100均グッズで「プチ面倒くさい」がラクに!プロが教える収納アイデア
どんなにきっちりした人でも、苦手意識を持っている家事があるはず。
今回は、整理収納アドバイザーである七尾亜紀子さんに日々の生活で“プチ面倒くさい”と感じている家事をラクにする100均収納アイデアについて聞きました。
お片付けを仕事にしている七尾さんも基本的にズボラで面倒くさがりだそう。お掃除がラクになるグッズをフル活用していても、それを取り替えることすら面倒で後回しにしてしまうこともしばしばとのこと。そんな悩みを解決した工夫とは……?
「プチ面倒くさい」と感じていた家事
筆者が“プチ面倒くさい”と感じていたのは、こちらの換気扇のフィルター交換。
張り替えるだけのホコリ取りを愛用していて、これを使うようになってからお掃除自体はずいぶんラクになったものの、やっぱり貼り替えが面倒で、ホコリが溜まっていても数日見て見ぬフリをしてしまうこともありました。
面倒な理由は置き場所も一因でした。この交換用のフィルターは洗面台下のファイルボックスに入れているのですが、手前のカゴを一旦取り出してからボックスを引き出さないと中身が出しにくいのです。
もっと面倒なのが、このパッケージの封の粘着テープを剥がさないとフィルターが取り出せないこと。大した手間ではないのですが、この一手間が面倒でつい億劫に……。
そのため、この手間をもっとラクにする方法はないかと考えてみました。
100均グッズでフィルターの出し入れをラクにする収納アイデア
そこで用意したのが、こちらのB6サイズのソフトカードケースです。今回は『キャンドゥ』で購入しましたが、どこの100均でも似たような商品を売っているかと思います。パッケージから出したら、裏側に両面テープを貼り付けます。
そして、洗面所のシンク下収納の扉裏にぺたりと貼り付け。扉を閉めたときに手洗いボウル下の出っ張りに干渉しないように高さを調節するのがポイントです。
そして貼り付けたポケットにフィルターをセットします。これで、いちいちしゃがんでボックスを取り出したりすることなく、さらにパッケージの粘着テープの面倒くささからも開放され、ワンアクションでフィルターが取り出せるようになりました。
面倒なフィルター交換の心理的ハードルも少し下がりそうです。
トイレのフィルターも扉裏にセット!
実は、全く同じフィルターをトイレの換気扇にもつけています。
こちらのフィルターの収納場所は、吊り戸棚のボックスの中でした。これも大した手間ではないものの、やはりいちいちボックスを出したりパッケージから取り出したりするのが面倒だったため、 同じように先程のカードケースを使って扉裏収納をつくることにしました。
こちらも閉めたときに棚板に干渉しないよう、高さに気をつけてセット。これでトイレのフィルター交換も心理的ハードルが少し下げられそうです。
今回のアイデアを思いついて考えたのは、“扉裏の可能性は無限大!”ということです。ぜひ、“ここに収納があったら家事がラクなのに……”と思うところがあったら、扉裏などのデッドスペースを活かして収納するアイデアを考えてみてはいかがでしょうか。