ここまで自動化してたなんて…!日本屈指の『郵便局』驚きの仕組みを大公開
当たり前のように送られてくる封書やハガキ。それがどのように処理されて手元に届くのか。考えてみると、不思議ですよね。
今回は、2019年3月15日(金)に、読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』で放送された『情報喫茶店』より、郵便物がどのようにして私たちに届いているのか、郵便局の裏側に迫ります!
■24時間稼働する!巨大郵便局『大阪北郵便局』(大阪・梅田)
大阪市北区にある観光スポットでもあるスカイビル。ここに隣接している『大阪北郵便局』は、全国屈指の巨大郵便局のひとつです。1日に扱う郵便物は50万通を超え、ゆうパックなどの荷物は4万点にも達するのだそう。
局内では1,200人もの局員が働いており、郵便物や荷物を仕分けするための機械がずらりと並んでいます。日中に届く郵便物や荷物を処理するために、24時間休みなく動き続けているのです。
■猛スピードで消印!自動で押印
集荷された郵便物が集められ、機械にかけられます。こちらは押印のための機械で、内部に大きなドラムがあり、ドラムに空いている隙間から、厚さ5mm未満の郵便物だけが落ちていく仕組みになっています。
落ちた郵便物は、そのまま機械で猛スピードで押印されていきます。振り分けられた5mm以上の分厚い封筒は、局員が手で押印します。
■判読率90%以上!文字を読み取りスムーズに分配
続いてこちらは、郵便番号を読み取って、400もある配達地域ごとに分配していく機械。日本全国にある地域へ、とてつもない速さで分けていきます。
郵便番号を読み取るその判読率は、なんと90%以上! 幼い子どもが書いたような字も問題なく読み取ってくれるんです。
■ブラックライトで浮かび上がる住所を判別するバーコード
配達先へ仕分けをする際に、郵便番号を読み取ると同時に行われていることがあります。それが、バーコード印字。通常のライトの下ではわかりませんが、ブラックライトを当てると浮かび上がってきます。
郵便番号を読み込むと同時に、表面に書かれた住所までも読み取ってバーコードとして印字していたのです! こちらも郵便番号と同様に、子どもが書いた文字もきちんと読み取ってくれています。
ここまでの作業を、あっという間のスピードで終わってしまうのですから驚きですよね。
■赤外線で読み取り自動で荷物仕分け
続いて別のフロアでは、集荷された荷物が宛先ごとに振り分けられていきます。コンベアに乗せられた東京行きの荷物が、レーンを進みます。黒い機械にまで到着すると、荷物に赤外線センサーが方々から当てられます。
これは、届け先を記録したバーコードを読み込んでいるのだそう。どんな角度で荷物が来ても、センサーがバーコードを捉えられるようにいろいろな角度で赤外線が照射されているのだとか。
ここで読み取られた情報をもとに、荷物が届け先地域のレーンへと方向転換して進んでいきます。
最後は人の手で、隙間なく台車へと乗せられます。そして、全国各地へと夜のうちに出発し、翌日にはお客さんの元へと届けられるのです。
毎日、たくさんの郵便物や荷物が集まる郵便局。こんなに自動化されて仕分けられていたとは驚きです!
昼夜休みなく動く機械と、それを支える局員の皆さんのおかげで、郵便物は私たちの元へと届けられているのですね。(文/浜田みか)
<施設情報>
大阪北郵便局
住所:大阪府大阪市北区大淀中1-1-52
最寄駅:阪急『中津駅』『梅田駅』/JR『大阪駅』
電話番号:0570-943-387(代表)
営業時間:00:00~24:00
定休日:なし
※郵便窓口は、ゆうゆう窓口のみ
【画像・参考】
※ 読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』(毎週金曜 よる7時~)
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