鳥取県に最新・最大級が…?普段は見られない「航空自衛隊の裏側」
災害時に出動し、救助活動を行う航空自衛隊。空を颯爽と飛ぶ航空機の姿は、年々ファンが増えています。
そこで、2020年1月15日(金)に放送された読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』の人気コーナー『情報喫茶店』から、普段は中々見られないような航空自衛隊の裏側をご紹介します!
※ この記事は2020年1月15日(金)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
■人や物資を届ける国内最大級の輸送機
今回訪れたのは、鳥取県の境港市にある『航空自衛隊美保基地』。
美保基地に整備されている航空機『C-2輸送機』は、災害時に人を派遣したり、物資を輸送する際に活躍します。全長43.9mの巨大な航空機は、国産の輸送機としては最大かつ最新なんだとか!
中に足を踏み入れると……。最大30tもの荷物が搭載できる空間が目の前に広がります。数万食もの非常食を積み込める、自然災害が起こった際の強い味方ですね。
災害時には給水車をそのまま積み込めるほどの広々とした空間ですが、中央に椅子を設置すれば最大110人を搭載できます。
担架も設置できるので、救助した人を搬送することも可能。椅子や担架など機内をカスタムできるので、あらゆる状況に合わせて利用できるのが心強いですね。
■飛行をつかさどるコックピットに潜入
さて、次は航空機の核ともいえるコックピットを見ていきましょう!
運転は、機長と副機長の2人1組で行います。コックピットには2人用のシートがあり、モニターや操縦器などがずらりと並びます。
操縦器の近くには、一見すると日よけのように見える装置が。これは、航空機の速度や高度など、飛行には欠かせない情報が表示される機器なんです。まるで映画のような近未来感溢れる機器ですよね。
■本番に備えた「物料投下訓練」
さて次は実際に航空自衛隊が行っている『物料投下訓練』を見ていきましょう。訓練内容は、飛行中に機体の後部を開き、地上200mの高さから荷物を目的地に落下させるというもの。
訓練として、800kgもの荷物を8個運び入れます。ひとつひとつ手作業で運び入れるので、慎重さが必要となる作業に。
荷物に取り付けられた大きな袋はパラシュート。
発煙筒の煙の場所が、上空から荷物を落とす目的地の目印になります。
操縦器からスイッチを押せば、荷物のロックが解除され、パラシュートを付けた荷物が期外へと発射!
荷物は無事、目的地の近くに落下し、訓練は成功。時速250km/hものスピードのため、落下タイミングが1秒ずれただけで落下地点が70mもずれるので、かなりのテクニックが必要です。
普段からこういった訓練を行うことで、有事の際にも冷静に救助活動に取り組めるんですね。
<詳細情報>
航空自衛隊 美保基地
住所:鳥取県境港市小篠津町2258
最寄駅:JR『米子空港駅』
電話番号:0859-45-0211
私たちの生活や安全を支えてくれる航空自衛隊。いざというときに出動する航空機や訓練の様子は、見ているだけでも胸が熱くなってきますね!(文/つちだ四郎)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』(毎週金曜 よる7時~)
※ この記事は2020年1月15日(金)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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