TOP おでかけ 【京都・乙訓】観光客が少ない穴場。竹の径で楽しむ、静かな竹林ウォーキング

【京都・乙訓】観光客が少ない穴場。竹の径で楽しむ、静かな竹林ウォーキング

関西には、おいしいものや素敵なスポットがたくさん! 連載「推しミセ」では、anna編集部が実際に訪れてよかった、2府4県の隠れた名店や注目スポットをご紹介します。

京都盆地の南西部に位置する乙訓地域は、古くから竹林が多いことで知られています。なかでも散策におすすめなのが、向日丘陵にある「竹の径(みち)」です。向日市寺戸町から京都市の洛西ニュータウンに抜ける約1.8kmの小径には、古墳や職人の手仕事が光る竹垣が点在。観光地ほど人も多くなく、のんびり歩くにはぴったりのスポットです。

竹林を通る小径へウォーキングスタート!

看板が目じるし

ウォーキングのスタートは、向日市立第6向陽小学校の近く。小さな看板を目印に歩き出すと、両側に青々とした竹林が広がり、その中を縫うように細い道が続いています。

寺戸垣

このエリアには全部で8種類の竹垣があります。入口付近には一般的なデザインの「竹穂垣」が並び、その次に出合うのは「寺戸垣」。
整然とした格子の隙間から見える緑がとても清々しく、歩きはじめから心がほぐれます。

竹林の中に古墳が!

さらに歩を進めると現れるのが「寺戸大塚古墳」。その前に、丸い古墳の形をイメージした「古墳垣」が設えられています。

竹林

こんもりと盛り上がる古墳の姿に歴史の気配を感じながら、耳をすませば「カーン」と竹の幹が風にゆられてぶつかる澄んだ音や、笹の葉が擦れる「サヤサヤ」という音が響きます。
ときおり鳥の鳴き声が響き渡る静かな小径をさらに進んでいきます。

職人技が息づく、ユニークな竹垣たち

「竹の径」の楽しみは、職人が腕を振るった竹垣を見比べながら歩けること。
ふさふさとした「竹穂垣」や、水面の輝きをイメージしている「深田垣」、かつてこの付近にあった物集女城(もずめじょう)の壁を模した「物集女垣」など、趣向を凝らした垣が次々に現れます。

他にも、波打つ海の道を表現した「海道垣」や、竹筒の長短でかぐや姫の十二単の襟元を表した「かぐや垣」、地元の寺院にちなむ「来迎寺垣」などが点在。それぞれに込められたストーリーを思い描きながら歩くと、散策がもっと味わい深いものに。

竹垣から竹林をのぞきこむと、太さや形が違うさまざまな種類の竹が見えます。この竹林はすべて私有地でもあり、中に入ることはできません。
京都市内に続く道

道の先は京都市内へとつながり、そのまま洛西ニュータウン方面へ抜けても、また来た道を戻っても◎。竹の径の道中には「京都市洛西竹林公園」があり、さらに足を延ばして散策するのもおすすめです。

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まっすぐに伸びる竹の美しさを見ながら、清々しい空気を吸い込み竹林浴を楽しめる「竹の径」。なにより他の竹林のように観光客で混雑していないので、リラックス度もアップ。距離があるので靴は歩きやすいものにして、日焼け対策や、飲み物も忘れずに持っていきましょう。

竹の径

住所:京都府向日市寺戸町芝山~物集女町長野 他
電話:070-1765-5398(向日市観光協会/平日8:30~17:15)
アクセス:
【電車】阪急洛西口駅から徒歩約15分、阪急東向日駅から徒歩約25分
【バス】洛西口駅前から京都市営バスまたはヤサカバスで約3分、バス停向日回生病院前下車すぐ。または、阪急東向日駅から阪急バスで約6分、バス停東山下車徒歩約7分
【車】隣接する京都市洛西竹林公園駐車場(20台/有料)

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