崎県の設計事務所「COGITE」がプロデュース。タフなテント素材を用いた天井や、外の景色を絵画のように映し出す窓など、印象的なポイントがたくさん。中に入ると外観からは想像できないほどおしゃれな空間が広がり、そのギャップにも心が浮き立ちます。

ランチタイムは、自家製パンを主体にした月替わりプレートを提供しています。取材時は、カボチャの甘みを生かしたコロッケをバンズでサンドしたハンバーガーをメインに、ゴボウの旨みがダイレクトに伝わるスープや大豆のマリネ、バジルのウフマヨ、新生姜のドレッシングで味わう焼きオクラとシシトウリーフがワンプレートに。セットのドリンクは、千葉のロースター「KUSA.喫茶」のコーヒーやスミス・ティーメーカーのハーブティーなどからチョイスできます。

カフェタイムは予約の必要がないので、近くに来た際立ち寄れるのもうれしいですね。スイーツは時季によって内容が変わるそうで、取材時は小林市名産の栗を使った「栗とコーヒーのタルト」と「栗のパルフェ」をピックアップ。宮崎ならではの旬の味覚に、心がほっこり温まりました。

倉庫の奥には、美弥さんがセレクトした文具が並ぶ雑貨店が入居しています。2階にはギャラリーを併設し、今後はアーティストとコラボしたイベントなども開催する予定だだそう。空間作りはもちろん、センスが光る商品のラインナップにも注目してください！

＼ その他、こんなスポットもおすすめ！／

青島

島そのものがパワースポットと名高い青島は、亜熱帯植物が生い茂る自然豊かな島。本土とは橋で繋がっており、気軽に渡ることができます。島の中央に位置する「青島神社」は、縁結びにご利益があると評判。おしゃれなドリンクやフードが味わえる「青島ビーチパーク」で休憩したり、ビーチでマリンアクティビティに挑戦したり、思い思いの過ごし方ができますよ。空港からも近く、時間が無い時にもおすすめ◎

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