TOP ライフスタイル 次の寒波はいつ? 気象予報士・蓬莱大介さんに聞く、寒さのピークと対策

次の寒波はいつ? 気象予報士・蓬莱大介さんに聞く、寒さのピークと対策

2023.01.31

ここ最近は、“10年に一度の寒波“が発生するなど、寒い日が続いています。「この寒さはいつまで続くの?」と、天気予報が気になる人も多いのでは?

2月の天気や寒さはいつまで続くのか、寒波に向けて備えておくと良いポイントを解説します。

■雪が降り終わった後の、路面の凍結に注意!

2023年1月にきたような10年に一度レベルの強烈寒気は今の所予想されていませんが、2月は寒暖差が激しく、いわゆる三寒四温で季節が進みます。

画像:蓬莱大介

太平洋側で雪を降らせる南岸低気圧は2月に多く発生するのが特徴。天気予報でも、天気図に注目してみてください。天気図の等圧線が縦じま模様の冬型の気圧配置なら北から雪雲がきて、近畿北部を中心に雪が降ります。太平洋側に低気圧が進んでくると、南岸低気圧の気圧配置が影響して太平洋側にも雪が降ることがあります。

雪が降る前や雪が降っている時だけでなく、雪が降り終わって晴れた夜にも注意が必要です。放射冷却現象で底冷えとなり、路面が凍結しやすい状態になっているからです。

特に最低気温が0度以下の日は、川からのぼってきた水蒸気に風が吹くことで、橋の上や日陰のトンネルの出入り口が凍結しやすくなります。

画像:ウェザーニューズ

寒さが緩むと、次はスギ花粉の飛散! もうすでに飛び始めていて、2月からが本格シーズンです。

近畿の飛散量は、去年より1.5倍多い予想なので、花粉症の方は早めの対策を心がけてくださいね。

■寒さ対策にはダウンベストが大活躍

画像:蓬莱大介

僕はこの冬、ダウンベストを活用しています。シャツの上に重ねて、その上にスーツのジャケット、さらにダウンコートをはおっています。とても暖かいので、厳しい寒さの日に重宝しています。

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3月になると急に暖かくなりそうですが、2月はまだ寒暖差が激しく、偏西風の蛇行が大きい傾向です。さらに、北極の寒気が日本に流れ込みやすい。低気圧が急発達して荒れた天気になることもあります。最新の天気予報をこまめにチェックして、寒さ対策をしてくださいね。(解説/蓬莱大介)

【取材協力】
※ 蓬莱大介さん・・・2011年より読売テレビの気象キャスターを担当し、現在は『情報ライブ ミヤネ屋』、『かんさい情報ネット ten.』、『ウェークアップ!ぷらす』に出演中。翌日の天気のポイントをイラストで教えてくれる『スケッチ予報』では、ユーモア溢れるイラストが大人気!

【画像】
※ウェザーニューズ/蓬莱大介





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