TOP ライフスタイル 受取額が最大142%もアップ!? 老後ラクになる「知って得する年金の活用術」

受取額が最大142%もアップ!? 老後ラクになる「知って得する年金の活用術」

2021.10.16

「年金って結局いくらもらえるの……?」など、年金について素朴な疑問を抱えている人も少なくないはず。実はみな等しく配布されているイメージのある年金は、上手に制度を活用すれば受取額をアップさせることができるんです!

そこで今回は、受給額が最大で142%もアップする「知って得する年金の活用術」をご紹介します。老後少しでもラクできるように、今から将来の蓄えを増やしましょう。

■「繰り下げ受給制度」を活用すれば受取額を増やすことが可能!

画像:井戸美枝『オーバー40歳でも大丈夫!おひとりさまでも大丈夫!私がお金で困らないためには今から何をすればいいですか?』日本実業出版社 ※本来の年金月額を15万円と仮定。

「将来の年金の支給額が少ないかも……?」と不安を感じている人にご紹介したいのが『繰り下げ受給』です。通常65歳から受け取ることができる年金受給開始年齢を70歳まで月単位で伸ばすことにより、最大142%も受給額がアップするんだそう。

早くもらい始めたほうが長くもらえてお得と勘違いしやすい年金。実は、受給開始を1ヵ月繰り上げると、受給額は0.5%減り、1年で6%も減ってしまいます。逆に、受給開始を1ヵ月遅らせると、受給金額は0.7%増加し、1年で8.4%の増額に。なので、本来の年金月額を15万と仮定した場合、60歳開始だと月10万5,000円、70歳開始だと月21万3,000円と毎月の受取額に大きく差が出てくるのです。

※2022年4月から、年金の受給開始時期機は、60歳~75歳に選択の幅が拡大される。また繰り上げの減額率は、0.4%に変更になる。

Elle Aon/Shutterstock

これからの時代は人生100年時代ともいわれているため、年金を後でもらって受給額を増やしておくのも1つの選択ですよね。

■個人年金で「年金の空白期間」を埋めよう!

画像:井戸美枝『オーバー40歳でも大丈夫!おひとりさまでも大丈夫!私がお金で困らないためには今から何をすればいいですか?』日本実業出版社

でも、そうなると気になるのは、65歳から70歳までの“空白の5年間”。65歳で定年という人も多いので、この期間に年金が受け取れないのは不安ですよね。

この空白期間の対策として、『個人型確定拠出年金(iDeCo)』がおすすめです。個人年金をご自身で運用すれば、空白期間の生活資金のつなぎとして活用できます。

そのため、65歳以降はペースダウンしたキャリアで少し働き、iDeCoで足りない分を補填、70歳からは増えた年金で暮らしていくというライフロードもひとつの手。老後の生活費をより安定させることができそうですね。

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将来に対する備えは、早い段階で考えておくほうが安心です。これを機会に年金について、ご自身でも詳しく調べてみるといいかもしれません。(文/Yuikomore)

【監修】
※ 井戸美枝さん・・・ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士・産業カウンセラーとして、相談、講演、執筆活動などを行う傍ら、複雑なお金にかかわる動きをかんたんに読み解く経済エッセイストとしても活動中。

<書籍紹介>

オーバー40歳でも大丈夫! おひとりさまでも大丈夫! 私がお金で困らないためには今から何をすればいいですか(amazon)

オーバー40歳でも大丈夫! おひとりさまでも大丈夫! 私がお金で困らないためには今から何をすればいいですか?

画像:日本実業出版社

【画像・参考】
※ Elle Aon/Shutterstock
※ 井戸美枝『オーバー40歳でも大丈夫!おひとりさまでも大丈夫!私がお金で困らないためには今から何をすればいいですか?』日本実業出版社 (amazon





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