浮気する男は指を見れば分かる!? 動物行動学から見る「浮気しやすい男」
こんにちは。「人間の修羅場が私のご飯」、シュララです。
「人はなぜ不倫するのか?」この、人間にとって半永久的な疑問を、動物行動学研究家の竹内久美子さんに聞いてみました。動物行動学の観点からひも解くと、とんでもない事実が明らかに!
浮気は当然の権利!?
修羅場を追いかけていると、よく不倫にいきあたります。「人はなぜ不倫をするのか?」動物行動学的に見たら、どうなんでしょうか?
そもそも、私は「不倫」という言葉がおかしいと思っています。「結婚しているのに、他の人と交わってはいけない」。つまり倫理に反するから不倫と言われていると思うのですが……それは繁殖戦略に基づいた、ただの「浮気」です。
※シュララ注
不倫:道徳に反し、人道にそむくこと。
浮気:他の異性に心を移すこと。
動物行動学は、人間を含めた動物の「行動」の意味や役割などを進化論の観点から研究するものです。その中でも、「浮気」は大きなテーマのひとつです。“浮気”という行動は繁殖戦略の中において、ものすごく重要な行為。だから、人間を含め、多くの動物が浮気をします。動物の最大の命題は「いかに自分の遺伝子を、その次の世代に残すか」。良いとか悪いとかではなく、浮気は動物としての「当然の権利」と言っていいことだと思います。
パートナー選びで大事なのは……繫殖戦略!
それでも「浮気は許せない!自分も浮気しない!」という人もいますよね?
人間の繁殖戦略には「浮気型」と「真面目型」の2つのタイプがあることが分かっています。「浮気型」は性的関心が外側にあるタイプで、「真面目型」は性的関心が内側(パートナー)に向くタイプです。
「浮気型」は、言葉の通り、浮気することによって多くの遺伝子を残せますが、性病感染のリスクは高くなるというデメリットがあります。一方で「真面目型」は遺伝子の組合せは限られますが、我が子に対し、色々な投資を行うというメリットがあります。
「浮気を許せない」という方は、「真面目型」にあたり、「浮気型」の行動が理解できないのです。
もし、「真面目型」と「浮気型」の人が付き合ったらどうなりますか?
例えば、「浮気型」の人が、「真面目型」の相手に影響されて「真面目型」に変わろうとしても、混乱して中途半端なことになってしまいます。また、「浮気型」の男性と「真面目型」の女性が結婚すると、異なる繁殖戦略が入り乱れることになり、子どもは混乱してどちらの戦略も発揮できなくなってしまいます。ですから、繁殖戦略としては良くないと思います。
相手がどちらの型なのかは、どうやって見分けるのでしょうか?
しっかりと相手の普段の言動を見ていれば、どちらの型か分かるはずです。
昔から「浮気型」と「真面目型」がいると言われていましたが、最近、「愛のないセックスもOKか」「過去1年間にどれくらいセックスパートナーを持ちましたか」など27の項目について浮気やセックスについて細かく実態を聞く「SOI」というテスト結果から、実際に2種類の型があるという裏付けも取れました。
浮気をする男は薬指が長い!?
見た目などで見分ける方法はありますか?
薬指の長い男ほど男っぽく、攻撃的で、おそらく浮気する傾向があると言えます。男性ホルモンの「テストステロン」には薬指を伸ばす作用があるのですが、人差し指に対して相対的に薬指が長い男ほど、男性ホルモンの1種であるテストステロンのレベルが高いのです。
指の長さで分かるんですか?
正確には「指の長さの比」です。
また、指の長さの違いが左右で1ミリ以内の、シンメトリーの指を持つ男性のパートナーの方も、浮気に気をつけてください。
指の長さは普通、誰でも左右で1~2ミリ、たまに3ミリ以上違います。これが1ミリ以内でシンメトリーの男性は、精子の数が多く、質もいいという研究結果がでています。つまり、複数の男性の精子どうしの争いに勝てる精子を持っているのです。
強い男は闘いたがる。パートナーのみなさん、気を付けてください。
イケメンが人気なのは、免疫力が高いから!?
ルックスは関係ないのでしょうか?
一回の繁殖に、メスはエネルギーも時間もかかるので、繁殖戦略上、メスがオスを選ぶのが大原則。そして女性は、遺伝子を残すために、免疫力の高い男性を選びます。
研究でも実証されていますが、免疫力とルックスの良さには相関関係があります。かっこいい人を選べば、免疫力が高い。だから女性はイケメンが好き。
ちなみに“ルックスがいい”というのは、顔、スタイルがいいだけでなく、「声がいい」や「喧嘩が強い」、「筋肉質の体をしている」ことも含みます。浮気型の男性はルックスの良い方が多いですね。
イケメンが人気があるのは、繫殖戦略が理由だったとは……。人って思っている以上に、繫殖戦略に左右されているのかもしれません!
次回のインタビューでも、竹内さんに動物行動学の観点から不倫(ではなく浮気)&修羅場を解き明かしていただきます。
竹内久美子(たけうち くみこ)
1956年、愛知県生まれ。79年、京都大学理学部卒。同大学院で動物行動学専攻。92年、「そんなバカな! 遺伝子と神について」で第8回講談社出版文化賞「科学出版賞」受賞。ほか著書多数。近著に「女が男を誘いたいとき」。
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※この記事は2024年8月5日(月)に配信し、2024年8月20日(火)に再編集しています。
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