クローゼットのハンガーは何本まで?プロが教える整理術&神アイテム
今年のうちに家の中をすっきり整えて、2025年を気持ちよく迎えたいですよね。そこで今回は、家の中でもっとも頼りになる収納「クローゼット」を上手に整理するアイデアをご紹介します。
ノウハウを伝授してくれるのは、整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリストの資格を保有する片付け・収納の専門家、鈴木久美子さん。人気ショップのおしゃれな収納アイテムを活用して実践してみましょう!
クローゼットは人生の大切なパートナーをしまう場所
クローゼット収納を改善させる大事なポイントを、鈴木さんは「物置と思わず、“世界でひとつの自分だけのセレクトショップのような場所”と考えることが大切」だと言います。「衣類は自分自身と二人三脚で人生を歩む大切なパートナー。そんな大切な衣類をしまっておく場所が、クローゼットなんです」(鈴木さん)
片付ける前に、クローゼットの基本構造を知っておきましょう。
1:棚(枕棚)
2:バー(クローゼットパイプ)
3:足元(引き出しケース)
この3つのスペースをうまく使い分けるのがポイントです。
1:棚にはバッグやイベント小物を
クローゼットの内部に設置されている棚には、バッグやシーズンオフや出番の少ない衣類・小物を収納します。とくにバッグはデザインも素材もさまざま。思うように収納ができない場合も多いですよね。型崩れが気になるバッグや使う頻度が高いバッグは、バッグ専用の収納アイテムを活用すると便利。布バッグや型崩れが気にならないアイテムは、まとめてボックスに収納しましょう。取っ手付きのケースがおすすめです。
100均アイテムならブックエンドで代用することも可能ですよ。
\鈴木さんが推す収納アイテムはこれ!/
バッグ収納スタンド(ニトリ)
SKUBB収納ボックス(IKEA)
2:ハンガーの適正量を守ってスッキリ
クローゼットの大部分を占めるのが、バーにかける衣類。服をぎっしりかけている人も多いのでは? ぎゅうぎゅう詰めのクローゼットは衣類の出し入れがやりにくくなるだけでなく、シワの原因に。さらに通気性も悪くなるため、臭いが発生するデメリットが。「ハンガーの本数の目安は、バーの長さを3で割った本数を目安にしてください」と鈴木さん。たとえば90cmのバーなら、30本のハンガーが適正数になります。
また、デッドスペースを上手に活用するのも手。「ハンガーをかけている衣類の奥にデッドスペースができることが多いので、その場所にフックを設置し、冠婚葬祭のフォーマルウェアといった使用頻度が低い衣類を収納するのもいいですね」
\鈴木さんが推す収納アイテムはこれ!/
壁面にしっかり固定ピンフック(ダイソー)
※使用する場合は住居のタイプや壁面の材質をご確認ください。
3:引き出しの中に仕切りを入れて収納!
足元のスペースは、引き出しケースを入れて畳める衣類を収納しましょう。でも、引き出しだけだとたとえ畳んで収納しても、靴下や下着といった小物はいつのまにかぐちゃぐちゃになっていること、ありませんか? そこで鈴木さんが教えてくれたのが、「仕切りケース」の活用です。
引き出しの中に仕切りを入れて、靴下やハンカチを畳んだあと、1つずつ“立てて”収納するのがコツ。
もうひとつのポイントは、仕切りケースの素材が不織布のものを選ぶこと。「不織布の仕切りケースだと、衣類が滑りにくく立てた状態がキープしやすいですよ。サイズバリエーションも豊富なので重宝します」
\鈴木さんが推す収納アイテムはこれ!/
整理収納仕切りケース(セリア)
「クローゼットを整えることは、よりよい人生の近道。ぜひ大好きがつまったクローゼットにしてくださいね」と鈴木さん。教えていただいた収納グッズを活用して、自分だけのセレクトショップのような魅力いっぱいのクローゼットを目指しましょう!
教えてくれた人
鈴木久美子
整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリストの資格を保有する整理収納のエキスパート。個人宅の収納改善を行う整理収納サポートをはじめ、オンラインアドバイスやセミナーなど、幅広く整理収納のアドバイスを行う。収納アイテムなどの監修も務める。
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