TOP おでかけ 大阪市の地下に巨大空間?道頓堀のビルの地下にある「伝説」とは

大阪市の地下に巨大空間?道頓堀のビルの地下にある「伝説」とは

2020.11.17

普段慣れ親しんでいる場所でも、地下に何があるかご存じの方は少ないのではないでしょうか。実は、大阪の地下にはおもしろい秘密がいっぱい! その裏側を覗いてみたくありませんか?

今回は、2020年10月25日(日)に、読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』で放送された『情報喫茶店』より、大阪の地下の知られざる裏側をご紹介します!

※この記事は2020年10月25日(日)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

■大都市の下に巨大空間が!? 地下に張り巡らされた秘密のトンネル

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

実は、大阪市の地下には私たちの生活に欠かすことのできない巨大な空間が広がっていることをご存じでしたか?

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

セキュリティ上、場所を明かすことはできませんが、ハンドルの付いた重厚なドアの向こうへ……。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

その先には下へ下へと続く階段が。どんどん下りていきます。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

地下深くに待っていたのは、なんと先が見えないほど長い一直線のトンネル! これは、インターネット回線や電話線を繋ぐためのもの。実は大阪市の地下には、このようなトンネルが張り巡らされているというから驚きです。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

大阪市街地を取り囲むように張り巡らされたこのトンネルと同じく、ほかの大都市の地下にもこのようなトンネルがあり、電柱や海底ケーブルを通じて、北は北海道、南は沖縄まで全国に繋がっているというのです。私たちの便利な暮らしは、地下トンネルによって支えられていたのですね。

■道頓堀のビルの下に化け物が…!? その正体は“あの動物”

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

食い倒れの街・大阪を象徴するエリアとして人気の道頓堀。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

かつては芝居小屋が軒を連ね、連日多くのお客さんで賑わっていました。中でも特に人気だったという芝居小屋が『中座』です。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

今ではその跡地に『中座くいだおれビル』が建っているのですが、実はこのビルの地下に、とある化け物がいるという話があるのです……。ビルで働く女性は「噂では、妖怪か化け物が祠の中に祀られていると聞いたことがあります」とのこと。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

その正体を探るべく、特別に地下に潜入。地下へと続く階段は真っ暗で、ちょっと不気味な感じ。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

長い階段を下りると、その先に現れたのは立派な祠です。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

中には一枚の鏡が。これは神鏡と呼ばれ、とある神様の分身が宿っている神器なんです。なにわ名物開発研究会の野杁さんによると「その神様の正体を知りたければ、淡路島の洲本へ」とのこと。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

というわけで淡路島の洲本八幡神社に向かうと、何やら境内に可愛らしい置物を発見!

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

その正体は、なんとタヌキ! ポップな顔をした、なんとも愛らしい置物です。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

宮司の酒井さんに、『中座くいだおれビル』の地下に祀られている“化け物”の正体を尋ねると「淡路島の有名な“しばえもん”というタヌキです」との答えが! しかし、一体なぜ淡路島のタヌキが遠く離れた道頓堀のビルの地下に? そんな疑問を投げかけると、酒井さんがこんなお話をしてくれました。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

昔々、淡路島にしばえもんという、それはそれはお芝居が大好きなタヌキがいたそう。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

ある時、大阪の中座に大人気のお芝居があると聞いたしばえもんは、

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

人間に化けてお芝居を観に行きました。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

やっとの思いで中座に辿り着いたしばえもんでしたが、番犬に化けダヌキだと見抜かれてしまい、

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

なんと、たちまち殺されてしまうのでした。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

すると、中座の客の入りはとんと悪くなってしまいます。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

困り果てていたある晩、役者の枕元には殺されたしばえもんが立っていて、「どうかオラを祀ってもらえんやろか。殺された恨みはもういいので、もっとお芝居が観たいんじゃ。どうかお願ぇしますだ」と話しました。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

不憫に思った役者は、中座の舞台下にしばえもんの祠を作ってあげることに。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

すると、しばえもんの恩返しなのか、中座はこれまでにないほどの大盛況に! それ以来しばえもんは、芸能の神様として役者たちに愛されるようになったのだそう。これが、淡路島と道頓堀に残るしばえもん伝説だったのです。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

しばえもんは芸能の神様として、藤山寛美さんや13代目片岡仁左衛門さんなど、大物役者たちからも厚く信仰されました。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

実際に舞台下に祀られていた御神体と祠は、中座が閉館したあとに淡路島の洲本八幡神社へ。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

つまり『中座くいだおれビル』の地下の祠は、中座無き今も同じ場所でしばえもんを祀るために作られたものだったのです。

画像:読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』

道頓堀で愛されたしばえもんは、遠く離れた淡路島で今も大阪の役者たちを見守っています。

【関連記事】回送電車が行きつく先にビックリ!関西最大の地下鉄『大阪メトロ御堂筋線』の裏側に潜入

地下という普段目にすることのない場所には、私たちの知らない秘密が隠されているんですね。ふとした瞬間、今いる場所の地下には何があるんだろう?なんて考えてみると面白そうです。(文/ななえ)

【画像・参考】
読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』(毎週金曜 よる7時~)

※ この記事は2020年10月25日(日)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。





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