TOP PR 各線奈良駅から歩いて行ける隠れた名所!この春は、日本庭園「依水園」でリトリート

各線奈良駅から歩いて行ける隠れた名所!この春は、日本庭園「依水園」でリトリート

2025.02.27
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奈良といえば、日本でも屈指の国宝や文化財の宝庫。古都の歴史や自然が共存する情緒が魅力である一方で、最近では東大寺や興福寺、奈良公園といった観光地は落ち着いて訪れるのが難しいイメージもありますよね。観光客で賑わうスポットの近くでありながらも穏やかな静寂に包まれた日本庭園「依水園」は、秘密にしておきたいほどの隠れた名所。桜やツツジ、藤などが咲き誇る春は特に美しく、仕事や家事に頑張りすぎた心も整いそうです。

水や自然の音に耳を澄ませて。2つの庭園からなる依水園の魅力

“水に依る園”という名前の通り、依水園は水に沿って歩むように設計された庭園。江戸時代に発達した日本庭園の様式のひとつである「池泉(ちせん)回遊式庭園」といって、池のまわりを歩きながら水の音や変化する景色を楽しめるように工夫されているんです。

そしておもしろいのが、江戸時代に作られた「前園」と明治時代に作られた「後園」の2つの庭園で構成されていること! それぞれに違った趣が味わえるだけではなく、お庭を眺めながらひと息つけるお茶処やお食事処もありますよ。忙殺される毎日でカチコチになった心がほどけ、五感が喜ぶ感覚を味わうことができるはず。

依水園の入り口は思いのほかコンパクト。奥に進むほどに広がる壮大な絶景との対比を感じさせます。

静寂の別世界に包まれる「前園」

最初に目に入るのがこちらの「前園」。まるで別世界に足を踏み入れたような静けさに包まれています。

池には鶴亀をなぞらえた中島があり、浄土を表現しているそう。

江戸時代初期に作られた前園。作庭した清須美道清(きよすみどうせい)は、江戸時代の奈良町で主要な物産でもあった良質な高級麻織物の奈良晒(ならざらし)を扱う商人でした。

水量が豊富な吉城川(よしきがわ)のそばにある依水園。かつて布を水洗いするための晒場でもあったことから、こうして水を愛でる庭園になったんですね。

耳を澄ますと小さな滝から流れる水の音が。場所によって聞こえる音や景色が変化するのでどこにいても新鮮な発見があり、お気に入りの場所を見つけてしばらく深呼吸したくなります。

あちこちに咲く季節の花にも癒やされます。
春にはこんなふうに色付くお庭が見られるかも!

お腹が空いたら、江戸時代に移築されたお食事処「三秀亭(さんしゅうてい)」へ

前園にある茅葺き屋根の建物は、先ほどの清須美家の別邸として江戸時代に移築されたもの。現在はお庭を眺められるお食事処になっています。

鰻とろ御膳3,800円など、麦とろがメインの素朴で滋味深いお食事がいただけます。お疲れ気味の胃腸にも優しく、五臓六腑に染み入る味わい。

普段はスマホを見ながら急いで食事をしてしまう、なんて人も多いのでは。そんな人こそ、ぜひゆっくりと噛み締めながら味わってみてほしいです。

東大寺南大門や山々と一体化した、壮大な「後園」

前園から後園へ向かう途中のアプローチには2つの茶室があり、茶庭を通る際には小川のせせらぎが聞こえます。茶室の「挺秀軒(ていしゅうけん)」は、明治時代には茶会に招かれたお客さまの待ち合い場所でもあったそう。古き時代の光景を想像してみるのもまた、なんだか心が豊かになる瞬間です。

細い通りを抜けると、今度は一気に視界が開けます。この絶景こそ後園の見どころ!

奥に見える山の稜線、小高く盛り上がった池の築山などの美しい曲線が層のように重なっています。東大寺南大門がこの角度から見えるのは依水園だけ。

広々とした空、若草山、春日山、三笠山の景色を庭に取り入れた贅沢な借景庭園。世の中は急速に変化していきますがこの眺めだけは何百年経っても変わることがなく、心が落ち着きます。

風のそよぐ音、揺れる木の葉が奏でる音、さまざまなハーモニーを奏でる優しい自然の音にしばし耳を傾けて。

前庭方面を見た景色。庭を作る石には、かつて東大寺大仏殿の東西にあった七重塔の西塔を支えていた大きな礎石なども使われています。

明治時代に実業家の関藤次郎により作られた後園は、茶の湯と詩歌の会を楽しむための場所でした。池は小舟でぐるりと回ることができたそうで、美しい景色を眺めながらここで和歌が詠まれていたといいます。

小川や小さな滝も。水の音もまた、癒やしの風景の一部。

あちこち歩いてみると、場所によって景色も水の音も変化するのがわかるはず。目に映る景色も感じるものも一つとして同じものはない、緻密に計算された庭園。自分が心地いいと感じる場所を探して、読書をする人もいるそうですよ。

春にはツツジも満開に!

かつて茶会も催された「氷心亭(ひょうしんてい)」でホッとひと息

昔の人がこの壮大な景色を眺めてお茶を楽しんでいたように、茶室「氷心亭」では抹茶をいただくことができます。

抹茶セット1,300円。「白玉屋榮壽」の名物・みむろ最中や口直しの奈良の大和茶付き。
極薄の口吹きガラス越しに見る、少し揺らぎのある景色を楽しんで。

ちなみに最初にご紹介したお食事処ですが、若草山、三笠山、春日山の三つの秀でた山が見えることから「三秀亭」と名付けられたそう。ところが明治時代に後園が誕生したことで山が見えなくなってしまいました。かつては前園からも山が見えていたことを残すために、氷心亭の欄間にはこんなモチーフがさりげなく施されています。

3つの山並みを思わせるデザイン。

ほかにも、明治時代に解体修理された際の新薬師寺の古材が用いられているなど、お庭だけではなく建物自体にも思わず見惚れてしまうほど。長居をしている間に、すっかり心は清々しく。

寧楽美術館にもぜひ足を運んで!

帰りに立ち寄りたいのが、園内に併設されている寧楽美術館。古代中国の青銅器や拓本、古印、古鏡をはじめ、高麗・朝鮮王朝時代の陶磁器、日本の茶道具や古瓦まで多岐にわたる2千数百点もの美術品や工芸品が展示されています。

寧楽美術館

開館時間・休館日は庭園に準ずる
※2025年4月5日(土)〜9月23日(火)まで、企画展「中国・朝鮮半島・日本の美を求めて―前期―」を開催

奈良の中心にありながらも、静寂と非日常に包まれる美しい依水園。日常から少し離れてゆったりと庭園を歩くだけで、心に積もった目に見えない汚れが水に浄化されていくような感覚を味わえます。この春はぜひ、心のデトックスに訪れてみませんか?

依水園

開園時間:9:30〜16:30(入園受付けは16:00まで)
休園日(庭園・美術館):火曜日(2025年4月29日・5月6日・9月23日は開園、翌日4月30日・5月7日は休園。庭園整備期間の9月24日〜30日も休園)
入園料(庭園・美術館):一般1,200円、高校生・大学生500円、小・中学生300円
https://isuien.or.jp/
公式X:@ISUIEN_Garden

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